熊本熊的日常

日常生活についての雑記

プリンジャムで炭パンを

2009年06月09日 | Weblog
今日の朝食に、炭パンをトーストして、それにプリンジャムを塗ったものをいただいた。炭パンは焼く時に焦がして炭のようになった、というわけではない。生地に備長炭を練り込んだものが食パンのような形に焼き上げられている。見た目は炭のように真っ黒だが、味はただの食パンとさして変わるところはない。炭の効能で整腸作用があり、ミネラル分も豊富なのだそうだ。プリンジャムはプリンのような姿形でプリン風の味がするジャムである。どちらも特別おいしいわけではなく、普通においしい。

ジャムは滅多に使わない。ただ、以前このブログ(4月1日「我が心のプリン」)にも書いたようにプリンが大好きで、その「プリン」にひかれてプリン「ジャム」を買ってしまった。やはり、プリンはプリンとしていただくほうが個人的には好ましいと思うのだが、これはこれとして面白い商品だとも思う。

朝食はたいがいパンである。ドイツ系のパンをトーストせずにそのままいただいている。自分のなかでは、パンはドイツ系、フランス系、食パン系の3系統に分類されている。ドイツ系というのは生地が濃密で、比較的固い焼き上がりである。それを薄めにスライスして、本来ならばバターとか、チーズとか、レバーペーストのようなものを塗っていただく。しかし、私は納豆をのせて食べている。ドイツ系のパンと納豆の相性がよい、というわけではない。単にどちらも好きなので、一緒に食べているというだけのことである。

都内でもドイツ系は滅多にお目にかからないのだが、勤務先のビルの地下のスーパーに平塚のベーカリーから仕入れているものが常時何種類か並んでいるので、たいへん重宝している。東京ではおいしいフランス系のパンを入手するのは容易なことだ。食パンはさらに容易に手に入る。しかし、ドイツ系というのはなかなか見かけない。まだ20代の頃、4ヶ月間ほどドイツのアウグスブルクという町で下宿暮らしをしたことがある。ドイツ語の学校に通いながら、一人暮らしの老婦人宅で用心棒のようなことをしていた。ドイツ系のパンはその時におぼえたのである。当時の観察によれば、ドイツパンというものは、例えば月曜に買ったものをその週のうちに食べ切る、というように時間をかけて消費するのではないかと思った。だから表面が堅牢に焼き上がっていて、日持ちがする、と理解した。対するフランス系は、朝にパンを買い、その日のうちに食べ切る、という消費の仕方をするのではないかと思った。だから表面の固い部分は薄くパリパリに仕上げられている、という理解だ。私の勝手な思い込みなので、本当のところをご存知の方がおられるようなら、是非、ご教示頂きたい。

参考までに、炭パンは東村山の駅前のベーカリーで、ジャムパンは勤務先のあるビルの地下のスーパーで購入した。