3月25日(土曜日)。☁🌧☁⛅。何かぱっとしない天気だけど、3月最後の週末。来週の今日はエイプリルフールだけど、ほんとにもうアムステルダムにいるんだなあ。うかうかしてられない。ゆうべはちょっと遅かったので、けさはしばらくぐずぐずして、起床は9時ちょっと前。
カレシの朝のレッスンが終わってウォーキングに行くのを待っている間、クルーズに関してカレシがあれはどう、これはどうと聞いて来ることを「調査」。自分は何もしないのに、知らないことがあると不安になって、やたらと藪から棒の質問をして来るので、放っておくと不安症が高じてよけいにストレスになる性質だから、そのたびに時間を取って説明するんだけど、どこまでちゃんと聞いているのやら。こっちはワンオペで忙しいってのに。とにかく、ちょこちょこっとググって、洗濯は有料のサービスがあること、ドレスコードは夕食にショーツはご遠慮くださいと言う以外は特にないから、ジャケットとネクタイは持って行かなくてもいいこと、街中で買ったお酒を船に持ち込んでもいいこと、ただし飲めるのは自室でレストランではだめ、船の上ではWiFiが無料なことを説明して、後は自分でググってちょうだい。
ジャケットがいらないならセーターを持って行くとか何とか言っているうちに、今日予約を入れてあるレストランからリマインダーのメール。ちょっと高いところだからか、ドレスコードがあって、基本は「スマートカジュアル」。ショーツやジムの運動着やスポーツ着、ビーチウェア、サンダル履き、野球帽はNGだって。つまり、ジャケットなしでセーターでもいいってことね。イェールタウンはビーチに近いし、かっては倉庫街だったトレンディな区域で、ヨガだ何だとフィットネスに精を出している(若いけどけっこう裕福な)種族が多いから、高級レストランとして一線を画するためにはドレスコードが必要なんだろうな。というわけで、2人ともちょっとだけおめかしのいでたちで、まずは車でニューウェストミンスター駅へ。土曜日だから駅の下の駐車場は混んでいるかもと心配したけど、前回車を止めた時に見つけた「穴場」に直行したら、予想通りに空いているじゃないの。なぜって、隅っこの余った空間を無理やり駐車スポットにしたような感じで、今どきの乗用車はちょっと大き過ぎて使えないのは火を見るより明らか。でも、我が家のおチビのエコー君はすっぽり収まっちゃうのよね、こんな風に。
電車は少し込んでいたけど、うまく優先席が空いたので、グランヴィル駅まで座れてラッキー。レストランElisaまでは歩いて15分ほどで、久しぶりのバンクーバーのダウンタウンの街角風景を見て、2人とも「何だか昔よりダサい感じだねえ」。建築家が弾けちゃったようなデザインの新しいタワーと、そこここに散在する市の歴史遺産とかで壊すに壊せない古い建物がみごとにちぐはぐなんだもの。かっては「トレンディ」を謳歌したイェールタウンも、空っぽの店があったりして、何となくさびれた雰囲気。それでも、レストランはなかなか大人っぽいおしゃれな感じで、メニューも各地の牧場に特注したステーキが目玉な他に、ちょっと変わったものがあって、意図してひと味違うところを狙っている感じ。今日は2人揃って前菜(カレシはシュリンプカクテル、ワタシはマスの何となく和風マリネ)もメイン(カレシはブランジーノ、ワタシはギンダラ)も海鮮料理で、ワインはニュージーランドのソーヴィニョンブラン。いい味だったね。帰りはイェールタウン駅から地下鉄でひと駅、地上に出て道路を渡ってグランヴィル駅で乗り換えて来たけど、行きに思いついていたら、風が冷たい中を歩かなくても済んだのにね。でも、サーバー嬢を交えてたくさんおしゃべりもして、楽しくて、おいしくて、ストレス解消になったから、めでたし、めでたし。
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