熊本レポート

文字の裏に事件あり

新JA熊本会館は大成建設か ?噂の要らぬ検証 第一回

2014-02-14 | ブログ

  八代農家の青年が、計算機を片手に「フロアー6階分と共有床の二分の一を加えて家賃が月に2400万円。これが30年で86億4000万円で、40年だと115億2千万円。50億円の建設費にリース代を加えて支払う農協には大変な負担」と、計算しながら呟いた。
  JA 熊本中央会(園田俊宏会長)が計画している新JA 熊本会館の中身だが、同会館建設は三井リースが現在地を借地という前提で代替わりで建設するという計画。簡単に述べるとJA 熊本中央会はそこに期限付きながら入居する店子である。
  もちろんJA 熊本中央会には地代収入もあって、同じく入居する農林中央金庫熊本支店もリース料を支払うわけで、それに期限付きの契約だから彼の試算は正確とはいえない。Kimg0040111
 だが建設資金に苦慮しての三井リースとの契約であって、同社が営利会社である以上、「建設費のペイで完済」というわけでもなく、それ相当の負担が強いられるのは確か。
  あしきた、菊池、阿蘇農協長辺りからは「生産価格の低迷、TPP問題等から現在地を処分し、熊本市東部の田園地に移して資金相応の新会館でどうか、、」といった意見も出たが、「JA 熊本経済連と一体で、入居する農林中金の営業的な事情もある」(同会長)で平成22年12月、上記の結論となった。
  もちろん、「会長と比べたら彼らの能力はCランク」(同会長側近談)と評される単農協長らの前に「坪1万2千円のリース料を1万円でと三井リースに求める」とか、「自己で資金調達した場合は38年で約62億9299万円で、三井リースの場合と比べたら2919万円程割高になる」と、現在地での建設ありきで机の前に複雑怪奇な数字を並べて説明されては沈黙も納得である。
  その決定から三年を経て、委託された三菱地所設計での詳細設計も完了が近づき、同会長の再選に合わせていたかのように着工の動きが見えてきた。
  JA 熊本中央会は「施主は三井リースで入札、発注は東京」と第三者の姿勢を見せ、三井リース(三井リース建物)も「入札方法は検討中」と施主らしき見解を示すのだが、 そんな中で同プランナーの側から「林一郎さんとは、、?」と、疑問符の付けられた名前が飛び出た、、。
  もちろん突発に出されて、振り向いて応えられる名前でもない。
  逆に「何者、、?」か、である…。(つづく)