熊本熊的日常

日常生活についての雑記

ゆる体操

2009年09月06日 | Weblog
ゆる体操というものを体験してきた。「WEDGE」という雑誌の9月号にこの体操を考案した高岡英夫氏の記事があり、興味を覚えて受講してみたのである。参加者の平均年齢は思いの外低そうで、私などはどちらかというと平均を引き上げるほうの部類に属しているように感じられた。しかし、運動自体は初心者向けの説明会ということもある所為か、単純で無理が無く、それでいて終わった後に清々しさが残るというものだった。

30代の頃から自分の身体に興味があり、マッサージを受けてみたり、ヨガを始めてみたりしている。マッサージはともかく、ヨガはこれから加齢が進んでも続けることができるものなのか不安を感じ始めていた。勿論、自分の身体と相談しながら無理の無い範囲で続ければよいのだろうが、苦痛を感じるようになったら、それは身体のためにはならないということだろう。浮世の憂いから解放されるための運動なのに、それを続けることがストレスになってしまっては何のためにやっているのかわからない。やはり、そろそろ次の手を考え始める時期なのではないかと漠然と感じていたところに、偶然、雑誌の記事と出会ったのである。

ゆる体操の初心者向け説明会は2時間半にわたって、ひとつひとつの運動の意義を説明してもらいながら体験するというものだった。説明の内容は十分納得できるもので、なによりも身体に無理の無い運動であることが良いと思えた。これからはヨガを減らして、その分をゆる体操に置き換えようと考えている。

説明会の後、Fire Houseでアボカドバーガーを食べてから家路に就いた。ファーストフードとか回転寿司は、どういうわけか、食べた後に情けない気分になるのだが、この店のハンバーガーはそのようなことが無い。バンズもパテもとてもおいしいと思うし、店の雰囲気も開放的で好ましい。古道具屋から集めてきたようなインテリアも眺めていて愉快だ。生憎、自分の普段の生活動線からは外れているので、近くに来る用がないと食べる機会に恵まれないのだが、本郷三丁目に来ると、こうして立ち寄るのである。

尤も、おいしいと感じるのは、たまに頂く所為なのかもしれない。以前、子供を連れてこの店を訪れたことがある。
「どう? マックなんかと比べものにならないだろう?」
と尋ねると、子供が応えた。
「うん、おいしい。でも、マックのハンバーガーもあれはあれでおいしいと思うよ。」