一艘の小さい船がゆっくりですが着実に運航してました。
船長が、殺風景だからはりぼてで良いので、船の上に建物を建てようと言いました。
最初から航海するのにはバランスが悪くなるなぁと乗組員達は思いました。
でも風よけにもなるし暖かいし・・・。しかしすぐに乗組員達もこの小船には重すぎる建物だと気づき始めました。
しばらくすると、船長は今度は、はりぼての建物をもっと豪華に煉瓦積みのお城にかえようと言いました。
その時は乗組員達は不安に思いながらもお城建設に協力せざるを得ない状態でした。
そんな時、少し大きい波が来ました。
お城が重いので、丈夫だったはずの小船が沈んでゆこうとしています。
建物を建てよう、お城に建て替えようと言った船長は、沈み行く小船からいち早く逃げました。
乗組員達はなんで最初から建物建設に反対しなかったのだろうと後悔しても仕切れませんでした。
少しずつ沈んでゆく小船は海の藻屑と消えました。
おわり。
船長が、殺風景だからはりぼてで良いので、船の上に建物を建てようと言いました。
最初から航海するのにはバランスが悪くなるなぁと乗組員達は思いました。
でも風よけにもなるし暖かいし・・・。しかしすぐに乗組員達もこの小船には重すぎる建物だと気づき始めました。
しばらくすると、船長は今度は、はりぼての建物をもっと豪華に煉瓦積みのお城にかえようと言いました。
その時は乗組員達は不安に思いながらもお城建設に協力せざるを得ない状態でした。
そんな時、少し大きい波が来ました。
お城が重いので、丈夫だったはずの小船が沈んでゆこうとしています。
建物を建てよう、お城に建て替えようと言った船長は、沈み行く小船からいち早く逃げました。
乗組員達はなんで最初から建物建設に反対しなかったのだろうと後悔しても仕切れませんでした。
少しずつ沈んでゆく小船は海の藻屑と消えました。
おわり。