らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

実家から持たされたもの vol.6

2017年11月13日 23時59分59秒 | 家族・親族
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 亡父の一周忌法要のために、11月の2〜5日まで東京の実家で過ごしました。

 人が亡くなると、大変だなと思うのは、葬儀関係(これは全て、兄や弟がやってくれました。大感謝)もそうですが、一番大変なのは、遺産相続の問題です。私の場合まだ元気な母と私の他に兄弟姉妹が4人もいるのですから、相続問題で絶対にもめたくないと、若い頃から思っていました。亡父は、財産家では有りませんでしたが、それでも東京の2軒をはじめとして、各地に少し土地や家があり、株やお金などの計算は、弁護士さんや税理士さんなど長男の兄が中心になって配分を考えてくれました。

 家や土地を全て売って、母と5人の兄弟姉妹で割るという方法もあるでしょう。

 私は、若い頃から独立して、(兄弟ただ一人だけ、)とうとう東京を一人離れて生活をし始めたので、大げさに言うと父の遺産はあてにしないように相続は早くから辞退しました。それでも書類に印鑑を押したり、印鑑証明を用意したり・・何かと大変なのです。元気な母の面倒を見ることが出来る人がその財産を継げば良いと思っていたからです。私一人相続から外れた事で、上手く母を含め他の兄弟姉妹4人と相続が出来たようです。

 山形に住んで、生活が成り立っているので東京に家を持っても意味が無いと思うし、他の兄弟に疎まれてもねぇ・・・無いとは思うけど。お金も今自分で稼いでいるお金で十分とはいえないかもしれないけど、生活できているし。父が稼いだお金は、子供時代に見てもらった面倒で十分です。

 欲がないのか・・・・私の性分です。自分で稼いだ以外のお金は魅力半減です。

 父の生前、私は財産を相続しない代わりに、父の大切にしていた本をもらうことを約束していました。兄弟はあまり興味なさそうだったし、そこはもちろんもめませんでした。

 ということで、写真の司馬遼太郎全集です。

 私が子供の頃から、父が寝る前に寝床で何度も読んでいる姿を見ました。歴史が好きだったんですよね。

 司馬遼太郎は文庫本などで殆ど読んでいますが、私も父の面影を思い出しながら、少しずつまた読み返してゆこうと考えています。

 それにしても凄い冊数で、運ぶのに超重かったですよ。

 少々腰をやられました。
 

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