リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

手荷物の迷子騒動と人生のお荷物

2023年11月17日 | 日々の風の吹くまま
11月15日(水曜日)。☁🌧☁🌥。寒いなあ。朝の気温1度。山並みは冠雪、ベーカー山も大雪が降ったのか、白さが増して凛とした感じ。まあ、11月も半分過ぎて、後1ヵ月もしたら冬至なんだもん、時間の足は早まるばかりと、何となく焦りを感じてしまったり・・・。

帰って来て1週間で、そろそろ時差ぼけから回復する頃合いだけど、この先1週間後から夜のお出かけが目白押しだから、ほんとに何とか振り切らないとならないのに、まだ晩ご飯の後のうたた寝が深すぎて、ベッドに入ってからは目が覚めてばかり。何でも、自律神経失調には血糖値の乱高下もからんでいるそうだから、船旅の間は連日の外食のようなもので、ボリュームたっぷりのものを食べて、いつもはクッキー1枚ずつで済ませるデザートも選り取り見取りでリッチなのを食べたりしていればさもありなん。それにしても、私たちと同年代の人たちが慣れた様子で食べている量を見て、カレシが「オレたち、すごい少食になったもんだな」と言って、そこのところはワタシもいたく同感。みんなどう見ても70代、80代なのに、ステーキの1枚や2枚軽く平らげてしまいそうな食べっぷり。我が家なんかステーキは1枚を2つに切り分けて食べて、それで満腹になっているのに・・・。

トラベルエージェントのジェフが「クルーズはどうだった?」とメールして来たので、行きと帰りの手荷物の迷子騒動の顛末を添えて返信したけど、初めにワタシのスーツケースを積み残されそうになって、帰りは2人のスーツケースが立ち往生したと言うのは、ただの偶然じゃなくて、何かもっと因縁的な意味があるんじゃないかと思ってしまう。もちろん、偶然であることは間違いないのに、人間の思考はそういうことになるとつい何かあるんじゃないかと、未来や過去とのつながりを想像して、意味を探ってしまうものらしい。だからこそ、占い師と言う商売が生まれたんだろうな。本質的に人間は知りたがり屋なんだよね。いつからそんなに知りたがり屋になったのか知らないけど、これも進化のうち。知りたがり屋のくせに自力で答を探そうとしないのは何をかいわんやだけど・・・。

その好奇心が人間を人間たらしめているということはわかるけど、21世紀に入ってからのソーシャルメディアの世界は、健康的な知りたがりというよりも、みんなが知っている(かもしれない)ことを知っていないと不安で、情報をかき分けて「知っているべきこと」を知るにはその情報が玉石混交で溢れ返っているために、手っ取り早く「教えてちゃん」になってしまっているんじゃないかという感じがする。説明はいいからとにかく「答」を教えてくれというのは、いかにもデジタル思考と言う感じで、昔ながらのアナログ思考にとっては三歳児を相手にしているような気分になることがある。まあ、人間は多かれ少なかれ「お荷物」を抱えて人生と言う旅をしているわけで、今回の手荷物の迷子騒動が何かを象徴しているんじゃないかと、つい勘繰りたくなってしまう。ひょっとしてその「三歳児」がお荷物になっているとか・・・?


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