熊本レポート

文字の裏に事件あり

解散前に熊本選出代議士に贈る言葉

2021-10-08 | ブログ
 「ご苦労様でした」とは、お一人にしか捧げられない4年間と思うが、その理由、根拠は自ずから理解の出来る話と考えても、トンとご本人さまには判らないようなので、忖度や配慮の多き中、敢えて贈る、いや送る言葉と31日の想定。
 多分、相手が敵にもならない野党候補とあっては、後述の中の二人も再選の前祝杯を予想するが、自民党が本気になって候補公募するか、保守党が結党するとか、またまた中選挙区制に戻りでもすると大方、浪人の身と想定するのが、この二人。
 2区の野田毅さんは自民党要人、51年の代議士歴、その笑顔で80歳を越えても期待する支持者の存在は貴重だが、野田さんの政治歴、政策にはからっきし疎いと思われる、その貴重な同支持者。



 指紋押捺印全廃の当事者として、地域社会の安全、安全保障上から、その政治的行為を嘆く者は多いし、また北朝鮮への経済制裁反対には、拉致被害者家族会からも批判の声が挙がったし、また靖国に代わる新追悼施設の建設計画には、「英霊への冒涜」だと遺族会から反発は起きるし、それに「女性天皇容認」、「夫婦別姓、戸籍制度廃止」となると、その貴重な支持の有権者に批判の目が向けられるのは当然。
 まァ今回は厳しい選挙と想定されるが、仮に不可解な貴重なる支持者で幸を得たとしても僅差。だが、それが崩れる可能性は極めて高い。
 3区の坂本哲志さんは、記憶にも残らない風だとの評にあったが、二階前幹事長の指示で、前々回の総裁選で早々と森山裕議員と石原派分断を図り、その功績で後なしの大臣(特命担当)ポストを得た。



 しかし予算委員会での読書が、別腹問題とともに報じられ、秋風の様に終わり、加えて前回の総裁選でも早々と有権者を嘲笑うかのような人気と知名度に走った。
 その国民の目指すべき国家、社会観とは異なる候補を総裁選で担いだ後の今回、自民党支持の保守層からターゲットとされ、保守派から対抗馬を立てられると、危険な当選と予想される。
 しかし今回も可能性の厳しい立憲民主党候補が相手では、価値ある棄権票がそれに加わっても辛勝と想定。
 4区の金子恭之総相は、日頃のどぶ板運動が実っての悲願の大臣と評される以外、目立った内容は今はなしといえる見解だが、今回も大臣を看板に辛勝するのは明らか。



 こうして考えると、政治の活性化が必要な熊本県で、競争原理を生む中選挙区制に戻すか、平穏無事は政治にロスを生むと気づく自民党県連が待たれる熊本県…。
 

天草広域連合の新ごみ処理施設への初めてのお使い 第1回 チェック機能の全く働かない市議会

2021-10-08 | ブログ
 考慮の足らない企画、設定側も責められるが、850万円も投下した「歴史サインプレート」を設置した後、それに150万円も乗せて撤去させる熊本市議会に対し、「執行部と共に20万円づつの負担で無駄の自己責任」を問うても、誰一人として200円も出さぬ政治を嘆くと、熊本県には、それを上回る政治責任の全くない市議会があった。
 それは「8月に結論報告する」と、漁協の不祥事で地元紙が大見栄を切っても、第三者委員会は談合でムヤムヤにして終えた天草、その天草市議会である。



 天草市は昨年、補助金約1億円余りを含む6億3500万円を投下して、高速通信網事業整備(市民がインターネットサービスを広く利用するための光ファイバーケーブル整備)を実施したが、これが実は天草ケーブルネットワーク㈱との随意契約。即ち、単独入札にするために非公開で行った「公共工事における競争入札法違反」での随契。しかもだ、当時の天草ケーブルネットワークの代表は、現天草市長の馬場昭治氏で、保守派の故中村市長と立憲民主党の元秘書であった馬場氏との異色の密談による随契と、いま振り返れば推定される。



 勿論、入札は違法であれ、6億円余りの発注となれば当然、議会の承認を要する訳だが、違法に気付かぬ政治家資質0の議員はともかく、気付いていた少数派の議員は、「前市長の提案で与党議員として賛成(同意、承諾)せざるを得なかった」と弁解すると、天草市民の代表としての立場、それによるチェック機能、自己責任は明らかに問われる。
 仮に、この違法的な発注が露見していたら天草市長選挙も結果は大きく変わっていたとも想定されるが、そもそも戦術、戦略家は資質の上に存在する訳で元来、それは無理な天草。
 まァ先述した漁協不祥事の第三者委員会が示す通り、真実も正義も外海に吹き飛ばされる天草だが、令和9年に操業予定で、来年9月に発注先が決定する先の長い天草広域連合(代表・馬場天草市長)の新ごみ処理施設の整備、運営事業について、その現状と予測を特集とする。
 発注は来年9月と先の長い話しだけに、その天草市にあっても賢い人、その限られた人へ託す想いでの特集。
 同整備事業計画は、溶融炉型を外して、シャフト型とストーカ型(詳細は後述)で公募していて、発注元から漏れ出て来る話では一般的なストーカ型を導入というが、馬場代表(市長)の狙いはズバリ「シャフト型」と見ている。



 勿論、入札というハードルの存在があるが、馬場市長の思惑、希望は「シャフト型」。こうして述べるまでもなく、同じ見解にある「ストーカ型メーカー」の半分は、「1千万円以上も要する提案書作成が無駄」と入札から撤退すると思われるが、それを踏み止まって貰う意図でもある特集。
 公募型入札の99%が官製談合との見解に同意する者として、そこへの挑戦である…(次号へつづく)