「中国の炭鉱は人命軽視」ネット上で批判続出(読売新聞) - goo ニュース
驚くべきことに、中国では、昨年一年の間に、事故による炭坑労働者の死亡者の数が、2631人にも達しているというのです。これがもし日本国ならば、至急に対処すべき大問題に発展したはずです。
2631人という数は、炭坑に限った数字のようですが、他の鉱物を採掘する鉱山事故を含めますと、おそらく、この数字を遥かに上回る死傷者を数えているはずです。また、政府当局の発表のことですから、数字を低めに鯖読んでいるのかもしれません。中国の国内ネットでは、チリの落盤事故での救出報道に寄せて、自国の人命軽視を非難する書き込みも続出しているそうですので、安全対策や被害者救出体制が整っていないことは、事実なのでしょう。こうした人命軽視の鉱山経営の結果、廉価な資源採掘が可能となり、レアアース独占に象徴されるように、中国が、国家を挙げて資源戦略を遂行しているとしますと、元安政策のみならず、中国の労働政策もまた、国際社会が是正を求めるべき問題として浮上します。
中国は、プロレタリアート独裁を標榜した共産主義の国でありながら、労働者の人命が自由主義国よりも軽視されているとは、まことに皮肉なことです。国民の人命を犠牲にした経済成長は、やがて、内外からの批判を受けて、挫折することになるのではないでしょうか。
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中国は、プロレタリアート独裁を標榜した共産主義の国でありながら、労働者の人命が自由主義国よりも軽視されているとは、まことに皮肉なことです。国民の人命を犠牲にした経済成長は、やがて、内外からの批判を受けて、挫折することになるのではないでしょうか。
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