らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

楽譜への書き込み。

2017年02月04日 23時59分59秒 | ヴィオラ
 大学オケに所属していたり、市民オーケストラに所蔵していた時分は、私もそうでしたが、指導する立場になって最近感じることがあります。

 先生に言われた注意事項を、演奏会で使用する楽譜に全て書き込む人たちがいるのに気付きました。

 例えばボウイングの変更を先生に指示されたら、消しゴムを使用せずに書いてあったボウイング記号をぐちゃぐちゃと消して、その付近に逆のボウイングを書いたり・・・・音楽的なアドバイスを日本語で「もっと弓を使う・弓先から・早い弓で、もっと元気に、ここは目立つ・・などなど」書き込みが多くなって、しかも速書きのため大抵は汚い走り書きのような文字で、作曲家の書いた音符が読めないほどに、一生懸命書き込みのです。

 先生から少しでも良いアドバイスを受けようと一生懸命なのは認めます。しかし、その楽譜で練習するときならいざ知らず、本番の時に目に入る日本語は邪魔にならないのでしょうか??

 音符もフレーズも読めて、尚且つその指示も本番中に演奏しながら頭に入って演奏できるのでしょうか??

 出来たら超人です。

 私なら、なるべく書き込みを減らして、音楽に集中したいですから、余計なことは頭に入れるのが前提で、綺麗な楽譜をいつも見ていたいのです。

 オーケストラだったらプルトを組む事が普通で、二人で一つの楽譜を見ながら演奏します。

 音楽には調性があるのに、シャープやナチュラル、フラットをやたら書き込む方がいます。その方の中には調性という概念がなく、一つ一つの音符をただ並べているだけなんでしょうね。私は、書き込みがあるとそれが、その調性にない臨時記号に見えてしまうので(転調かと勘違いさせられる時も)、出来ればよほど意外な音でなければ、調号は書き込んでほしくないのです。

 あとヴィオラの楽譜だとたまに見かけますが、ヴァイオリンの持ち替えの方が、隣の奏者に無断でフィンガリング(指使い)を書き込むのも勘弁して欲しいです。正直、邪魔でしょうがありません。消しゴムの消費が、後々多くなります。

 隣の人と同じ楽譜を見るのだから、書き込む時は美しく最小限度に書き込みはするべきです。
コメント
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