らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

ヴィオラ Vol.23

2010年04月23日 23時24分38秒 | ヴィオラ
 私の個人的な意見かも知れませんが、ヴィオラの教則本というのは、セヴシック(Sevcik,Otakar 1852-1934) の教則本だけでほとんど事足りてしまうと思っています。しかし、その単調で地道な練習を苦にしない人は良いのですが、少しでもエチュ~ドぽさから離れて曲として、楽しみながら練習が出来るという意味では、色々なレベルに合わせた教則本がたくさんあります。

 VnからVaにかわる人が多いので、一度Vnでさらってみた事がある曲を練習するのはVaを早く演奏出来るようになると思います。指使いはほとんど同じままで、実際出ている音はVnの5度下になりますが、ヴァイオリンの教則本が色々とVa版になって出ています。

 まずは、カイザー、ハインリッヒ(Kayser,Heinrich Ernst 1815-1888)が書いた「36の練習曲 Op.20」を上げておきます。

 このエチュードをやった事がある人は多いのではないでしょうか?子供の頃のヴァイオリン教室のサブリ~ダ~本としては、かなりメジャ~なエチュ~ドです。その後にやることの多いクロイツェルに比べても重音奏法の エチュードが無いだけで、難しさはかわりはありません。ヴィオラで弾くとなおさらです。

 子供の頃にやったからとか、もっと難しい事をしたいなんて言わないで下さいね。ちゃ~んと演奏する事はかなり難しいのですよ。やはり基礎力というのは土台であって、その土台がしっかりすればするほど上に高く建物が構築できるのと楽器が上達する事は似ているのです。

 私も生徒さんの何人かに、このエチュ~ドを練習させた事があります。子供の頃に演奏した記憶で適当に見本を見せるのではなくて、生徒に出した課題をちゃんと先生の方でも練習してきて見本を見せられるというのが理想なので、たまにさらっていましたが難しくて・・・・・・。

 課題がすすむにつれて、見本で弾くのをギブアップしそうになりました・・・。

 (>(ェ)<*) こんな先生で申し訳ない・・・・。
コメント (4)
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