リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

政治はアホ化し、民主主義も劣化しているらしい

2023年02月05日 | 日々の風の吹くまま
2月4日(土曜日)。☁🌧☁☂。きのうはかなりの強風だったようで、ルーフデッキの隅のヒバだか何だかの鉢3個が横倒しになっていて、どこからか飛んで来たビニール袋や枯れ葉が大きな鉢の間に引っかかっていた。あちこちで停電があったそうで、寒波の最中でなかったのが何より。我が家のように電気暖房だったらお手上げだし、薪を燃やす暖炉やストーブは排気規制が厳しくなってあまり使われなくなっているし、戸建ての場合はセントラルヒーティングだから、ガスを使っていても、電気を使う点火装置や家中に温風を供給するファンは動かないから、ここでもお手上げ。まあ、我が家の場合は商業地区の中心なので、電線は地下に埋設されているから、停電はほとんどなくて大助かり。

アメリカの上空をふらふら飛んでいた中国の気球が大西洋上に出たところを狙って、アメリカ軍が空対空ミサイルを撃墜。気球だから穴が開けばあっという間にしぼむけど、何しろバス3台分くらいの大きなものだし、中国から飛ばして来たものだから何を積んでいるかわからないし、ということで洋上に出るのを待っていたらしい。それに陸上だったら炎上して灰になるかもしれないけど、海だったら衝撃も少ないだろうから、「動かぬ証拠」が見つかるかもしれないしね。中国はアメリカがどう出るか、その反応を試したという見方もあるし、アメリカ側は中国に「領空侵犯だから撃ち落とすぞ」と警告しまくっていたという話だし、習近平としては中国国内で反米感情と愛国意識をかき立てて自分への批判を逸らすために撃ち落されるのを期待していたという見方もあるし、いったい何を考えてるんだか。誰にも白々しい嘘だとわかるような説明をしゃあしゃあとやってのける度胸は大したものだけど、年から年中その調子だと、やればやるほどアホ丸出しに見えて来るってことがわからないみたい。ま、萎んだ風船から何が出て来るか、興味津々。

アホ丸出しと言えば、日本の政界もほんっとに呆れるようなアホぞろいという感じがする。同性婚の法制化をめぐって、総理大臣が「家族観や価値観や社会が変わってしまう課題だから慎重に判断しなければならない」みたいなことを言っていたけど、政治家が「ノー」というときの言い回しそのもの。それで差別だと反発を食らったところへ、秘書官が擁護のつもりで乗り出して来て、「見るもの嫌。隣に住むのも嫌。同性婚を認めたら国を捨てる人が出で来る」と火に油を注ぐようなことを言っちゃって、最初に差別発言の批判を浴びた総理大臣その人が「言語道断」とか言って、秘書官氏をクビ。ここまで来ると、もう茶番劇。当の秘書官氏は「自分は差別をする人ではない」と弁明したそうだけど、要するに差別とはどういうことか、偏見とはどういうことかがわかってないんだろうな。世論調査なんかでは同性婚容認がとっくに多数派になっているというのに、新聞を読まないのかな。あのさあ、今どきは先進国ならどこも法律で認められた同性婚カップルがごまんといるんだから、そうやって日本を捨てても、行けるところがなくて、「放浪の民」になってしまいそう。

同性婚を認めたら社会が変わるというけど、日本にだって法的に結婚していない(できない)だけの同性カップルはたくさんいるんだから、法的に結婚したからって社会が変わるなんてあり得ないと思うよ。カナダは同性婚も異性婚も(事実婚も)法律上は同じ扱いだけど、それで社会が変わったという証拠はないし、同性婚でも代理母出産で子供を持ったり、養子を迎えたりできるんだから、生産性がないなんてこともない。ワタシの親しい交友範囲にも同性婚カップルが3組いるけど、みんな普通に「結婚している2人」だもの。だって、法律婚でも事実婚でも、性別に関係なく、好き合った同士、愛し合った同士が互いに配偶者として人生を共にすることを誓うのが「結婚」なんだから。