リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

仕事を減らしたら空の巣症候群?

2013年08月11日 | 日々の風の吹くまま
朝方、ふと目が覚めたら猛烈な雨。天気予報では雨が降るなんて言っていなかったは
ずなのに、どこかで雷まで鳴っています。遠めながら、目が覚めるくらいの音でゴロゴロ。
雨と雷の音を聞きながらうとうとしているうちに、また眠ってしまって、起きたのは正午
過ぎ。ポーチの温度計は16度・・・。

朝食後は「仕事」モード。きのう少し残ったのを仕上げて納品すれば、また「遊び」モード
に戻れます。この切り替え、何となくだんだんうまくやれるようになりそうな気がして来ま
した。でも、仕事は量を減らして続けているものの、今ひとつ何かしっくりしない気分な
のです。暇で退屈というわけではなくて、「遊び」モードになってもその波にうまく乗れな
いという感じでしょうか。

子供を生んで育てることができなかったワタシにとって、天職と言われて来た翻訳のビ
ジネスは23年半も手塩にかけて育てた「我が子」のようなもの。定年退職した後の手
持ち無沙汰と言うよりは、子供が巣立って放心しているような、そんな無気力感に近い
ものがあります。やりたいことはたくさんあるはずなのに、何となく何も手につかなくて
無駄に時間を過ごしてしまうのも、あんがい「空の巣症候群」みたいなものかもしれま
せん。まあ、焦らずとも、元々はどっちかと言うとぐうたらなワタシのことなので、そのう
ちにいつの間にかin the groove(ルンルン気分)になっているでしょう。

今週は、日本ではお盆休みの真っ最中だと思うし、考えるのもイヤになりそうな猛暑な
ので、仕事前線の方も日本に停滞してくれると、「遊び」モード全開になれそう。ここは、
keep the fingers crossed(人差し指の上に中指を交差させる「願い事が叶うように」と
いう仕草)で行きましょうか。

☆古希のお祝いは鯛尽くし

2013年08月11日 | 日々の風の吹くまま
8月10日。 土曜日。ほんの少し涼しくなった気分。もっとも、暑かったと言っても温度計はせいぜい25、6度で、体感温度は確かに高めだけど、日本の猛暑に比べたら涼しい、涼しい。(でも、やっぱり暑い・・・。)

改めて今日カレシの古希のお祝い。カレシの希望で極楽とんぼ亭の思いつきディナーということになって、フリーザーから鯛を出して来て、鯛尽くし・・・。

今日のメニュー:
 アミューズブーシュ(鯛とサケの寿司ボール)
 鯛とサケのポケ風(ゼリー添え)
 鯛と白魚の潮汁風
 鯛のブルスケッタ焼き、彩り豊かな温野菜添え
  (サラダ)
 マンゴーとパッションフルーツのムースケーキ

鯛は小ぶりの1匹。はらわただけは取ってもらったけど、うろこはついたままで買って来て冷凍してあったから、まずはスケーラーでごしごしとうろこ取り。それから3枚開きにして、頭と骨は水をいっぱい張った鍋でとろとろと出汁作り。

[写真] 鍋で半合ほど炊いたご飯で寿司飯を作って冷まし、ラップの上に広げたサケと鯛の上において、ぎゅっと絞って寿司ボールのアミューズブーシュ。カレシ菜園のシソの葉とプチトマト、そして早くも旬を過ぎかけているブルーベリーで彩り。

[写真] メインの切り身を取り分けた残りの鯛とサケの残りでポケ風の一品。ほんの少し残った寒天パウダーを煮溶かしたものにクラマトジュースでほんのり味つけ。ミニ冷蔵庫に付いて来た小さいキューブの製氷皿に入れて、コリアンダーの葉、カレシ菜園のプチトマトとビーツを使って、ちょっと夏らしい寒天寄せ。鯛のポケはゆず胡椒で、サケのポケはギリシャのタラモサラタ(これは鯉の卵)でそれぞれ味つけ。

[写真] ここでとろとろと煮出しておいた鯛のあらのスープで温製料理に切り替え。醤油だけであっさりと味付けをして、具はねぎと白魚。しろうとが作っても何とも言えないお上品な味わいのスープになるのは、鯛は骨まで鯛だからか。

[写真] メインは趣向を変えてイタリアン風にブルスケッタのソースを載せて、オリーブ油でフライパン焼き。付け合せにはサンファイア、ビー玉ポテト、レインボーにんじんを蒸して、にぎやかな地中海の夏の色合い(?)。ビー玉ポテトのうち、黒い(紫?)のポテトは中まで真っ黒。おもしろいマッシュポテトができるかな。レインボーにんじんは黄色と紫を使い、サンファイアで緑を沿え、今日の収穫のプチトマトの最後の2個を2つに切って彩り。これで、2人で鯛1匹丸々食べた勘定・・・。

[写真] サラダの後は、フレンチプレスで濃いコーヒーを入れて、マンゴーとパッションフルーツのムースケーキ。香港系のケーキは甘すぎないし、口当たりがさっぱりしていておいしい。(でも、「サンジェルマン」は日本の店じゃなかったのかなあ・・・。)

カレシも無事に古希の節目を通過。今夜の寝酒は1948年物のアルマニャックにしようね。1943年物をプレゼントしようと思っていたけど、とうとう手に入らなかった。産地のフランスが前の年からナチドイツに占領されていたりして、1943年のヨーロッパはお酒造りどころじゃなかったんだろうな、きっと。

でも、年を取るのって悪くないよね。