夢*想*花

人生○○年!!今までは家族のために頑張った。
これからは、自分のために楽しい、好き、糧になるを目標に過ごしたい。

* 沈まぬ太陽 *

2009-11-18 20:50:44 | 友人
山崎豊子さん原作の「沈まぬ太陽」を見てきました。1960年~1980年高度成長期から昭和の終わりまでの30年間を描く大河小説。原作は1巻400ページが全5巻。描くのが難しいと言われた作品だそうです。3時間22分の超大作です。

見る方も腰を据えて見なければ!!との決心で行きました。途中10分間の休憩が有りますが、長さを感じさせない素晴らしい映画でした。日航のジャンボ機墜落事故で始まり、お亡くなりになった方たちや、ご遺族の無念さや苦悩を思うと涙が止まりませんでした。(休憩の時に流れる音楽は、事故で亡くなった方のお嬢さんが、バイオリニストとなり演奏されていると、先日の「徹子の部屋」に出演された渡辺謙さんが話していました。)

原因となった隔壁の破損。利益を追求するあまり、おろそかになった整備や労働組合との軋轢、会社上層部や国会議員・官僚のいやらしさ汚らしさ。国営会社のような特殊な事情も有りましょうが、一流会社はこんなことをしなければ、生き残れなかったのかと。

今現在大赤字で潰れそうな、日本航空の諸問題はこの永年の積み重ねが起こした結果だと、納得できるような微妙な時期の映画です。出演の俳優さんも豪華で、主役の渡辺謙さんは勿論、彼と相反して自分の栄達に必死な、行天役の三浦友和さんの卑怯な憎らしい悪役ぶりには、このような一面も有ったのか、と驚かされました。名演技です。

外見スマートな印象のJALの、裏側を覗いたような内容で、当時の首相や大臣など、それらしき人物を当てはめてみました。ドロドロした人間の醜さを見せつけられるような映画でしたが、最後に主人公が出世を振り切って選んだ、任地のアフリカの雄大な景色や、ゆったりと時を刻んでいるような動物たちに癒されます。エンディングの夕日のきれいさには、救われた気持ちになりました。

普通、映画の終わりの余韻を楽しむことなく、そそくさと席を立つ人が多くて、気が削がれ忌々しく思っていました。今日はあまりの夕日の美しさに、立ち上がる人も無く皆さん最後まで見入っていました。もう一度見ても良いなと思う素晴らしい映画でした。原作も読みたいと思っています。
コメント
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