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だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ナワル・マルワンの魂に向き合う旅

2022-07-18 21:47:12 | もう一度見たい!
カナダのケベック州出身のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、日本でその名を知らしめたのがアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた…

「灼熱の魂」(10)でした。カナダの映画賞、ジニー賞を「渦」(00)、「華麗なる晩餐」(08)と本作と、3回受賞しています。

「灼熱の魂」で初めて監督を知りましたが、その後の監督はアメリカ映画に進出し、ヒュー・ジャックマンとジェイク・ギレンホール主演の…

サスペンス「プリズナーズ」(13)、ジョゼ・サラマーゴの原作ミステリーをジェイク・ギレンホール主演で映画化した「 複製された男」(13)、

カンヌ映画祭のパルムドールにノミネートされたエミリー・ブラント主演の「ボーダーライン」(15)、テッド・チャン作短編SF小説を…

映画化したエイミー・アダムス主演の「メッセージ」(16)、そして「ブレードランナー 2049」(17)と「DUNE/デューン 砂の惑星」(20)。

今ではカナダ出身と分かるのは、その名前だけ。その原点となる「灼熱の魂 デジタル・リマスター版」としてリバイバル公開されます。

原作戯曲は、レバノン出身でカナダに移住した劇作家ワジディ・ムアワッドの『焼け焦げるたましい』。原題は『火事』とのこと。

亡くなった中東系カナダ人の母(ルブナ・アザバル)の遺言で、死んだと思っていた父と、存在を知らなかった兄を探すよう伝えられます。

父と兄を探すため、中東にある母の祖国へと旅に出る双子の姉弟。そこで初めて知る母の壮絶な運命と自分たちのルーツとは?もう一度、確認を。
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ミステリー・ゾーンをもう一度!

2020-05-25 21:42:21 | もう一度見たい!
ようやく先が見えたようです。約2か月間、行けなかった映画館や劇場、美術展に行けますようにと願いつつ、自宅で片付け。

そしたら出てきました。確か銀座の山野楽器で見つけて購入したDVD『ミステリー・ゾーン』Vol.1~3が。いつのこと?

全部揃っていないのは、1枚4700円と高価だったから。日本では1960年にシーズン1だけ『未知の世界』というタイトルで、シーズン2以降は…

『ミステリー・ゾーン』というタイトルで放送。オリジナルは、1959~64年までアメリカCBS-TVで放送された…

『トワイライト・ゾーン』。シーズン1~5まで全156話製作され、1話30分枠。シーズン4だけは、1話60分枠でした。

本作のクリエイターで、脚本家、ホスト役はロッド・サーリング。1924年12月25日NY出身(75年6月28日50歳で死去)。収録作品は…

DVDー1「遠来の客」アグネス・ムアヘッド/「弱き者の聖夜」アート・カーニー/「死神の訪れ」ロバート・レッドフォード共演

DVD-2「廃墟」バージェス・メレデス/「疑惑」クロード・エイキンズ/「二万フィートの戦慄」ウィリアム・シャトナー/「33号機の漂流」ジョン・アンダーソン

DVDー3「四角い墓場」リー・マービン/「栄光の報酬」ジャック・クラグマン/「過去を求めて」ギグ・ヤング/「真夜中の遊戯」アーネスト・トルックス

若きレッドフォードが死神役。シャトナーさんは、この後STのカーク船長役に。バーナード・ハーマンのテーマ曲もお気に入り。
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雨の日、赤い服で

2020-04-20 14:41:39 | もう一度見たい!
初めてポン・ジュノ監督作品を見たのは、友人から『韓国映画は見ないと知っているけど、これだけは見て!』と勧められ…

レンタルした「グエムル 漢江の怪物」(06)でした。ほぼどんなジャンルも見境なく(?)見る映画ファンですが…

韓国映画まで見ちゃうと時間がいくらあっても足りません。当時はヨンさまの『冬ソナ』で韓流ブーム真っ最中。そして見た「グエムル」。

なんて面白いんだ!と絶賛。次に見たのが、仏コミックを元にクリス・エヴァンス、ティルダ・スウィントン主演のアメリカ映画…

「スノーピアサー」(13)。ポン・ジュノ監督のSF映画。カンヌ国際映画祭やアカデミー賞など多くの賞に輝いた…

「パラサイト 半地下の家族」(19)も鑑賞済み。それ以前に深夜TVで見たのが「殺人の追憶」(03)だったのです。

04年3月公開時の予告編で、実際の未解決殺人事件なのは知っていました。で、初めて見た時の衝撃は言葉では表せません。

ドーンと体の中に落ちた感じ。1986年10月、ソウル近郊の農村で猟奇的な殺人事件が発生。地元刑事パク(ソン・ガンホ)と…

ソウルから来た若手刑事ソ(キム・サンギョン)は、対立しながらも捜査を行なうことに。被害者が続出するそんなある日…

有力な容疑者が浮上します。果たして?とにかく未見の方は、ぜひぜひ見て欲しい1本。やっぱりソフト買おうかな。クセになります。
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UAの名作を見よう!

2007-08-07 21:26:19 | もう一度見たい!
私は映画が大好き♪たぶん、映画好きの両親のおかげと思っていますが、今日のようにひたすら見続けているのは、家族の中でも私だけ…。思い出すと、子供の頃にディズニー・アニメの「白雪姫」(37/日本公開50年)や、「眠れる森の美女」(59/日本公開60年)をはじめとして、東映時代劇やアニメもよ~く見ましたっけ。2本立てで。

その後、学生になってからは“名画座”や“全線座”に通いました。とにかくロードショー公開される映画は、ほぼ見ていましたねぇ~。とはいえ、貧しい学生ですから本数は知れてますけど…。今のように映画=人生、の日々は幸せの限り(?)です。うふふ、自己満足。

かつて映画は、大きな映画会社(スタジオ)が一手に製作していました。1919年、チャップリンやメアリー・ピックフォード、D・W・グリフィスたちによって作られた『ユナイテッド・アーティスツ』。ご存知のように「天国の門」(81)の大赤字により、85年『MGM』が買収。現在に至ります。

他にも1923年に創設された『ワーナー・ブラザーズ』(ハリー、アルバート、サム、ジャック・ワーナー4兄弟による)。1912年アドルフ・ズーカーが設立者の『パラマウント』。1924年創立の『MGM』。Metro Pictures/Goldwyn Pictures/Louis B. Mayer Picturesの3社が合併したものだそう。映画を見る楽しさのひとつが、冒頭のロゴ。最近は多種多様ですが…。

で、渋谷のシネマヴェーラで気になるプログラムが公開されます。「ユナイテッド・アーティスツの栄光」がそれ。上映作品のリストを見てるだけで、ワクワクします♪

「裸足の伯爵夫人」(54)「キッスで殺せ!」(55)
「現金に体を張れ」(56)「十二人の怒れる男」(57)「情婦」(57)
「暗黒街の女」(58)「お熱いのがお好き」(59)
「荒馬と女」(61)「ナック」(65)「イエロー・サブマリン」(68)
「ラスト・タンゴ・イン・パリ」(72)「ロング・グッドバイ」(73)
「ガルシアの首」(74)「アニー・ホール」(77)
「マンハッタン」(79)「レイジング・ブル」(80)
そして、問題の「「天国の門」(81)

テアトル東京で見た時には、マイケル・チミノ監督、主演クリス・クリスファーソン、ヴィルモス・ジグモンドのカメラを堪能。この映画のその後の運命なんて知る由もなし。劇場にはたぶん通えないと思いますが、映画のタイトルを見てDVDを見ようと思い立ちました。はい。
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電話で相談

2007-02-03 21:25:39 | もう一度見たい!
昨日のイザベラ・コヘット監督のデビュー作「あなたに言えなかったこと」(95)。もう、12年も前なのかぁ~。この映画のアンドリュー・マッカーシーの大ファンで、かなり見ています。

デビュー作「恋のスクランブル」(83)では、親友スキップ(ロブ・ロウ)の母親(ジャクリーン・ビセット)と恋をする青年ジョナサン役。ジョン&ジョーン・キューザックやヴァージニア・マドセン、ロリータ・ダヴィドヴィッチ、アラン・ラックなんかが出演。なつかし!

当時のアイドルスター総出演の「セント・エルモス・ファイアー」(85)でも、ずば抜けていたし、「プリティ・イン・ピンク」(86)なんてハマりすぎ♪続く「レス・ザン・ゼロ」(87)では、ガッシリと私のハートを鷲づかみ。ホレボレ。

ロマンチックな「マネキン」(87)も、マット・ディロン共演の「カンザス」(88)も良かったぁ~♪「バーニーズ」「想い出のジュエル」(89)あたりまでは、まだまだアイドル系。次の「クリシーの静かな日々」(90)あたりから脱皮を図り、「イヤー・オブ・ザ・ガン」(91)なんてアクション物も。

最近はインディーズ系映画や「スティーヴン・キングのキングダム・ホスピタル」(04)などのTVMにも、出演。1962年11月29日NY生まれで、もう44歳だもん。中堅です。今もファンですが…♪そのアンドリューが出演した「あなたに言えなかったこと」は、リリ・テイラー主演。

カメラ店で働くアン(リリ・テイラー)。恋人が転勤になり突然の別れ話にショックを受け、衝動的に自殺を図ります。どうにか助かったアンは、電話相談室“ホープライン”に電話します。相手は不動産セールスマンのドン(アンドリュー・マッカーシー)。

彼はボランティアだったのですが、別の相談相手、鬱病のスティーヴ(リチャード・エドソン)が拳銃自殺しようとするのを止めようと悩んでいました。そのため、アンとはどうも話がかみ合わず…。電話口で顔も見えない相手の悩みを聞き、なんとか相手の気持ちを理解し、助けようとする。

しかし、相談を受ける人間にだって悩みはあるもの。そんな人間同士を描いたこの作品。地味な映画で未見の方も多いはず。映画のラスト、とってもステキなシーンで終わります。このシーンを見たくて、DVD買いました。うふふ。また、見よう~。
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ドツボにハマる?

2006-11-24 21:40:03 | もう一度見たい!
現在、六本木ヒルズがある所。かつてそこに単館ロードショー劇場として、“シネ・ヴィヴァン六本木”がありました。結構、マニアックなプログラムで、あそこに行くと見知らぬ観客同士、お互いに『映画ファンね~♪』と内心、思ったものです。

もう劇場はなくなってしまいましたが、93年12月に公開された時、12週のロングランを記録した映画が、帰ってきます。「イン・ザ・スープ」(92)…なつかしい♪これ、スープの映画ではありません。意味は、“ドツボにハマる”。妖しい。

「イン・ザ・スープ」の脚本・監督は、「フォー・ルームス」(95)のアレクサンダー・ロックウェル。撮影当時の妻は、ジェニファー・ビールス。92年のサンダンス・フィルム・フェスティバルでグランプリ審査員特別賞受賞。当時はインディーズ映画ブームで、絶対見なくっちゃ!と勇んで出かけたものです。

主演は「レザボアドッグス」(91)の印象が強烈に残った、スティーヴ・ブシェミ!あちこちの映画で顔を見せる、くせ者役者で、大いに気になる役者です。共演者は、ジョン・カサヴェテス監督作で有名なシーモア・カッセル。そういえばカサヴェテス映画も、よくシネ・ヴィヴァンで見たわ。通ったなぁ~。 

ヒロインは、「フラッシュダンス」(83)でブレイクしたジェニファー・ビールス。若手から、大人の女性を演じはじめていました。他には、パット・モーヤ、ウィル・パットン、ジム・ジャームッシュ、キャロル・ケイン、スタンリー・トゥッチ(←「プラダを着た悪魔」に出てます♪)。個性派揃いですね。

映画作りを夢みるアルドルフォ(ブシェミ)は、隣の美女アンジェリカ(ビールス)を主役にいつか映画を作りたいと願っています。そこへ資金提供を名乗り出たジョー(カッセル)が、現れます。しかし、そんなにすんなり行くはずはなく、妖しげな仕事を持ちかけられます。果たして、本当に資金は調達できるのか?映画は作れるのか?心配。

NYのクリスマスを舞台にしたこの映画、もし未見でしたらお勧め。NYのクリスマスは、ほんとステキ♪
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愛しのナポレオン

2006-11-15 21:17:14 | もう一度見たい!
ジャック・ブラック主演の「ナチョ・リブレ」を見る前にと思って、ジャレッド・へス監督を予習しておこうと思った私。未公開で初監督作の「バス男」(04)を、レンタルDVDして来ました。もちろん、2作目の「ナチョ・リブレ」も見ましたよ!

で、遅ればせながら見た「バス男」にゾッコン♪今さらのように書いてしまいます。まず、邦題の安易さ、バカバカさに怒りを覚えます。ちょうど日本でヒットした「電車男」にあやかったよう。確かに映画の冒頭で、スクールバスに乗る主人ではありますが…。

こんなタイトルのせいか、公開は見送られ、レンタルスルー。しかもスタッフ・キャストは有名でないから、レンタルも気付かないかも。しかし、一度見たら病みつきになる面白さ♪そのため、口コミで日本でも密かなファンが増えてます。私もそう。

私は予習がてら(監督1作目)だったんですが、ハマってます。DVD、買いました。この映画の面白さ、それは制作費がわずか400万円くらいだったのが、全米で40億円以上の大ヒットとなったことでもわかります。

原題は主人公の名前、“NAPOLEON DYNAMITE”(ナポレオン・ダイナマイト)。アイダホの片田舎に住む、まったくイケてない、ホントに冴えない高校生ナポレオン(ジョン・ヘダー)。頭もあんまり良くないし、運動神経もイマイチだし、服の趣味といったら…。学校では全然もてないし、むしろいじめにあっているくらい。(同級生もイマイチだけど)

彼の家族もどうしょうもない面々。兄はチャットに夢中、叔父さんは妖しげなセールをやっている…。ある日、学校にメキシコ人の転校生ペドロ(エフレン・ラミレッツ)がやって来ます。2人は友達になり、女の子にもてようと生徒会長に立候補!オイオイ!

ここまで見ると、これって“青春物”なんですよね。でも相当~ゆるい。監督は15分ほどのショート・ムービーを製作していて、それを長編にしたのが本作。(特典に収録)インディーズ系の映画の経路がわかって、興味深いです。

オープニングのタイトルやキャストの名前の出し方や、エンドロールの後に追加撮影したという、豪華な(?)おまけシーンなど、うれしくなる遊び心がいっぱい。もし、未見でしたらお勧めしま~す。クセになります。また、見ようっと♪

おまけ:クラスの女の子デブ(太ってません、名前です)役に、「コリーナ・コリーナ」(←大好き!)のティナ・マジョリーノが出演。大きくなったなぁ~。
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カインは去りて、エデンの東ノドの地に住めり

2005-10-21 21:50:19 | もう一度見たい!
本名 James Byron Dean、1931年2月8日インディアナ州マリオン生まれ。早くに母親を亡くし、叔母夫婦に育てられます。49年再婚した父親に引き取られ、サンタモニカに移ります。カリフォルニア大学法学部に進みますが、演劇への情熱から演劇部へ。

エキストラなどで活動後、NYへ渡り舞台に出演し始めます。本格的に演技を学ぶため、有名なアクターズ・スタジオへ。同期の俳優には、ポール・ニューマン、マーロン・ブランドがいます。ちょうどそこ頃、エリア・カザン監督に認められて出演したのが、「エデンの東」でした。

ここまで読んで、「あっ、ジェームス・ディーンのことね」と分かっていただけましたね。実はその「エデンの東」(54)が、美しくなって再上映されます。うれしいですね~。もちろん、リアルタイムでは見ていないのですが、名画座やTV放映で何度も見て、夢中になったものです。

原作はジョン・スタインベッグ、監督エリア・カザン、脚本ポール・オズボーン、音楽はレナード・ローゼンマンでした。そして当時、開発されたシネマスコープ(シネラマ)という大画面の上映でした。おっきなスクリーンで見る映画は、本当に迫力で大好きでした。最近は大型スクリーンの劇場が、少なくなって…。

「エデンの東」は、旧約聖書の“カインとアベル”の物語に題材を得た作品です。父親のアダムは、弟のキャルよりも兄のアーロンを可愛がり、キャルは自分の出生を疑います。死んだと聞かされていた、実は失踪した母親ケートを探し出し、何も知らないアーロンを引き合わせるのです。

アーロンは兵役を志願、それを知った父アダムは脳卒中で倒れてしまいます。父に愛してもらいたかった一心だったキャルは、死の床の父親とようやく心を通わせることができたのでした。認められたくて努力するキャルの姿、本当の母の姿を見て苦悩するキャル、ジェームス・ディーンの自然な演技と感情表現は、見る物の心を捉えて離しません!

彼は、55年の「理由なき反抗」56年の「ジャイアンツ」の3本しか、出演作品(端役は別)がありません。「ジャイアンツ」撮影終了間際の55年9月30日、愛車ポルシェ・スパイダーに乗って正面衝突し、事故死。24歳でした。永遠の青春スター、ジェームス・ディーンの「ザ・コンプリート ジェームス・ディーン コレクション」も発売されます。うぅ…涙が出ます。
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歴史は繰り返す…

2005-06-26 21:20:43 | もう一度見たい!
今月11日から公開されえている「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」 もうご覧になりましたか?静かにじわっと、見る人に感動を与えています。なにより主演のショーン・ペンの演技に、心震わされます。どうしてこんなに感情表現が、素晴らしいのでしょう!!

ショーン・ペンといえば、「デッドマン・ウォーキング」(95)「ギター弾きの恋」(99)「アイ・アム・サム」(01)の3本で、オスカーにノミネートされた実力派。そして4度目、クリント・イーストウッド監督の「ミスティック・リバー」(03)で見事、主演男優賞を受賞しました!ノミネートされても授賞式には出なかったペンですが、この時は出席。話題になりました。俳優仲間から、スタンディング・オベーションを受けて、見る方も感激しました!

ショーン・ペンは、1960年8月17日サンタモニカ生まれ。父親は映画監督のレオ・ペン。その名を聞いて思い出すのは、TV「刑事コロンボ/別れのワイン」ドナルド・プレザンス×ピーター・フォークの対決は、今も忘れがたい作品でした!弟のクリス・ペンも俳優。ちょっと太目の個性派です。結婚は2度。一度目はあの、マドンナ。すぐに別れましたが…。現在の妻は女優のロビン・ライト・ペン。

で、この「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」(04)ですが、1974年2月ワシントンのバルチモア空港で起こった実話を描いています。主人公のサム・ビックは家具販売のセールスマン。自分には向いていない仕事だと知りつつも、別居中の妻マリー(ナオミ・ワッツ)と元に戻るために仕事を続けなくてはならず… でも、営業成績は振るわず、ボスからは怒鳴られ…。

当時はちょうどニクソン大統領の時代で、あのウォーターゲート事件が起きていました。サムは仕事や妻との関係など、自分の取り巻くすべてがニクソン大統領のせいと、思い込むようになります。その間の追い詰めれていくサムの心模様…演じるショーン・ペンは、パワフルで完璧な演技を見せてくれます。私的に手放しで褒めちぎります!うまい!息苦しくなるほどの、演技です。

サムは飛行機をハイジャックして、ホワイトハウスに突っ込む計画だったのです。今から30年も前に、9・11から26年も前に!ようやく歴史の真実が、私たちの前に現れたのでした。必見!
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初代ダーク・ピット

2005-06-16 21:09:36 | もう一度見たい!
昨日の続き。クライブ・カッスラー作品の映画化1作目は「タイタニック号を引き揚げろ」でした。映画のタイトルは原題の「レイズ・ザ・タイタニック」(←現在オフィシャル・サイトはないんです)

「タイタニック」というと、1998年のレオナルド・ディカプリオ主演の映画を思い浮かべるでしょう!ジェームス・キャメロン監督のこの映画は、アカデミー賞の11部門を受賞した大ヒット作品です。もちろんご覧になりましたよね~。ところで「タイタニック」のことを紹介したサイトは「TITANIC Square」が素晴らしいです!

で、「レイズ・ザ・タイタニック」(80)ですが、ジェリー・ジェームソン監督作品。主演のダーク・ピットはリチャード・ジョーダンでした。(彼は1993年8月30日、55歳の若さで亡くなりました)黒の長髪でヒゲ面のジョーダンはなかなかカッコよくて、私は結構好き♪。ヒロインはアン・アーチャー。サンデッカー提督はジェーソン・ロバーツ(←渋い!)タイタニックの秘密を握る老人役はアレック・ギネス(←オビワン!)が扮していました。

しかしダークの相棒のアル・ジョルディーノがまったくと言っていいほど、存在感がないんです。一応、M・エメット・ウォルシュ(すごいキャスティング!)が、クレジットされていたんですが、原作とはまるで違うのです。すごく残念です。まっ、映画のメインがタイタニック号の発見と引き揚げですから、キャラクターに想いが行かなかったのでしょう。おかげでその後、長い間シリーズは映画化されなかった…わけです。

そうなのです!この映画のメインは、タイタニック号が海底から、白く吹き上げる泡と共に浮き上がってくる所!圧巻です!映画の中と分かっていても、このシーンにはゾクゾクしますよ。もし、まだ未見の方にはレンタルでもぜひご覧ください。そして映画2作目の「サハラ」も見て、ピットやジョルディーノを比べてみたら?
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