らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

山形響 第306回定期演奏会リハーサル始まる。

2023年02月08日 23時59分59秒 | 山形交響楽団

 最近は、大きい演奏会が多くあったために気づかなかったのですが、定期演奏会は久しぶり〜昨年の11月以来なんですよね。

 さて、本日より山形響 第306回定期演奏会のリハーサルが始まっています。

詳細
第306回定期演奏会
2023年2月11日(土)19時・12日(日)15時開演
会場:山形テルサホール
指揮:川瀬賢太郎・ピアノ:松田華音
・細川俊夫 セレモニアル・ダンス
・S.ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
・L.v.ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調「運命」Op.67
 
 まずは、日本の現代音楽作曲家細川俊夫氏のセレモニアル・ダンス。弦合奏の曲です。細川氏は、入野義朗の勧めで渡欧して、ベルリン芸術大学で尹伊桑に学び、のちにフライブルグ音楽大学でB.ファーニホウに師事しました。少し現代音楽に知識がある方なら、師事した先生方から細川氏は前衛音楽の作曲家だと容易に想像出来るでしょう。山形ではなかなか生で聴く事はできませんが、世界中で彼の音楽が演奏されています。ただ演奏者から言うと、美しいけどとても難しい作風です。こういう所謂現代音楽は、マニアだけが聴くのではなくて、今回のプログラムのように「運命」などの名曲とカップリングで興味のない方にも聴いてもらうのが一番良いのかもしれません。オーケストラとしてもいつでも名曲ばかり演奏していては、レヴェルアップに繋がりませんから、プログラムの幅を広げるのはとても重要な事です。そして、ドヴォルジャーク〜ブラームスの第2番と続いたピアノ協奏曲シリーズ(勝手に今命名しました)は、今回、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲です。この曲、パート譜だけ見ていると初見で演奏できそうな曲なのですが、何度やってもアンサンブルが難しいと感じます。有名なパガニーニの主題が24回も変奏されて演奏されます。ピアノももちろん超絶技巧の嵐。松田さんに期待しましょう!メインは、もう今年度何度演奏したかしら・・・の「運命」です。定期演奏会は初登場の川瀬氏により新鮮な「運命」になる予定です。大いに期待!ぜひ会場にて!!

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