4月2日(日曜日)。(アムステルダム)。🌤。案の定、時差ボケ気味で、あまりよく眠れなくて、朝の5時半にはあきらめて起床。カレシが全然眠れていないとうるさいので、きのう部屋に入ってからすぐ2時間もいびきをかいて昼寝してたじゃないのっ。まあ、眠っていないと思ってしまうと、それが気になってよけいに眠れなくなって、トイレに起きてばかりになるので、せっかく寝付いたこっちまでめがさめるから始末が悪い。もしかしたら少々ボケが入って来てるのかもしれないけど、そんなんでワタシまでストレスになっていたら、バケーションの意味がないよなあ、ほんと。でも、船に乗ってしまえば、後はのんびり過ごせそう。ああ、おなかが空いて来た。朝ご飯、食べに行こう。今日は何とも忙しいので、ランチを食べ損ねてもいいように朝食をがっちり。どうやら団体客が中心のようで、中国人らしいグループ、東欧から来たらしいグループなどで、ホテルのバフェは満員御礼。定番のオレンジジュースとスクランブルエッグとソーセージとフライドポテトとクロワッサンとコーヒー。前夜の晩ご飯もそうだったけど、そういうタイプのホテルとしてはまあまあの味。おなかがいっぱいになったところで、持って行ってもらう荷物にタグを付けて、8時45分きっかりに部屋の外に出して、忘れ物がないか最後の点検をして、9時過ぎにロビーへ。別のクルーズ船に乗るためいに早く出る団体でごった返していたけど、Arts Club組は端の方に固まって(またまたてんでに)おしゃべり。そのうちに廊下に出してあった荷物が降りて来て、自分のものを見つけたら「確認」のステッカーを貼って、待っているバスへ。バンクーバーなら注意報が出そうなくらいの風。いつもこんなに吹くから風車ができたんだろうけど、4月としては身を切るような冷たさ。
アムステルダムにはリバークルーズ船の埠頭が何ヵ所もあって、私たちが乗る船が停泊しているのはほんの数分先。船室が清掃中ですぐに入れないので、みんなラウンジに集められた荷物から自分のを探し出して、厚手のジャケットを出したり、スカーフを出したり。中にはマフラーとスキージャケットなんて人もいて、チューリップ見物と言うよりはスキー場に行くようないでたち。みんながレストランでランチをしている間、私たちはラウンジでコーヒーを飲みながらのんびり。好きに選んだ青、茶色、黄色のタグのグループに分かれて、それぞれの色の旗を持ったガイドに引率されて、バスでキューケンホフ公園へ。チューリップ祭やっているので、観光バスの駐車場に止まっているバスの数がすごい。広い公園のあちこちの花壇に植えられたチューリップはまだ先始めたばかりだけど、大きなパビリオンの中では在来種や栽培業者が開発した新種の大小のチューリップの花が色とりどりに咲き誇っていて、圧倒されるにぎやかさ。まあ、これを見に来たんだけどね。日曜日とあって結婚式が多いようで、花嫁が何人も肩むき出しのドレスで写真を撮っていたけど、寒風に肩をすぼめているのは観光客の方。アツアツの恋の頂点なんだもん、冷たい風なんか何のそのだよね。
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「男子トイレ」と言うあだ名がついた超高級マンション。最上階は8億円以上で売れたとか。
船に戻ったのは6時からの避難訓練と歓迎レセプションのぎりぎりの時間。船室に入って、風に吹かれた髪を整えるのがやっとで、荷物をほどいている暇がないまま。ラウンジに集合。救命衣の付け方と避難口の説明があって、船長以下のクルーの紹介。船長はハンガリー人、一等航海士はルーマニア人、コック長はトルコ人、ハウスキーピング女性リーダーはカザフ人と言う顔ぶれ。シャンぺーンで乾杯した後は晩ご飯前のハッピーアワーで食前酒をひっかけてから、みんな三々五々レストランへ。各テーブル8人で、知らない同士でも相席できるオープンテーブル形式。私たちのテーブルはケイトお姉ちゃん、ロバート、ジョーン、ティムとヒラリーの7人。食事が始まる頃に船が動き出して、ワインで乾杯。平たい川船だから、動きはびっくりするほどスムーズで揺れがない。前菜、メイン、デザートのどれもおいしくて、幸先のいい船出。私たちのテーブルがレストランで一番賑やかだったかもね。