リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

全員に奨学金をあげたいのはやまやまだけど

2023年04月28日 | 日々の風の吹くまま
4月27日(木曜日)。☀☀。あら、急に夏が近づいて来つつあるような感じ。まあ、4月もあと片手で数えるだけになったのに、まだ花が散っていない桜の木があちこちにあったりするから、ほんとにそろそろ初夏の陽気になってくれないとねえ。

今日は午後1時からArts Clubの奨学基金の選考委員会があるので、正午には出なければならないんだけど、ルーフデッキのアンカーの年次点検が重なって、1日の予定がてんやわんや。点検の対象になるアンカー(外壁で作業をするときにロープを結ぶリング)があるのは23階の我が家を含む3戸だけなのに、何と午前9時から午後2時の間に来ると言う話。ルーフデッキの手すりの下にあるアンカーが緩んでいないことを確認するだけで、いつも2、3分で済む作業なのに、何で5時間も枠が必要なんだろうなあ。点検が済むまでは留守にできないので、ウォーキングにも行けないじゃないの。ワタシが出かける前に来なければ、カレシが待機することになるんだけど、ヘッドフォンをかけたり、うたた寝をしていたら、ノックが聞こえない可能性が大。そこで一計を案じて、ノックが聞こえないといけないからヘッドフォンをしないようにとカレシに釘を刺して、ドアの外には「強くノックしてください」と書いたポストイットを貼って、行って来まぁす。

ラップトップに申込書や候補リストを入れて持って来るようにと言うことで、トートバッグにラップトップとマウスを入れて行ったけど、これがずしりと重くて肩が痛くなるくらい。旅行以外は持って歩くことがないから気が付かなかったのかな。Arts ClubのオフィスがあるBMOセンターには5分前に着いて、2階の会議室へ。司会をするスティーブンの他に、芸術監督のアシュリー、リタイアして名誉芸術監督になっている基金の生みの親のビル、大学で舞台芸術(舞台装置や照明のデザイン)を教えているアリソン、そしてワタシ。もうひとりの俳優のローギは休演していた『The Legend of Georgia McBride』に急遽代役で出ることになって、1階の稽古場でのリハーサル中と言うことで欠席。台湾系のローギはほのぼのとした味わいのある役者で、舞台を離れても穏やかでとってもいい人。病気のキャストが復帰するまでの予定だそうだけど、急に白羽の矢が立って、セリフをほぼ一夜漬けで覚えたようで、さすがは年季の入ったプロ。

選考の手順は予めそれぞれが候補者を10人から12人選んで提出してあるので、それを得票として数えて5票、4票、3票とグループ別にランク付けして、上から1人ずつ検討するもの。今年は最高限度の額を設定してあったせいで、ほとんどが「ついでに」的な経費を足して限度額いっぱいの申し込みだったから、笑っちゃったけど、支給総額を超えたところで、「当確」の候補者の申し込みの内容を見直して、よけいな経費を切ったり、減額して予算内に収めて、最後的に50数人の申し込みの中から、20人近い演劇人に奨学金を振り分け。ワタシのトップ10リストから選ばれたのは7人で、半数はデザイン系。舞台装置や照明はストーリーテリングの不可欠の要素で、観客としての経験からして、その良し悪しが観客にどれだけストーリーが伝わるかを左右するから、才能を伸ばす機会を後押しすることには大きな意義があるという意見を聞いてもらえて、役目を果たしてほっとした気分。はあ。

今夜の芝居は出演者の病気でキャンセル

2023年04月28日 | 日々の風の吹くまま
4月26日(水曜日)。☁☁。天気はパッとしないけど、気温は上がって来ているらしい。人生100年の4分の3(三四半世紀と言うらしい)の誕生日から一夜明けて、ここから先は残る四半世紀。人は大げさだと思うかもしれないけど、単純に年数で言うと、それだけの年月が過ぎてしまったという、何となくネガティブな気分になりがちで、世紀と言う大きな枠の中で、50年よりも半世紀、75年よりも1世紀の4分の3(三四半世紀)と言った方が、自分が生きて来た人生の歴史の重みのようなものを感じられる気がするのよね。まあ、言葉の綾と言ってしまえばそれまでのことだけど、あんがいそういう見方をしている方が長生きするんじゃないかと言う気もするな。

今夜オープンするミュージカルコメディ(『The Legend of Georgia McBride』)が、出演者が病気になって、日曜日からキャンセル続きで、今日もせっかくのオープニングナイトなのに、昼の部も夜の部もさくっとキャンセル。その他大勢なら、まあ1人くらい欠けてもキャンセルせずに何とかやりくりできるかもしれないけど、主役級でも代役を入れるほどの余裕がないから、そのキャストから病人が出たら上演をキャンセルせざるを得ないわけで、病気になった人は自分のせいでと責任を感じてしまうかもしれないな。でも、人間、いつ何時何が起きるかわからないんだから、誰も責めていないよ。早く病気が治ってくれるといいね。

,午後遅くに、Arts Clubから昼の部と夜の部がキャンセルになったので、チケットをどうするかというメール。払戻しを希望すれば当然払い戻してくれるけど、楽しみにしていた芝居を諦めるのは嫌だから、VIP担当のアリシアに、来月10日か11日にいつもの席に近いところに空きがあれば、振り替えてくださぁ~いとお願いメール。しばらくして、「同じ席はないけど、いつもと同じ列で4席だけ離れた通路側2席が一番近いから、11日にどう?」と返事。おお、カレシは11日が希望だったので、さっそく席を抑えてもらって、Eチケットを送ってもらってひと安心。まあ、地球の反対側から帰って来てまだ10日で、やっと時差ボケが取れて体調が本調子になったところだから、2日連続の観劇はちょっとばかりきついかなと思っていたので、キャンセルになったのは私たちにはかえって良かったのかもしれない。

たくさんの友だちからFBに誕生日おめでとうのメッセージが投稿されていたので、午後はうれしい悲鳴を上げながら、せっせとお礼のメッセージやメール書き。(それにしても、最近のFBは広告やらどこの誰が何のために上げているのかわからない投稿だらけで、肝心の友だちのものが埋もれてしまっている感じだな。人と人の交流というアプリの当初の目的が「金もうけ」にシフトして、本来の機能の賞味期限が切れたんだと思う。)なかなか手短かにできない長い話なもので、1通ごとに時間がかかるんだけど、でも1通ごとに友だちのありがたさが身に染みて、そのたびに心がシュン。オープニングナイトがキャンセルになって、会えるはずだった友だちにも会えなくなっちゃったけど、来月は最近の上演作品の評論をするクラブが集まる予定だし、6月は大口後援者のブランチパーティ、シーズン最後のオープニングレセプション、ファンドレイジングのディナーパーティと目白押しだから、それまでの辛抱。英気を養っておかなくちゃね。うん、温かなメッセージ、ありがとう!