1965年の東宝映画です。
出演者は以下の通り。
三船敏郎(新出去定・赤ひげ)、加山雄三(保本登)、二木てるみ(おとよ)、山崎努(佐八)、団令子(お杉)、桑野みゆき(おなか)、根岸明美(おくに)、香川京子(狂女)、土屋嘉男(森半太夫)、江原達怡(津川玄三)、東野英治郎(五平次)、頭師佳孝(長次)、杉村春子(娼家の女主人・きん)、柳永二郎(利兵衛・狂女の父)、三井弘次(平吉)、藤原釜足(六助)、志村喬(和泉屋徳兵衛)、笠智衆(登の父)、田中絹代(登の母)、西村晃(家老)、千葉信男(松平壱岐)、内藤洋子(まさえ)、三津田健(天野源伯・まさえの父)、藤山陽子(ちぐさ・まさえの姉)、風見章子(まさえの母)、七尾伶子(賄のおばさん・おとく)、辻伊万里(賄いのおばさん2・おかつ)、野村昭子(賄いのおばさん3・おふく)、三戸部スエ(賄いのおばさん4・おたけ)、左卜全(入所患者)、渡辺篤(入所患者2)、大久保正信(長次の父)、菅井きん(長次の母)、佐田豊(長屋の住人)、沢村いき雄(長屋の住人2)、小川安三(小者・竹造)、常田富士男(地廻り)、大木正司(地廻り2)、広瀬正一(地廻り3)、田中浩(地廻り4)、久世竜(地廻り5)
音楽は、佐藤勝。
猛暑が続きますが、朝晩はずいぶんと涼しくなってきました。1日の気温差が大きいので、体調を崩さないように注意しています。今日は、久しぶりに時間があったので、黒澤映画を見ました。
山本周五郎の小説『赤ひげ診療譚』が原作ですが、黒澤独特の世界観の中で舞台が進みます。加山雄三演じる若い医師が、三船俊郎のいる小石川養成所に来て、最初は逃げだそうとするのですが、周りの人間ドラマに接している内に、人間として成長を見せ、小石川養成所の医師として働くようになります。
この映画での佐藤勝の音楽は、テーマとして使われている音楽が J.ブラームスの交響曲第1番の第4楽章のテーマのようであり、途中の陽気な場面での音楽もF.J.ハイドンの交響曲第94番「驚愕」の第2楽章のようであり、興味深く聴かせてもらいました。本当に良い映画でしたよ。