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★ 1月7日 土曜 朝は曇っていた。京都は一時雪、でも昼からは晴れた!
(実家で朝を迎えます)8:30くらいにやっと起きた。父も朝寝坊を意識的にしたらしく、下に降りたら、父はストーブを付けたばかりだった。早速「靴下をはきなさい」と言われ、すぐに言われた通りにして、しばらくぼんやりしていた。母はまだ起きてこなかった。
しばらくして母が降りてきて、「もち食べるか?」と言うので、「食べる」と答えると、天理のもち開き儀式に昨日参加したそうで、そのお土産のもちがあって、それでぜんざいを作るらしい。父と一緒にできあがりを待っていると、お湯で柔らかくしたもちが5~6切れ入っていて、それに小豆の汁をかけて食べるものだった。ゴハンも食べるつもりが、おもちで腹一杯になり、インスタントコーヒーを飲んで、出発の準備もして、10時すぎに実家を出る。
JR難波でバスを降りて、地下鉄で淀屋橋に出る。久しぶりの京阪電車。390円のキップを買い、黄檗(おうばく)を目指す。ホームには特急が停車していて、これには乗ってはダメだと思った。というのも、昔の京阪特急は京橋を出ると七条まで止まらなかったのだ。ところが、アナウンスでは枚方・くずはに止まるという。
「じゃあ、くずはまで行くか」と思い、二階建て車両にはお客がいっぱいで乗れず、テレビカー車両に乗る。すると車内放送で中書島にも止まるというので、「それでは全部特急で行こう!」と決める。
本でも読んでいこうと、『きょうのできごと』(柴崎友香)という小説を読むことにした。大阪弁で書いてあって、しかも安治川を越える云々と書いてあり、しかも主人公は環状線沿線の高校を出た同級生の男女で、何やら親しみも湧いてしっかり読書することになる。
出町柳行きの特急は11時ちょうどの発車。11:40ころに中書島に到着。ここで乗り換えて6つめくらいが黄檗。ただの町中で、万福寺が見えない。とにかく山の方を目指そうと歩いていくと、JRのレールも走っていて、少しびっくり。10分も歩かないで万福寺に到着。雪もちらついていい雰囲気。寒さも気にならない。そして静かな境内を散策。どこにいてもお客が少なくて、悠々と見物ができた。
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写真を撮ると、メモリがありません、電池が切れてきました、とダメなことばかりで手間取るが、見学は楽しく、しっかりお参りした。ゴマ豆腐も買った。寺の門を出て、さて電車にまた乗るかと思うが、門前の道が車もあまり通らず、静かそうだったので、「それじゃあ一つ宇治まで歩いてみるか」という変な気持ちになって、歩き出す。
お腹もすいたのになかなか着かなくて、途中で静かだった道は大きな府道に出てしまい、仕方なしにトボトボ自動車道を歩き、源氏物語ミュージアムというのを見つける。休憩がてら入ってみる。
あまり見るものがなくて、せっかく500円を出したのだから20分の映画とやらを見ようと、13:30からの『浮舟』(篠田正浩監督)を見る。役者は岩下志摩さんが声で出ていたが、演ずるのはホリ・ヒロシという人のお人形で、それなりのまとまりになっていたが、20分という枠があり、お話紹介で終わっていた。それでここを出て平等院を目指し、ふたたび歩く。
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14:30ころ平等院参道にたどり着く。そこで、うどん屋さんに入り、1050円の茶そば定食を食う。小さなサイズの茶そばと鯛・マグロ・イカの寿司とカッパ巻きキュウリ巻きがついたもので、少し足りなかったが、汁まで飲んで平等院に向かう。
平等院は拝観料600円で、しかも鳳凰堂は別料金ということだった。それじゃあ、鳳凰堂はいいや、とにかく中に入れてくれと、鳳凰堂の前に立つ。またメモリがありません。電池が切れそうです。というメッセージに脅され、もうどうでもいいや、とにかく鳳凰堂が見たかったんだ。と、しみじみ鳳凰堂を見る。そしてくるっと回ったところに鳳翔館という宝物館があって、そこに入る。20年で大部様変わりをしている。ここで、天上の音楽とかいわれる、国宝の楽師像を眺め、感心し、しおりセット250円を2つ買い、これまた満足して平等院を出た。
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さて、JR宇治まで歩いて、木津に出て、関西線で松阪を目指そうと歩き始める。すると宇治橋商店街というのが続いていて、パンを買い、大きな通りに出て、ふと
「そういゃ、近鉄大久保という駅から近鉄に乗れば早いんじゃないか」
と気づく。しばらく歩くとバス亭があって、15:35発のバスまですぐだった。
「それでは、バスに乗って近鉄大久保に行こう」
と決めて、JRの線路がすぐ目の前にあって、それらがスピードを緩めて、いかにも近くに駅がありそうな感じがあるのだが、それらを無視してバスを待ち、すぐに京阪バスが来たので乗り込む。ここから宇治の町中を、どちらかというと狭い道をよっちらおっちら走って、「ああ160円では行けない、500円両替しなきゃ」と、料金表をハラハラ見ていたら、どうにか160円内で収まって到着する。
1640円の切符を買い、ホームに上がると、ちょうどのタイミングで16時発橿原神宮行きの急行がやってくる。そこで乗り込んで、すぐに座れて本を読んだり、少しうたた寝をしながら、八木に到着。乗り換えると、ちょうどのタイミングで16:52発の宇治山田行きの急行がやってくる。桜井までは立っていたが、すぐに座れてまた本を読み出し、結局一度も眠らずに松阪に到着。18:15くらいだったか。
トイレに行き、すっきりしたから缶コーヒーを買おう。温かいやつ! とダイドー、ジョージア、ポッカと自販機が三つ並んだ中で、ポッカのコーヒーを選び、車のところまで歩いた。そして、車に乗り込み、「怪獣のバラード」を聞き、18:40くらいに帰宅する。
夕ご飯は塩コショウ焼き肉とブロッコリと、みそ汁と胡麻豆腐とワインで腹一杯になる。あまり見てきたことは話さず、テレビのニュース(日本海側の大雪がすごいらしい)でお話をして、21時には上がって、テレビも見ず、本を読み切り、23:47pmになった。もう寝ころんでまた本でも読もう。
とにかく、もうすぐ寝て、明日は何をする? それも決まってなくて、とりあえず灯油を買いに行くか……。それくらいか。
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★ 京阪のテレビカー、あこがれの的だったのに、もう現役を引退して、どこかに行ってしまったかなあ。
★ アップして三年以上経過した文ですが、文そのものは2006年、13年前の日記でした。どうしてそんなのを持ってきたのか、おそらくネタがなかったから、とりあえず載せてみたのかもしれません。
タイトルの「なんか悲しい」は、もちろん、父のことです。そうしてそばにいたのに、たいしたこともできずに、素通りというのか、ただそこにいる人という感じで、あまり心配もせず、お話もせず、少しだけ一緒にビール飲んで、していただけでした。
どうしてもっといろんな話をしなかったのか。まあ、それが親子というものなのか。父も、私も、子どもとあれこれ話をしていません。いつも母を介してしか父の気持ちを知ることができなくて、もどかしいところもありました。
だったら、自分で話をしたらよかったのに! それができていないもどかしさなのかな。(2019.10.16 朝)
木蓮・・ではないですよね?…少しこぶりだし・・・。
こぶしは花が開いて咲いてるみたいだし、チョコンとまとまって咲いてるから、モクレンですね。サクラより早かったような気がします。春が恋しくなってきました。