万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

反韓デモ批判-自称韓国人グローバル・エリートは偏狭なナショナリスト

2013年04月05日 16時10分15秒 | アジア
戦前並みの“排外主義者”にモノ申す これで東京オリンピックが来るわけない(東洋経済オンライン) - goo ニュース
 東京の新大久保や大阪の鶴橋で発生した反韓デモについて、自称グローバル・エリートの韓国人が、”排外主義”と断じた上で、日本国は、国際社会において恥を晒している糾弾しています。この人物、こうした批判で、日本人の反韓感情を宥めることができると考えているとしますと、あまりに無理解であると思うのです。

 そもそも、反韓デモは、外国人一般に対する”排外主義”ですらありません。反韓デモは、あくまでも、韓国と北朝鮮、並びに、朝鮮半島出身者の人々が、日本国と日本人に対して行ってきた犯罪や加害行為に対する抗議の表明であり、捏造に基づく優遇政策の廃止要求運動なのです。氏は、反韓デモを、戦前並みの”排外主義”と譬えていますが、戦前でも、日本国は、西欧の文物を良く学び、日英同盟をはじめ、ドイツやイタリアとも同盟を結んでいます。しかも、氏は、ドイツと日本国を比較し、過去を教えたドイツを賞賛する一方で、日本国に対しては、過去をタブー視したとして貶しています。しかしながら、韓国が主張する”歴史”をタブー視せずに直視すれば、韓国側の嘘がばれるだけです。日本人の多くは、韓国側の歴史捏造と主観的な歴史認識の押し付けに、反発しているのです。事実に基づいて行動したドイツと、事実そのものが存在しない日本国とを同列に論じること自体がナンセンスなのです。因みに、歴史的な事実とされた戦争犯罪については、日本国は、謝罪と賠償を既に行っております(韓国は、”慰安婦”といった被害を捏造して謝罪と賠償を要求している…)。また、自国の棚上げに関しては驚くばかりであり、韓国の反日デモでは”日本人を殺せ”は常套文句であり、ヘイトスピーチの最たるものが、規制されるどころか奨励されています。

 フランス在住で、ドイツ人エンジニアを友人とする自称グローバル・エリートの韓国人は、歴史の事実を探ろうとする誠実な知性もなく、また、自国の過去の加害行動を振り返ることもなく、母国韓国への批判をかわすために、日本叩きの巧妙なすり替えを試みているとしか思えません(韓国批判を一般的な排外主義に…)。グローバル・エリートの看板は、他者を騙すための偽りの姿であり、こうした人物こそ、偏狭なナショナリストというものではないでしょうか。

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コメント (4)
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