中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

【特別編】ご当地カレーの作り方(#6/12)『ステップ④:最大の難関は実現可能性!!』

2020年06月24日 12時40分45秒 | 2020特別編_ご当地カレーの作り方
皆様、こんにちは~!株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

今日は第4ステップの「実現可能性調査」です。ご当地カレーを作る際の最大の関門が実はここです。

検討を進めるうちに、以下の4つが障害となります。

①調達先
 材料があっても調達できるかはまた別の話です。
 例えば、秋になると路地に柿がたわわになるので、これを使って特産品を開発したいという相談がありました。
 ですが、この柿をだれがもぎにいくのか?それがどのくらいの量になるのか、これらの見通しが立たないと話が進みません。

②加工先
 地域内に食料品製造業があり、そこにお願いして作ってもらうという選択肢が第一に浮かぶと思います。
 しかし、誰にでも得手不得手があるように、実績がないと美味しい味を作ることは困難です。
 どうしても地域内の食品製造業者を交えたいならば、その企業が得意とする商品とするか、実績のある地域外の企業から専門家を呼びましょう。

③発注量
 ネットで「レトルトカレー」「OEM生産」「製造委託先」等で検索すると、いくつかの食品製造業がいくつかヒットすると思います。
 ですが、問題はその最低生産ロットです。つまり、どの会社にも最低数量があります。
 これが販売できる数以上だと、安く作れますが、売れ残るリスクが生じます。本当に売り切れるか、検討した上で選定しましょう。

④納品
 当たり前ですが、誰かが原材料を運ばなくてはなりません。遠くになればなるほどその負担は増えていきます。
 誰が運ぶ?自分たちで運びますか?それとも運送会社に依頼しますか??
 泥付きのままでも受け入れる会社がある一方で、洗浄しないと受け付けてくれない会社もあります。
 食せないヘタ、芯、皮等を取り除かないと受け入れない会社もあります。
 さらに、常温ではなく、冷蔵や冷凍、熱を入れて殺菌してからでないと受け入れないという会社もあります。
 これらの納入条件に対応できる設備があれば良いですが、地域おこしは単発なので、ここが非常に難しい。
 自分たちの一時的なワガママを受け入れてくれる加工先とどのように出会うか。実はここが実務上の大きな課題です。


安く仕入れられたとしても、その後の物流は自ら切り拓く必要がある!!

今日のポイント
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 ・農家さんに洗浄→へた採り→冷凍納品をお願いしたらやってくれますか??
 ・今回は自分達でやっても良いが、来年以降もできますか??
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~つづく~

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御社は社会的課題への認識はありますか??

2020年06月24日 05時01分29秒 | 2019年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡つとむ です。

昨日は2019年版「ものづくり白書」143ページ「図 231-36 収集データの活用状況」を読みましたが、今日は147ページ「図 232-1 自社のビジネスに大きな影響を与える社会的課題」を見ます。

下図から我が国製造業の社会的課題への認識を見ると、地球温暖化対策、クリーンエネルギーへの移行、プラスチックごみの排出規制が自社のビジネスに大きな影響を与えると認識している企業は7割以上であることが分かります(図232-1)。

それぞれについて「ビジネスチャンス」あるいは「脅威」のどちらと捉えているのかを確認すると、地球温暖化対策やクリーンエネルギーへの移行をビジネスチャンスと捉える企業の割合は3割前後であり、脅威と捉えている企業の割合を上回る。一方、プラスチックごみの排出規制については、ビジネスチャンスと捉える企業の割合が 13.9%であるのに対し、脅威と捉える企業の割合は 23.9%であルことが分かります(図 232-2)。

2015 年9月に国連サミットにおいて SDGs が全会一致で採択され、我が国企業にも対応が求められるなど、企業が果たすべき社会的役割が注目を集めています。ビジネスとして成立しにくいのが社会的課題です。この点について白書はどのように考えているのか、読み進んでいきましょう!!

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