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万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

日本海呼称問題―”朝鮮海峡”との矛盾

2011年06月01日 15時30分55秒 | 国際政治
北方領土、韓国議員が初訪問 竹島問題、日本に圧力(産経新聞) - goo ニュース
 先日、韓国の国会議員が北方領土を訪問した狙いには、竹島問題のみならず、日本海の呼称問題でもロシアと共闘することがあったとも指摘されています。ところで、日本海の呼称を”東海”に変更するよう、執拗に要求している韓国は、対馬海峡の西水道については、”朝鮮海峡(高麗海峡?)”と呼ぶ国があることを、どのように考えているのでしょうか(国際通用名としては対馬海峡と朝鮮海峡の両名併記らしい・・・)。

 韓国が日本海の呼称に反対する主たる理由は、海域の呼称に特定の国の名が付いていることは、国際的に相応しくないからなそうです。しかしながら、もし、国名を問題とするならば、韓国政府は、国際社会に対して、日本海と同時に”朝鮮海峡”の名称の変更を申し出なくては、一貫性のある態度とは言えません。ましてや、日本海という呼称が、我が国が植民地政策として押し付けた結果であるとしますと、”朝鮮海峡”という名称が、現在使用されていることの説明もつかないのです。

 韓国は、対馬海峡(朝鮮海峡)でさえ、日本海に含まれることが不満なそうです。自国の認識と一致しない記述や報道に対しては、政府の支援を受けているVANKという団体が、国際的なサイバー攻撃を仕掛けており、その粘着質で暴力的な抗議活動は常軌を逸しています。韓国は、国際ルールとマナーを守り、国際社会では、常に無理が通るとは限らないことを悟るべきではないかと思うのです。

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コメント (6)
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