おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「危害分析・重要管理点(HACCP)」についてみましたが、今日は「HACCP 手法の導入状況」をみます。
食品製造業者のHACCP手法導入率は、平成12(2000)年度では10%でしたが、その10年後の平成22(2010)年度には19%へと9ポイント増加しています。
しかし販売金額規模別にみると、50億円以上が7割以上となっているのに対し、10億~50億円は48%、3億~10億円は21%、1億~3億円は9%、5千万~1億円は7%、5千万円未満は6%と販売金額規模が小さいほどHACCP 手法の導入率は低くなっていることが分かります。
国は平成24(2012)年度における中小規模層の食品事業者(年間販売金額1億~50億円)のHACCP手法の導入率の目標を50%と設定していますが、白書は導入が進まない理由として「施設・設備の整備に多額の資金が必要」、「モニタリング・記録管理等の運用コストが大きい」、「HACCP 手法を指導できる人材がいない」を挙げています。
自治体の中には独自のHACCPを設置してるところもあるので、規模の小さな中小企業はこれらを活用することを視野に入れると良いと思います。
昨日は「危害分析・重要管理点(HACCP)」についてみましたが、今日は「HACCP 手法の導入状況」をみます。
食品製造業者のHACCP手法導入率は、平成12(2000)年度では10%でしたが、その10年後の平成22(2010)年度には19%へと9ポイント増加しています。
しかし販売金額規模別にみると、50億円以上が7割以上となっているのに対し、10億~50億円は48%、3億~10億円は21%、1億~3億円は9%、5千万~1億円は7%、5千万円未満は6%と販売金額規模が小さいほどHACCP 手法の導入率は低くなっていることが分かります。
国は平成24(2012)年度における中小規模層の食品事業者(年間販売金額1億~50億円)のHACCP手法の導入率の目標を50%と設定していますが、白書は導入が進まない理由として「施設・設備の整備に多額の資金が必要」、「モニタリング・記録管理等の運用コストが大きい」、「HACCP 手法を指導できる人材がいない」を挙げています。
自治体の中には独自のHACCPを設置してるところもあるので、規模の小さな中小企業はこれらを活用することを視野に入れると良いと思います。