リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

お金は使ってなんぼのなんぼっていくら?

2014年01月17日 | 日々の風の吹くまま
夜の間、霧がすごかった。街灯がにじんで、満月が超おぼろで、ちょっと幻想的ではあった
けど、何しろ相対湿度が100%だから、どこもかしこもじっとり。仕事の方はひとつ仕上がる
ごとに編集者に送って、すぐに次にかかって、というリズムが定着して来た。調子に乗って
つい別のところのちっちゃな仕事まで引き受けちゃったけど、ワタシってほんとに極楽とんぼ。
ふと「引退もへったくれもあるもんか、このまま現役復帰しちゃえ~」という(誰のか知らない
けど)甘いささやき声につい誘惑されそうになるから、よけいに始末が悪い。

でも、現役に戻って仕事をしたら税金対策がタイヘンなことになるから、やめておこう。老後
になってゼーキンで頭を痛めるかもしれないなんて考えても見なかったけど、老後の備えの
胸算用が少々狂って慌てるのはキリギリスだけじゃないということか。きのう、おとといの仕
事はお金がテーマで、「お金は誰もが欲しがるものだけど、お金そのものは役に立たない」
というくだりに、ははあ、「お金は使ってなんぼ」というやつだな、とナットク。でも、使えばい
いってものでもなさそうで、自分がうれしくなることに使えばお金の価値は最高。他人が喜
ぶことに使って、自分も一緒にうれしければ最高に付加価値がつく。うれしくないことに使う
のはいやだけど、税金というやつだけはこっちの気持など知ったこっちゃないし、喜ばれる
ことに使われるかもしれないから、価値がないとは言えないな。

要するに、お金の価値は、どれだけ持っているかという数字じゃなくて、そのお金と交換でき
るものがその人にとってどれほどの値打ちがあるかによって決まるということかな。お金の
価値は潜在的なものであるなら、問題はその価値をどうやって最大限に引き出すか。かの
スクルージ氏のようにお金を使わないことが最大の喜びという御仁もいたけど、そうやって
貯め込んでもあの世へは持って行けないし、価値を計れない人の手に渡るってのもしゃくに
障るから、やっぱり生きているうちに(ここが鍵だけど)「上手に」使ってなんぼ、か。

さて、次のテーマは食の話。お金とは違って、食べものはなければないでいいってもんじゃ
ないから、はて、何を基準にして価値を計るんだろう。味?食感?質?量?食べる場所?
それとも、お値段(お金)とか・・・?。