らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

弦楽四重奏のための最上川舟唄

2008年11月12日 23時45分03秒 | 山形弦楽四重奏団
 山形弦楽四重奏団第28回定期演奏会(今年7月)に幸松肇氏の弦楽四重奏のための4つの日本民謡第2番 ~八木節・南部牛追い唄・おてもやん・会津磐梯山~をとりあげてから、今年の依頼演奏会ではほとんどの演奏会で弦楽四重奏のための4つの日本民謡第1番と第2番をプログラミングしました。どの演奏会でも日本民謡と西洋楽器とのコラボレーションは非常に好感を持たれました。

 第28回定期演奏会の時も幸松肇氏が来県して、演奏会と打ち上げに参加して下さいました。その打ち上げの中で「日本民謡(全8曲)はとても良い作品ですが、弱点は山形県民謡が入っていない事です。」と申し上げたところ「最上川舟唄に今、興味が湧いてきています」と答えて下さりました。

 時間があれば是非「最上川舟唄」で作品を作ってもらいたく、強く念じておりました。


 先日、幸松肇氏から封書が届いていました。以前メールで自作の「讃歌」という弦楽四重奏曲の譜面を送ってくれるという話でしたので、「讃歌」が送られて来たよぉ~来年プログラミングしようかな?と封書を開けて目を疑いました。

 私達メンバーが心待ちしていた(実際には、現実化するのか?と思っていました)

「弦楽四重奏のための最上川舟唄」のスコアとパート譜が入っていたのです!!!!

 
 そしてそのパート譜には「山形弦楽四重奏団のために」とも書いてありました。

 これはすぐにでも自分達のレパートリーにしなくては!との思いで、


 第30回定期演奏会~1/31(土)に

 山形弦楽四重奏団委嘱作品・日本初演(世界初演)で演奏します。

 この曲をプログラミングするにあたり、当初発表していた(非公式に)プログラムの一部を変更させてもらいまして、弦楽四重奏のための4つの日本民謡第1番~さんさ時雨・ソーラン節・五木の子守歌・茶っきり節~も演奏します。

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 先日も最上川舟唄の事について記事にしたばかりですので、驚いています。自分達の委嘱作品第1号が出来てしまいました!!こんなに嬉しい気持ちになったのは、いつ以来でしょう?今年度は幸松氏で始まり幸松氏で終わります。

 この作品を作曲してくれた幸松肇氏に感謝します。


 でもはやる気持ちを抑えて、まずは12/3(水)第29回定期演奏会を成功させる事ですね。

 ご来場よろしくお願いします。
 
コメント (4)
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