らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

こけし

2019年09月16日 23時59分59秒 | 雑記
 先月行った南会津でのお土産に手に入れました。

 東京の自宅には、両親が・・・おそらく亡父が若い頃から旅先で手に入れてきたこけしが、子どもの頃からたくさんありました。

 ウィンドウに並べて飾られたこけしを、子どもの頃は視線を感じて、魅力を感じませんでした。むしろ掃除の時など、倒れているこけしを直すのも面倒だったし、一体ずつ埃をはらうのも手間がかかるので、好きでは無かったと思います。

 私も昔ならおじいちゃんと言われてもおかしくない年齢にさしかかってきて、数年前から東北各地で見られる素朴なこけしの姿に魅了されるようになりました。

 演奏旅行などで、温泉街に宿をとることが多くなったせいかもしれません。

 一体ずつ手作りの表情も違うこけしが並んでいると、自分に連れて帰ってくれと訴えられている気がして、一番訴えが大きい子を連れて帰る気持ちに抗えなくなりました。

 南会津の塔のへつりで出会った一体です。

 塔のへつりらしく、胴体に少し削り出しがあります。出来たての白っぽいこけしでは無くて、数ヶ月経った色が少し茶色がかった子を選びました。

 数が増えないようにしないと整理とか大変ですが、亡父と同じ嗜好なら今後増えてしまうかもしれません。

 旅の想い出にとか大義名分を唱えながら。
コメント
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