中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

日本企業は自社の弱みを改善する取組ができていない。。。

2020年06月08日 05時16分14秒 | 2019年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡つとむ です。

昨日は2019年版「ものづくり白書」123ページ「図 231-10 活かしていくべき強みと弱みであり取り組むべき課題」を読みましたが、今日は123ページ「図 231-11 過去 5 年以内に行った収益拡大のための取組内容」を見ます。

下図から過去5年以内に行った収益拡大のための取組内容を見ると、「画期的な新技術・商品・サービスの開発」を行ったと答える企業が多く、海外企業と比較して優位と考えている品質力や技術力などをさらに差別化する取組に力を入れている企業が多い一方で、「新しいマーケティング手法やマーケティング戦略」を行ったと答える企業は少なく、劣位と考えているマーケティング力の強化に力を入れている企業は少ないことが分かります(図 231-11)。

さらに、外部との現在と今後の連携目的について見てみると、現在、今後共に「販路開拓・営業強化」、「コストダウン・価格競争力向上」、「次世代技術への対応」を目的とする企業が多い一方、「企画・マーケティング強化」、「アフターサービス強化」を目的とする企業は少ないことが分かります。(図 231-12)。

ここまでを踏まえ白書は、我が国製造業は、技術開発力や現場の課題発見力・問題解決力などの製品の製造工程や、製品の品質に強みがあると考えており、それらを差別化する取組や外部との連携を進めていることが分かる。一方、商品企画力やマーケティング力、生産自動化、省力化は、自社の弱みと考えているにもかかわらず、それらを改善する取組や連携は進んでいない
ことが確認できる、とあります。

日本の企業はマーケティングに課題を感じていながらも、そのカイゼンに向けた取り組みが行えていない。心当たりがいくつもあるので、思わず、納得しちゃいますね!

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