サラエボを巡る愛の物語

ぺネロペ・クルス！なんてきれいなんでしょう！誰もがファンになってしまう、素晴らしい女優です。ウディ・アレン監督「それでも恋するバルセロナ」（０８）で、アカデミー賞助演女優賞受賞。

オスカー女優なんですよぉ～。１９７４年４月２８日、スペイン・マドリード出身。１４歳の時にモデルとしてデビューし、映画デビューはビガス・ルナ監督「ハモンハモン」（９２）。

この作品で、ハビエル・バルデムと共演しています。前述の「それでも恋するバルセロナ」で、度々共演したバルデムと２０１０年７月結婚。過去にマット・デイモン、トム・クルーズ、ニコラス・ケイジ

マシュー・マコノヒーなどと、交際していました。うむ。きれいだもん。しかし、バルデムなのねぇ。それはともかく、ペドロ・アルモドバル監督「ボルベール ＜帰郷＞」（０６）がお気に入り。

イザベル・コイシェ監督「エレジー」（０８）や、アルモドバル監督「抱擁のかけら」（０９）も良いですね。ロブ・マーシャル監督、ダニエル・デイ＝ルイス主演のミュージカル「ＮＩＮＥ」（０９）にも出演。

美しく演技も確かなぺネロペ・クルスの最新作は、セルジオ・カステリット監督「ある愛へと続く旅」（１３）。原作、脚本は、クルス主演「赤いアモーレ」（０４）のマルガレート・マッツァンティーニ。

ローマで暮らすジェンマ（クルス）の元に、１本の電話が。相手はゴイコ（アドナン・ハスコヴィッチ）、サラエボに住む友人でした。ジェンマが青春時代を過ごした、サラエボ。

ジェンマは、１６歳の息子ピエトロ（ピエトロ・カステリット／監督の息子）とともに、自分の過去を訊ねる旅に出ます。２０年以上前、ジェンマはサラエボに留学していた女子大生でした。

ゴイコから１人のアメリカ人カメラマン、ディエゴ（エミール・ハーシュ）を紹介されたジェンマは、一目で恋に落ちてしまいます。やがて２人はローマで結婚し、新婚生活をはじめます。

しかし民族紛争が勃発したサラエボに向かう、ディエゴ。後を追うジェンマ。２人を待ち受けていた、運命とは？大学生から母親としての現在までを演じるクルス。ジェーン・バーキン共演。見ましょ。

ノオミ・ラパスの復讐

スティーグ・ラーソン原作の映画化、スウェーデン映画「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」（０９）。見ましたよねぇ～。監督は、ニールス・アルデン・オプレヴ。ミカエル・ニクヴィスト主演。

ダニエル・アルフレッドソン監督「ミレニアム２ 火と戯れる女」（０９）と、「ミレニアム３ 眠れる女と狂卓の騎士」（０９）の３部作。超～魅力的なリスベット・サランデルを演じるのは…

１９７９年１２月２８日、スウェーデン出身のノオミ・ラパス。映画の予告編で魅了され、本篇でリスベットにすっかり夢中になってしまいまた。もちろん、演じるラパスも素晴らしい！

デヴィッド・フィンチャー監督「ドラゴン・タトゥーの女」（１１）として、リメイク。ダニエル・クレイグとルーニー・マーラ主演。こちらもよかったけど、でもオリジナルには…ねっ？

ポール・シュレットアウネ監督「チャイルドコール 呼声」（１１）に出演し、ラパスはハリウッドへ進出。ガイ・リッチー監督のシリーズ２作目「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」（１１）…

リドリー・スコット監督「プロメテウス」（１２）に出演。ハリウッド女優とは違う美人ラパスは、次々と名監督と組んでいます。最新作は、「ミレニアム」のニールス・アルデン・オプレヴ監督作。

それが「デッドマン・ダウン」（１３）です。裏社会で不動産業を牛耳るアルフォンス（テレンス・ハワード）。脅迫文や謎のメモ、仲間の惨殺死体…と彼は何者かに脅されていました。

部下のダーシー（ドミニク・クーパー）たちは、ボスの悩みを解決し認められようと必死でした。しかしボスが信頼するのは、寡黙なヒットマン、ヴィクター（コリン・ファレル）だったのです。

ある日、ヴィクターは向かいのマンションに住むベアトリス（ノオミ・ラパス）を食事に誘います。交通事故で顔に深い傷があるベアトリスには、ある目的があったのです。果たしてそれは？

そして２人の行き着く先は？その他の共演に、イザベル・ユペール。監督にとって、本作は初のアメリカ映画。期待してしまいます。脚本は、「ザ・メキシカン」（０１）のＪ・Ｈ・ワイマン。ぜひ。

２人の女のパッション

女２人が主人公のドラマには、大きく２つの種類が。１つは、アイリス・レイナー・ダートの原作をゲイリー・マーシャルが監督した、「フォエバー・フレンズ」（８８）のような友情物語。

ベット・ミドラーとバーバラ・ハーシー主演でした。泣けましたねぇ～。今見てもうるっときます。そしてもう１つは、とんでもなく怖～い物語。ジョン・ラッツ著『同居人求む』が原作の…

バーベット・シュローダー監督「ルームメイト」（９２）のようなサスペンス・ドラマ。同棲相手がケンカで出て行ったアリー（ブリジット・フォンダ）は、ルームメイトを募集することになります。

やって来たのは、ヘディ（ジェニファー・ジェイソン・リー）。次第にヘディはアリーの真似をするようになって…。未見の方は、ぜひ続きを見て下さいね。この作品を思い出したのは…

アラン・コルノー監督、リュディヴィーヌ・サニエ、クリスティン・スコット・トーマス主演のフランス映画「ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて」（１０未）のリメイク、「パッション」（１２）が公開されるから。

しかも、監督、脚本がブライアン・デ・パルマ！ジェームズ・エルロイ原作「ブラック・ダリア」（０６）以来です。「リダクテッド 真実の価値」（０７）は未見なので。お久しぶり～。お元気でしたか？

野心に溢れ、狡猾さと大胆な行動で国際的な広告会社の重役へ登り詰めたクリスティーン（レイチェル・マクアダムス）。アシスタントのイザベル（ノオミ・ラパス）は、彼女に憧れていました。

ところが、クリスティーンに手柄を奪われてしまったイザベル…。さらに同僚の前で恥辱を受け、恋人まで奪われたイザベルの中で、殺意が芽生え、復讐を決意するのです。

果たして、結末は？ニック・カサヴェテス監督「きみに読む物語」（０４）や、マイケル・スーシー監督「君への誓い」（１２）などの清純なヒロイン役が印象的な、レイチェル・マクアダムス。

最新作は、テレンス・マリック監督「トゥ・ザ・ワンダー」（１２）。一方のノオミ・ラパスは、リドリー・スコット監督「プロメテウス」（１２）に出演。ラパスについてはまた次回。見なくっちゃ！

ニックとキューザック、再び！

２大スター共演！っていう映画で、もし、良役悪役が逆なら…って考えたことないですか？サイモン・ウェスト監督「コン・エアー」（９７）で共演したのは、ニコラス・ケイジとジョン・キューザック。

ある事件に巻き込まれ、８年の刑期を終えて出所した元軍人のキャメロン（ケイジ）。連邦保安局の空輸機に乗せられますが、その空輸機は囚人グループにハイジャックされてしまいます。

リーダーは、凶悪犯サイラス（ジョン・マルコヴィッチ）。追跡するのは、ＵＳマーシャルのヴィンス・ラーキン（キューザック）。当時、ニックは３３歳。キューザックは３１歳。ノッてます。

もう１本、テロリストのキャスター・トロイ役で、ＦＢＩ捜査官ショーン・アーチャー役のジョン・トラヴォルタと顔の入れ替えをした、ジョン・ウー監督「フェイス／オフ」（９７）。どっちがどっちやら。

この２作品でも、キャスティングが逆も可能？１６年ぶりに再共演を果たした、ニックとキューザック。それが長編初監督デビューのスコット・ウォーカー監督作、「フローズン・グラウンド」（１３）

１９８０年代、１２年間に２４人以上の女性を拉致監禁し、彼女らを人間狩りのような手口で殺害した“アンカレッジ女性連続殺人事件”。犯人は逮捕され、４６１年の刑に。現在も服役中。

１９８３年アラスカのアンカレッジ。１７歳の娼婦シンディ・ポールソン（ヴァネッサ・ハジェンズ！）は、モーテルの部屋で手錠に繋がれ、叫んでいるところを警察に保護されます。

犯人はボブ・ハンセン（キューザック）だと訴えるのですが、彼にはアリバイがあったのです。同じ頃、ニックリバー沿いの平原で、身元不明の少女の無残な遺体が発見されます。

事件を担当するのは、アラスカ州警察巡査部長ジャック・ハルコム（ニコラス・ケイジ）。退職間近のジャックは、最近続く変死体の発見を受け、連続殺人事件では…と疑います。

果たして？共演に、ラダ・ミッチェル、カーティス・“５０Ｃｅｎｔ”・ジャクソン。長いなぁ～。「ペーパーボーイ 真夏の引力」（１２）のキューザックも悪役。とっても楽しみです。

（本物の）本、読んでますか？

リチャード・プレス監督作「ビル・カニンガム＆ニューヨーク」（１０）。ＮＹのファッションを撮り続けた、製作時８４歳のビル・カニンガムを紹介したドキュメンタりー映画でした。

なにしろ、５０年以上に渡りニューヨークの街角で写真を撮り続けているカニンガム氏は、部屋にはキッチンもクローゼットもなく、ファッション以外のことにはまったく興味がないという人。

こうしたこだわりがあるからこそ、周りから注目され一目置かれる人物になるんですね。そして同じく、ファッション業界のカリスマ的女性編集長、アナ・ウィンターをご存じですか？

デヴィッド・フランケル監督「プラダを着た悪魔」（０６）で、メリル・ストリープが演じたミランダ・プリーストリーのモデルと言われているのが、アナ・ウィンター。ブロンドでサングラスが特長。

Ｒ・Ｊ・カトラー監督「ファッションが教えてくれること」（０９）で、彼女の実像と成功の秘密がわかります。また、世界一予約が取れないレストランとして有名な３つ星レストラン“エル・ブリ”

スペインのカタルーニャ地方にあった、４５席しかない席に年間２００万件もの予約希望が殺到するこのレストランの料理長は、フェラン・アドリア。残念なことに２０１１年７月末、閉店。

ゲレオン・ヴェツェル監督「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」（１１）で、芸術的なお料理の数々を見ることができます。こうした作品は他にもありますが、今度は“本”

監督は、「エル・ブリの秘密」のゲレオン・ヴェツェルと、フリーランスの映画製作者ヨルグ・アドルフの２人。それが「世界一美しい本を作る男 シュタイデルとの旅」（１０）です。本、読んでますか？

最近はＰＣやタブレットで読む人が増え、本の手触りや臭いがないなんで考えられない…。この作品で描かれるのは、ドイツの小さな出版社シュタイデル。経営者は、ゲルハルト・シュタイデル。

編集からレイアウト、印刷、製本、出版までを自社で行ない、有名写真家の作品、ノーベル賞作家の新作、シャネルのカタログ…などシュタイデルのファンは世界中に。さあ、どんな本か見てみましょう。

『魔女たちの飛翔』は、どこに？

マカヴォイさんのファンなので、マイブログには毎作品登場します。最近では、ロバート・レッドフォード監督「声をかくす人」（１１）やエラン・クリーヴィー監督「ビトレイヤー」（１３）があります。

１９９５年デビューし、映画やＴＶ、舞台で活躍するマカヴォイさんの本名は、ジェームズ・アンドリュー・マカヴォイ。グラスゴー出身のスコットランド人です。ショーン・コネリーやユアン・マクレガー…

バトラーさんもそうですね。ずっと見てきたせいか、最近は富に精悍な顔になってドキドキです。現在３４歳、努力していますねぇ～。若手俳優というより、すでに役者。最新作も超～期待しています。

「トランス」（１３）です。“トランス”とは催眠状態のこと。監督は、「トレインスポッティング」（９６）「２８日後…」（０２）「２８週後…」（０７）、アカデミー賞監督賞受賞作「スラムドッグ＄ミリオネア」（０８）

そして「１２７時間」（１０）のダニー・ボイル。１９５０年１０月２０日イギリス、マンチェスター出身。期待！物語の発端は、フランシスコ・デ・ゴヤの名画『魔女たちの飛翔』（１７９７～９８年頃）

何者かにガス弾を投げ込まれ、白煙が立ち込め大混乱のオークション会場。競売人のサイモン（ジェームズ・マカヴォイ）は、２７５０万ポンド〈約４０億円）の絵画をバッグに入れ倉庫へ。

そこで待っていたのはギャングのリーダー、フランク（ヴァンサン・カッセル）。実はサイモンも仲間で、フランクに奪われたフリをするはずだったのです。しかしサイモンは殴り倒され…。

病院で目覚めたサイモンは、記憶の一部が消えてしまったのです。フランクは、催眠療法士エリザベス・ラム（ロザリオ・ドーソン）を雇い、サイモンの記憶を取り戻させようとします。

頭の中から、“絵画”に関する部分だけが消えているサイモン。なぜ、バッグの中は額縁だけだったのか？なぜ、絵画を盗んだのか？どこに隠したのか？マカヴォイさんの苦悩の顔が浮かびます。

『魔女たちの飛翔』は来日し、もちろん見ましたとも！聴覚を失った時期に描いた作品で、浮遊する魔女たちと地上の２人の男。暗～い絵です。見つかるといいな（映画での話）

ナオミ・ワッツのＤ

１９９７年８月３１日、日曜日。ちょうど地下鉄に乗っていました。後から乗って来た男性が、目の前の席に座り、広げた新聞を見てびっくり！あのダイアナ元妃が、事故死したという記事。

信じられなくって、一瞬『ウソッ！』って思いました。皆さんはあの日、どこでそのことを知ったでしょう。しかしありえない…。本当でした。夜のニュースで、ドキドキしながら見ました。

その日フランスのパリ、当時の恋人エジプト系英国人の大富豪ドディ・アルファイド氏と車でパパラッチの追跡を受け、市内のトンネル内で激突。当初は生きていて、その後死去。３６歳でした。

国葬を…という世論が高まる中、９月６日ウェストミンスター寺院で国葬に準じた葬儀が行われました。この経緯を映画にしたのが、スティーヴン・フリアーズ監督「クィーン」（０６）です。

エリザベス女王を演じたヘレン・ミレンは、アカデミー賞主演女優賞を受賞。作品賞、監督賞など全５部門にノミネートされた名作。ここでは、ダイアナ妃は出てきませんでしたが…

オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督「Ｄｉａｎａ ダイアナ」（１３）で、彼女の生き方を見ることができます。保育士として働くダイアナ・スペンサー（ナオミ・ワッツ）は、チャールズ皇太子と再会。

１９８１年７月２９日、２０歳のダイアナはチャールズ皇太子と結婚します。２人の息子が誕生したものの、９２年１２月別居。それから３年後の１９９５年、１人で暮らしていました。

ある日、心臓外科医のハスナット・カーン（ナヴィーン・アンドリュース）と出会います。はじめて心から尊敬できる男性と巡り合えたと、実感するダイアナ。そして９６年８月２８日正式に離婚。

人道支援活動で世界中を飛び回り、自信を取り戻すダイアナでしたが、ハスナットとの愛は周りからの反対を受けてしまうのでした。やがて、ドディ・アルファイドと出会うのです。

ワッツは、２度のアカデミー賞ノミネートの演技派。ダイアナにそっくり！「ヒトラー 最期の１２日間」（０４）の監督と、ＴＶ「ＬＯＳＴ」のナヴィーン・アンドリュース。果たして？

イリュージョンで、現金泥棒

予告編を見て、まさに『ぶったまげた！』という言葉がぴったり！それが「グランド・イリュージョン」（１３）です。凄すぎるぅ～。映画という映像のマジックの世界だからこそ、可能なんだと思うけど。

もしこれが実際に起こるなんて…考えられない。主人公は、“フォー・ホースメン”というスーパー・イリュージョニストたち。ネオンで華やかな夜のラスベガスで、ショーを演じるのは…

リーダーのダニエル・アトラス（ジェシー・アイゼンバーグ）、メンタリストのメリット・オズボーン（ウディ・ハレルソン）、唯一の女性アーティストで脱出の天才ヘンリー・リーヴス（アイラ・フィッシャー）

カードの奇術師ジャック・ワイルダー（デイヴ・フランコ）の４人。今夜のショーの目的は…？遠く離れたパリの銀行から、３２０万ユーロを奪うこと。あまりの凄さに目を見張る観客たち。

複雑に計画された不可解な犯罪を捜査するのは、ＦＢＩ捜査官のディラン・ローズ（マーク・ラファロ）と、インターポールのアルマ・ヴァーガス（メラニー・ロラン）の２人でした。

次の犯罪が行なわれる前に、なんとか阻止しようとするのですが失敗。そのため、マジックの種明かしの名手サディアス・ブラッドリー（モーガン・フリーマン）の協力を得ることに…。

２番目のイリュージョンは、ニューオリンズでの大富豪の資産１億４０００万ドル。３番目のイリュージョンは、ニューヨークの隠し金５億ドル。果たして、彼らはどうやって金を盗んだのでしょう？

そしてその目的は？元マジシャンのサディアスの手腕は？他に、“フォー・ホースメン”のスポンサーで富豪のトレイラーにマイケル・ケインが出演。豪華なキャスティングですよね～。

監督は、フランス・パリ出身のルイ・ルテリエ。おおっ、「トランスポーター」（１２）の監督ではありませんか！他に「ダニー・ザ・ドッグ」（０５）「トランスポーター２」（０５）「インクレディブル・ハルク」（０８）

「タイタンの戦い」（１０）を監督。そして「タイタンの逆襲」（１２）の製作総指揮も。今年３０歳になるアイゼンバーグも「ソーシャル・ネットワーク」（１０）より大人びて、頑張ってます！

モンローの秘密

マリリン・モンロー。たとえ彼女を知らなくても、写真を見れば分かるはず。映画ファンには、とっても感慨深いはず。なぜってモンローの人生はある意味、まるで映画のようだから。

本名ノーマ・ジーン・ベイカー。１９２６年６月１日ロスで私生児として誕生し、里親や孤児院で悲惨な少女時代を過ごします。１９４２年、１６歳でジム・ドハティと最初の結婚。

１９４５年写真が雑誌に掲載され、モデルになるためハリウッドへ。翌年、２０世紀ＦＯＸのスクリーンテストに合格し、マリリン・モンローとなります。未公開作や端役を経て注目されたのは…

ジョセフ・Ｌ・マンキウィッツ監督「イヴの総て」（５０）でした。ハイヒールの片方の踵を少しカットし腰を振って歩く“モンロー・ウォーク”が生まれた、ヘンリー・ハサウェイ監督「ナイアガラ」（５３）

「紳士は金髪がお好き」（５３）「百万長者と結婚する方法」（５３）「ショウほど素敵な商売はない」（５４）「七年目の浮気」（５５）「お熱いのがお好き」（５９）「恋をしましょう」（６０）に主演。

他に「帰らざる河」（５４）「バス停留所」（５６）「王子と踊子」（５７）「荒馬と女｝（６１）などにも主演。１９５４年野球選手ジョー・ディマジオと、５６年作家アーサー・ミラーと結婚したモンロー。

１９６２年８月５日、自宅のベッドで全裸で死んでいるのが発見されます。３６歳でした。モンローの人生を描いた映画もあります。ティム・ファイウェル監督「ノーマ・ジーンとマリリン」（９６）

ミシェル・ウィリアムズ主演、サイモン・カーティス監督「マリリン ７日間の恋」（１１）。そしてリズ・ガーバス監督のドキュメンタリー映画「マリリン・モンロー 瞳の中の秘密」（１２）が公開されます。

出演者はユマ・サーマン、マリサ・トメイ、エイドリアン・ブロディ、エレン・バースティン、グレン・クローズ、ベン・フォスター、ポール・ジアマッティ、Ｆ・マーレイ・エイブラハム

エリザベス・バンクス、ホープ・デイヴィス、ヴィオラ・デイヴィス、ジェニファー・イーリー、ジェレミー・ピヴェン、オリヴァー・プラット、デヴィッド・ストラザーン、リリ・テイラー他。すごい！

アンドリューの年代記（クロニクル）

もし、ある日突然特別な“力”を手に入れたら…スパイダーマンやバッドマン、スーパーマンなどとは違い、“力”の使い方もわからない平凡な高校生が主役、それが「クロニクル」（１３）です。

監督は、本作が長編デビューのジョシュ・トランク。ジョン・ランディス監督を父に持つ、マックス・ランディスと共同で原案、脚本を担当しています。低予算ながら、全米初登場第１位に！

大酒飲みで暴力的な父と病気で寝たきりの母と暮らす、アンドリュー（デイン・デハーン）。学校でも１人ぼっちで、話し相手と言えばビデオカメラだけ。自分の生活を記録していくアンドリュー。

ある日、同じ高校に通ういとこのマット（アレックス・ラッセル）から、パーティーに誘われます。インテリで社交的なマットと違い、ビデオカメラを回していると誤解から殴られてしまいます。

マットとアメフト部のスター選手スティーヴ（マイケル・Ｂ・ジョーダン）は、外で泣いていたアンドリューを見つけ、見かねた２人は近くの洞窟探検へ行こうと、アンドリューを誘います。

３人は洞窟で不思議な物体に触れ…、気が付くと不思議な能力を身につけていたのです。はじめはイタズラ程度に使っていたその“力”でしたが、思いもかけないほどの強大な“力”に…。

自分の思い通りに行かない人生に、フラストレーションを募らせたアンドリュー。そして…。主演のデイン・デハーンは、１９８７年２月６日ペンシルベニア州アレンタウン出身の２６歳。

映画の方は、デレク・シアンフランス監督「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ／宿命」（１２）で、ライアン・ゴズリングの息子役。ティーンエイジャーのジェイソン、印象的でした。

そしてジョン・ヒルコート監督「欲望のバージニア」（１２）では、ボンデュラント３兄弟のシャイア・ラブーフ演じるジャックの友人、足の悪いクリケット役。うむ、これも印象的な役。

そして本作に主演。これは大注目です。スピルバーグ監督「リンカーン」（１２）に続き、『アメイジング・スパイダーマン２』ではハリー・オズボーン役を演じます。しっかり見ておきましょう。