万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

民主党的”適材適所”か?

2011年09月12日 14時46分47秒 | その他
後任経産相に枝野氏…原発事故対応で即戦力(読売新聞) - goo ニュース
 失言による鉢呂前経産相の辞任を受けて、枝野氏が新たに就任することが決定されたようです。野田政権の組閣を見ますと、民主党の”適材適所”の基準は、一般の国民のそれとは逆なのではないかと思えてくるのです。

 枝野氏については、経済に明るいというよりは、逆に、反産業の立場にいる政治家という印象があります。革マル派との繋がりがあることは、週刊誌にも暴露されておりましたので、経産相のポストにありながら、産業を敵視してかかるかもしれません。また、山崎国家公安委員長も、マルチ商法や民団との関連が指摘されており、治安の維持や国家公安を任すことができるほど、信頼に値する人物ではありません。枝野氏同様に、どの角度から見ましても、”適材適所”とは思えないのです。この両人だけではなく、国民の多くが、閣僚の顔ぶれに疑問を抱いたはずです。”適材適所”からはほど遠いと。

 しかしながら、もし、民主党が、政治・経済の両面における日本国の弱体化を隠れた目的に設定していたとしましたら、どうでしょうか。これ以上の”適材適所”はないはずです。今回の閣僚人事は、”適材適所”とは真逆であった故に、民主党の存在そのものが疑われることになったのではないかと思うのです。

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