リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

いつでもあるのが人生の転機

2016年10月29日 | 日々の風の吹くまま
10月29日(土曜日)。きのうは晴れたのに、今日はまた雨で、それも相当な降りっぷり。気
温も10度がやっとで、朝からしっかりヒーターが入っている。月曜日はハロウィンだし、一夜
明ければ11月。寒くてあたりまえなんだけど、東京が暑かったせいか急に寒くなったような
気がして、よけいに寒いと感じるのかな。

きのうと今日はあっという間に1日が過ぎた。というのも、Arts ClubのDevelopment部長
のキャシーから「あなたの脚本、いつ見せてもらえる?」という電話が来て、ええぇっ?とあ
わてたのが始まり。劇団の中では、ワタシは「永遠の劇作家志望」ということになっていて、
ずっと前に同じ先生の劇作講座を2度も受講して2、3本書いたという話はしていたけど、ま
だ草稿の域を出ないものなので、誰にも見せたことはなかった。それが、これまで40年も劇
団を育てて来た芸術総監督がいずれ引退することを見据えて、劇団の未来を方向付ける
枠組みの中に地元の作品の掘り出しが織り込まれたもので、キャシーが「あなたのも見せ
て」と声をかけてくれたのだった。

「永遠」に劇作家志望ってのは、自分の能力の限界を知った上でのことなんだけど、東京で
翻訳家のY先生と会って話を聞かせてもらい、出発直前にバンクーバーで観た作品の日本
語訳を観て比較するという一生に一度あるかないかの機会があってから、自分自身の「老
後プロジェクト」の方向感覚が掴めたような気がして、俄然「創作と翻訳」という欲張りなやる
気が沸いて来たところ。でも、最近書き出したばかりのものはまだ読んでもらうほど形がで
きていないし・・・と思案して、劇作講座で書いて以来ときどき思い出したようにいじっていた
ものをキャシーに読んでもらおうと、本気を出して推敲に取り組んだ2日間・・・。

読み直し、書き直しをしているうちに、今まで漠然としていたテーマもはっきり見えて来て、
何だか急に目の前が明るくなって来た感じがする。ものになるかどうかはまったく別の話だ
けど、人生というものは、いつも前を見ていれば死ぬまでいつでもどこかに転機があるとい
うことなのかな、うん。

  
  雨上がりの空にうっすらと虹が・・・