リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

昔何度も見た夢をまた見て、思い出したこと

2023年02月23日 | 日々の風の吹くまま
2月22日(水曜日)。🌤☁。冷えてるぅっ。バルコニーは2度、下は0度だって。ゆうべはちょっと雨がちだったせいか、ルーフデッキには雪がちらついたらしい跡があって、プランターの下のトレイに溜まっていた水は凍ってこっちこち。真冬並みじゃないの、これ。来週はもう弥生3月なんだから、これが冬の最後のあがきであることを祈るばかりだけど、天気サイトを見たら、あらら、3月に入ってからもまだ雪マークの日があるじゃないの。そんな先の予報は外れる確率が大きいから、そっちに賭けておこうか。

朝方近くに左の股関節がしくしく痛み出して、それが膝から足首にまで伝わって悶々。何とか治まって、やっと寝付いたと思ったら、今度は何かヘンな夢。今は昔の頃に、何度も何度も見た夢。そのたびに場所や筋書きの設定は違っていて、悪夢とか怖い夢ではないんだけど、ええ、どうしてそうなっちゃったの?というところで目が覚めるのは同じ。もう20年くらい見なかった夢が今ごろ戻って来たというのは、やっぱり芝居脚本の翻訳で心理的にもストレスになっていたのかな。でも、夢を見るのは脳みそがデフラグしているということで、夢によっては癒しになるらしいから、ま、いいか。そう言えば、あの頃は怖い夢もたくさん見たっけな。カレッジの絵画クラスでこんな絵を描いて、それっきり怖い夢は見なくなったような気がする。不思議なもんだな。



あの時は「成人教育部」の文芸創作プログラムの講座を片っ端から取っていた時。心理的な出口を求めていたのかもしれない。最初に取った講座がたまたまセラピーとしての創作だったので、心が通い合った同士7人が、コースが終わった後に先生が自宅のスタジオでやっていた創作教室に行って、8週間かけての「心の旅」。終わったときは、みんなそれぞれが生まれ変わった気持で人生の新しい道に踏み出そうということになって、連絡先は一切交換しないで解散したんだけど、あの、泣いたり、励まし合ったり、笑ったりのセッションは今も忘れていない。ああの時の『Seafarers』と題した8話の幻想シリーズはかなりダークなもので、第6話は自分自身の葬送とも取れるシーンがあったけど、最後の最後を締めくくったのは、こんな詩だった。

She loves you; so says her smile, 
      With her brown eyes caressing you in breeze.
Love her whole, in the bluest sea, 
      With her shimmering hair swaying to tease.

Love as she soars on butterfly wings
      To the raindrops tied in a radiant bow.
Reach for her, with all your love, 
      To catch her heart’s dream aglow.

Breathe the air perfumed with joy, 
      As your laughter sweetens her ears.
She loves you; so say her eyes.
      Whisper the words so your desire she hears.

こうして見ると、脚本の翻訳をやって良かったなあと思う。明日の夜は、作者のドロシーをスペシャルゲストに迎えてのArts Clubのディナーパーティ。東京の先生からは「じっくり読んで批評を送るからね」とのメール。ひと区切りと言うことだね。でも、せっかく意欲が湧いて来たんだから、疲れたからと言ってだらけてしまわないように、『平治郎』の英訳と脚色に取りかかることにしよう。他にも、どうしても日本語に訳して日本の舞台に乗せたい作品が2つあるし、いろんな運に恵まれて、ほんの少し開いて光が差して来たドアの前に立っている今をむだにしたくないものね。何にしても、never too lateなんだから。