らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

レオノーレ序曲第1番 作品138

2014年12月06日 23時59分59秒 | 山形交響楽団
 雪が積もって参りました。冬将軍の急先鋒~突然の雪に体がついて行きません。

 さて、明日は村山市民会館で「第41回山形交響楽団村山定期演奏会 村山市制施行60周年記念事業 第九演奏会」というのがあります。毎年1回行っている村山市での定期演奏会も既に41回目。今年は市民のみなさんの第九を歌おうの呼びかけに集まった合唱団さんと演奏会を行います。真冬の空模様ですがたくさんのお客様に見守られながら良い演奏会にしたいと思います。

 第九の前にレオノーレ序曲第1番 作品138という短い曲を演奏します。詳しい方は、L.v.ベートーヴェンの唯一の歌劇「フィデリオ」の没になった序曲なんでしょう??と思うでしょう。確かにレオノーレ序曲第2番、レオノーレ序曲第3番という曲もあります。第3番が一番有名で、よく単独で演奏されます。フィデリオ序曲というのもありますから、一つの歌劇に4つの序曲を差し替えで書いていたんです(改訂のたび)。第1番は最初に書かれたと普通は思われがちですが、実は一番最後に書かれています。

 実は、私がプロ活動始めてから25年以上経ちましたが、初めて演奏します。演奏も妙に難しく、ずれていることが正しいみたいな書き方をされていて、心落ち着かず、ただただ集中力を必要とする曲です。演奏されることも超まれですから(少なくても日本では)、明日村山市民会館にいるお客様は、貴重な体験を出来るってぇもんです。

 L.v.ベートーヴェンが作曲していても、演奏されないにはそれなりの理由があるのでしょうね。

 是非ご来場下さい。
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