らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

プロオーケストラのオーディション その弐

2019年09月12日 23時59分59秒 | 音楽
 もう15年以上にわたって、ブログ記事というものを書いてきた。

 自由にテーマを自分で決めて、あ〜でもないこぉ〜でもないといい加減に、無責任に書いてきたつもりである。

 一度読んでしまえば、二度と読み返す価値もない記事ばかりで恐縮なのだが、2007年12月に書いた「プロオーケストラのオーディション」というブログ記事が、アクセスログをたまに見るといつも上位になっていて、いつまでもこんな無責任な記事が読まれ続けているのに、驚いてしまう。

 12年近く経って、オーケストラ業界への就職戦線は、ますます厳しくなってきている印象で、オーディションをへないと就職できないので、少しでも情報を集めたいというネット社会ならではの現象なのかもしれない。

 自分達の頃はネット社会ではなかったので、仲間内や先輩・先生達の口での情報が全てで、その中から信用が出来る情報を積み上げていった。というか情報より自分の楽器のレヴェルアップだけが、気になる事だった。

 オーディションというのは、全くの魔界で、オーケストラ側(投票者達)の入れたい気持ちの上下が大きく関係してくるし、欠員1人の枠にどんなに上手い人が受験してもその人よりレヴェル高い人が同じオーディション受験してくれば、合格の可能性は低くなるというのは、当たり前の話。どんなに優秀なコンクール歴があっても当日の調子が悪ければ終わり。

 一発勝負で、その日一番調子の良い人が、オーケストラ側の人を納得させれば合格率が高くなるだけ。その後、面接や試用期間も待っているし。

 色々考えると偶然性と縁がなければ、オーケストラには就職できないとさえ思ってしまう。

 これからオーディションを受験しようと考えている人に、たった一つだけアドバイスが出来るとすれば・・・・・・・。

 「宝くじは買わないと当たらない」と言うことである。

 厳しいけど頑張って!!
 
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