リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

お二人様女子会は楽しかった

2023年02月19日 | 日々の風の吹くまま
2月17日(金曜日)。🌧☁☀。何だか雨がしょぼついているけど、天気は大丈夫かな。ランチの約束は12時半にバンクーバー港のある入江の向こうのシーバス(フェリー)ターミナル。ニューウェストミンスター駅からターミナルまでの所要時間をチェックしたら、約50分。駅まで歩く時間20分を加算して、さらに電車の待ち時間を「余裕」として加算して、出かけるのは11時15分くらい。電車もシーバスも遅延のアラートが出ていないことを確認。こういうところでは、ネットは便利だな。

きのう幕引きをした翻訳脚本は、ざっと目を通して、圧縮フォルダにしたら、後は東京の先生に送るだけ。カレシが朝のレッスンをしている間に、シャワーをして、カレシのランチ作り。一緒にウォーキングに行く時間がないので、前回のワタシがひとりで出かけた時と同じく、カレシがクィーンズアベニューまで一緒に来て、7番ストリートとの角で、ワタシはそのまま駅に向かい、カレシは回れ右。普通の通勤時間でもないのに、電車はけっこう込んでいて、ワタシは立ちっ放し。まあ、優先席はドアのポケットのところにあって、ドアが近くて乗り降りが楽なのはいいけど、外があまり見えないから、ワタシはドアのそばに立って外を見ているのが好き。朝っぱらから優先席に座っているのは、どれも若い連中で、途中で乗って来た高齢者には目もくれないで、揃いも揃ってスマホに夢中。通勤でもない、通学でもないとしたら、何なんだろうな、この人たち。

終点のウォーターフロント駅で降りて、シーバスに乗り換え。専用の通路を通って乗り場まではけっこう長い。埠頭のガントリークレーンの林やコンテナの山を眺めながらバラード入江を渡って、ノースバンクーバーのロンズデール・ターミナルまでは10分ちょっとで、ここに改札出口。ぴったり12時半。友達と落ち合って、久々のランチ。ホテルやマンション、マーケットが並び、何か場違いなスーパーヨットが停泊しているウォーターフロントのちょっとおしゃれなレストランで、さっそくおしゃべり。注文したポケ丼は目を見張るようなエレガントな盛り付けで、味付けもパブで出て来るのに比べて格段に上品で、いやぁ、おいしかった。実はきのうから日本語、英語のどっちにしようか迷っていたんだけど、思い切って、あなた日本語、ワタシ英語。周りの人たちには奇異な光景だろうけど、ごめんあそばせ。この1ヵ月以上、芝居脚本の話し言葉をうんうん言いながら日本語訳していて、頭の中では普通に聞こえて、普通に話しているのに、声に出して読もうとすると、あ、あ、あ。文字を読んでこうなんだから、会話の応答を即時に「話す」となると、う~ん。





英語が日常言語になってほぼ半世紀だもんねえ。ワープロが登場した頃からは、日本語は常に「ローマ字綴り」で考える言語だったんだもんねえ。ワタシの脳内では、いつの間にか英語が第1言語になって、母語だった日本語に取って代わってしまったのかもしれないなあ。少し前にニューヨークタイムズで読んだ「言語喪失」の話を書いていたけど、友だちの日本語は普通にわかるし、ワタシもたまには日本語の相槌がぽこっと出て来たりしていたから、まだ失地回復の余地はありそうだけど、でもでもだって。やっぱり、英語の方が自然で楽になってしまっているのかなあ。でも、帰りにおいしいお寿司まで(カレシへのおみやげに)もらって、久しぶりのお二人様女子会は楽しかったぁ。次はワタシの番ね。