ミッテンバルト発売〜菖蒲弦楽三重奏団のCD第3弾である。
紺野陽吉(1913〜1945)、塚原哲夫(1921〜1978)、原博(1933〜2002)の弦楽三重奏曲(原は2曲)の4作品が収められている。
紺野陽吉は、私達〜山形Qで故郷(白鷹町)初演したのをはじめ何度も弦楽二重奏曲・弦楽三重奏曲を演奏してきている作品。山形出身・戦没作曲家の一人だ。
精力的に弦楽三重奏作品を見つけて収録しているとは言え、ここまで3枚聴いてきて、埋もれさすには実にもったいない作品ばかりに出会えた。CD会社、演奏者、関係者に心から感謝を申し上げたい。
楽譜が出版されさえすれば、もう少しプロでもアマチュアの間でも演奏されるような気がする。
邦人作品が演奏されなかったり、好まれないのは楽譜出版の関係や演奏者によるところが大きいのだろう。
まずは、何度も演奏される事だ。世間に認知される所から出発というのは、実にもったいない。
長い目で見れば、日本のクラシック界の大きな誇りになると思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます