らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

虎の尾を踏む男達

2012年09月18日 23時59分30秒 | DVD鑑賞(主に映画)

 1945年に東宝により製作された日本の映画。戦中から企画され撮影されたのですが、検閲でひっかかり、GHQの力によって1952年に公開されました。

 出演者は以下の通り。
 大河内傳次郎(弁慶)、藤田進(富樫)、榎本健一(強力)、森雅之(亀井)、志村喬(片岡)、河野秋武(伊勢)、小杉義男(駿河)、横尾泥海男(常陸坊)、仁科周芳・十代目岩井半四郎(義経)、久松保夫(梶原の使者)、清川荘司(富樫の使者)

 音楽は服部正。

          

 なかなか夏がどっかに行ってくれませんね。午前中のお仕事の後、冷たいお蕎麦でもと思い帰り際に色んなお店に寄りましたが、どこも定休日。まったく!魔の火曜日です。結局、コンビニの弁当になってしまいました。家に着いて、時間があるので映画でも見ようと選択したのが、この「虎の尾を踏む男達」。この映画を選択した理由は、少々ヴィオラの練習をしたかったので、黒澤映画にしては短い~約1時間の映画を選びました。

 今年のNHK大河ドラマ「平清盛」の時代のすぐ後、平氏を滅ぼした源義経が鎌倉殿(頼朝)から疎まれ、追われる立場になりました。義経を守るは武蔵坊弁慶。関所で知恵を使い無事に義経一行を無事に通す~所謂「勧進帳」の場面を1時間にまとめたものです。戦争のため予算もフィルムもない時代に、大河内傳次郎演じる武蔵坊弁慶と強力で雇われた榎本健一~エノケンの演技でほとんど乗り切ってしまうと言う強引ながら、それで映画が成り立ってしまう役者の素晴らしさ!!この時代ならではの空気がそうさせるのでしょうね。またも素晴らしい映画に出会いました。
HMVジャパン

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