だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

久々のエジプト展

2025-02-18 17:49:23 | 展覧会
六本木ヒルズ森タワー52階の森アーツセンターギャラリーで開催中の「特別展 ブルックリン美術館所蔵 古代エジプト」。

開催を知ったのが今年に入ってからで出遅れました。しかし4月まで開催なので、まだ間に合います。なんだかエジプト展って久しぶりの感じ。

ブルックリン博物館は、ニューヨークで2番目に大きな美術館(1番目はメトロポリタン美術館)で、150万点の作品を所蔵しているそうです。

中でも古代エジプト美術が充実し、今回約150点の遺物が来日し展示されます。まず、1st Stage :古代エジプト人の謎を解け!

『貴族の男性のレリーフ』(前1292〜前1075年頃)『ベス神の顔を象った壺』(前522〜前332年)『出産の神タウェレトの護符』(前1539〜前1479年頃)

『動物文の壺』(前3300〜前3100年頃)/2nd Stage:ファラオの実像を解明せよ 『クフ王の名前が彫られた指輪』(前664〜前404年)

『ひざまずくペピ1世の小像』(前2338〜前2298年頃)『ネフェレトイティ(ネフェルティティ)王妃のレリーフ』(前1353~前1336年頃)

『ラメセス2世の石碑』(前1279~前1213年頃)『王の頭部』(前2650〜前2600年頃)/Final Stage:死後の世界の門をたたけ!

『カバの像』(前1938〜前1539年頃)ポスター写真の『神官ホル(ホルス)のカルトナージュとミイラ』(前760〜前558年頃)『ネコの座像』(前664〜前343年)

『ネコの棺とミイラ』(前664〜前332年)『ビーズの襟飾り』(前1390〜前1352年頃)『サルの像』(前1353〜前1336年頃)など、ぜひ見たい。
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桜の上野でジョアン・ミロを

2025-02-12 20:40:17 | 展覧会
もうすぐ、春.3月の上野にある東京都美術館では、ミロ展が開催されます。ミロの展覧会としては1966年以来の最大規模の回顧展だそうです。

ジョアン・ミロは、1893年4月20日スペインのカタルーニャ地方バルセロナ出身。20世紀スペインを代表する画家です。1983年12月25日、

アトリエのあるパルマ・デ・マヨルカで、90歳で亡くなるまで、特定の運動に属することなく活動した画家でした。本展覧会で社、ミロの代表作…

<星座シリーズ>を始め、これぞミロという作品がいっぱい。本展の構成は…第1章「カタルーニャからパリへ」1910s~1920 『自画像』(1919年)

『ヤシの木のある家』(1918年)/第2章「パリ シュルレアリスムの熱狂」1920s『オランダの室内Ⅰ』(1928年)

第3章「戦禍を逃れて」1930s~1946『明けの明星』(1940年)『絵画(カタツムリ、女、花、星)』(1934年)

『カタツムリの燐光の跡に導かれた夜の人物たち』(1940年)/第4章「アメリカでの名声」1940s~1960s

『絵画(エミリ・フェルナンデス・ミロのために)』(1963年)『太陽の前の人物』(1968年)、ブロンズ像『女と鳥』(1967年)

『クモを苦しめる赤い太陽』(1948年)/第5章「新たな挑戦」1970s『バルサ FCバルセロナ75周年』(1974年)

『焼かれたカンヴァス2』(1973年)など。<星座シリーズ>の作品はミロの代表作で、一度は見たことがあるかも。大回顧展、ぜひ。
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すべてデジタル展示のミュシャ

2024-12-17 17:11:18 | 展覧会
アール・ヌーヴォーを代表するチェコ出身の画家アルフォンス・ミュシャ(1860年7月24日~1939年7月14日)は、日本でも大人気。

これまでも多くの展覧展が開催されています。アール・ヌーヴォー特集やミュシャの名前を冠した展覧会では、ミュシャの代名詞でもある…

ポスターや挿絵、連作など女性好みの作品で魅力がいっぱい。個人的にはこっちが好き!…な『スラヴ叙事詩』の全20作品。ご存知ですか?

スラヴ民族の伝承、神話、歴史を描いた大作たちです。2017年3月~6月まで、六本木の国立新美術館で開催されたミュシャ展は奇跡でした。

壁いっぱいの6m✕8m、小さくても4m✕5mという全20作が来日したのですから。イラストも好きですが、ますますミュシャの画力に魅せられました。

今年の年末から2025年の年始に開催されるミュシャ展は、様子が違います。渋谷ヒカリエホールでの「グラン・パレ・イマーシブ 永遠のミュシャ」です。

ところでイマーシブとは、没入型という意味。グラン・パレ・イマーシブとは、フランス国立美術館連合に所属するパリのグラン・パレが…

2022年に設立したデジタル展示の制作、運営、配信を専門とする子会社なんだそう。本展はグラン・パレ・イマーシブとミュシャ財団が…

監修した没入体験型展覧会です。高さ6mのプロジェクションで見るミュシャの作品たち。ポスターで微笑む美しい女性たち。アトリエで…

創作に励むミュシャやアトリエの様子、女優で出演舞台のポスターを依頼したサラ・ベルナール、そしてあの「スラヴ叙事詩」もあります。
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奄美に生きた、田中一村

2024-07-27 20:22:40 | 展覧会
いつだったかは覚えてはいないのですが、確かNHKの『日曜美術館』だったかも。それまで見たことのない日本画で、いつか展覧会があれば…

ぜひ見に行きたいと思っていました。先日、暑い中、お出かけした上野の『デ・キリコ展』。そこで目にしたのがこのポスターでした。やった!

それが東京都美術館で、この秋開催される『田中一村展 奄美の光 魂の絵画』なんです。その画家の名前は、田中一村(いっそん)。覚えてました。

あっ、公式サイトにやはりNHKの『日曜美術館』で放送したと書いてありました。その田中一村の本名は、田中孝。1908年7月22日栃木県出身。

1938年、千葉に移り活動後、1958年、50歳で奄美大島に単身移住します。そして1977年9月11日、この地で亡くなります。69歳。

本展では東京時代、千葉時代、奄美時代と作品を紹介してます。『菊図』(1915年)、『椿図屏風』(1931年)、『千葉寺 春』(1953,54年)、

『白い花』(1947年)、『奄美の海に蘇鉄(そてつ)とアダン』(1961年)、ポスターの『アダンの海辺』(1969年/個人蔵)、

『初夏の海に赤翡翠(あかしょうびん/鳥名)』(1962年)、『枇榔樹(びろうじゅ)の森』(1973年)、『榕樹(ようじゅ)に虎みゝづく』(1973年)、

『不喰芋(くわずいも)と蘇鉄(そてつ)』(1973年/個人蔵)、『海老と熱帯魚』(1976年)など、250点以上が展示。

ちなみにアダンとは、ポスターの絵にある植物。漢字で「阿檀」と書きます。かつてTVで見た作品たちを、絶対見に行きます。楽しみ。
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形而上絵画のデ・キリコ

2024-07-26 14:24:47 | 展覧会
毎日、本当に暑いです。上野は暑いだろうなと思いつつ、東京都美術館で開催中の「デ・キリコ展」に行って来ました。久しぶり。

もう4月から開催されているので、お出かけされた方も多いかも。上野の山は本当に暑くて、歩いているのは海外からの観光客ばかりの感あり。

おかげさまで美術館は比較的空いていて、美術ファンにはお勧め。さらに館内は涼し~い。本展は、1888年7月10日、イタリア人の両親の元…

ギリシャのテッサリア、ヴォロスで生まれたジョルジョ・デ・キリコ(1978年11月20日没)の大回顧展。初期の作品から、90歳で亡くなるまでの…

100点以上の作品が展示されています。世界中から集められたその作品は、自画像、肖像画を始めに、デ・キリコの代表作である1910年代の…

<形而上(けいじじょう)絵画>の数々、その後の展開を順を追って見ることができます。形而上絵画は、メタフィジック絵画とも言われ…

シュルレアリスム絵画の先駆とされます。主な作品は『17世紀の衣装をまとった公園での自画像』(1959年)、『弟の肖像』(1910年)、

『バラ色の塔のあるイタリア広場』(1934年頃)、『「ダヴィデ」の手がある形而上的室内』(1968年)、『予言者』(1914~15年)、

ポスターの『形而上的なミューズたち』(1918年)、、『ヘクトルとアンドロマケ』(1924年)、『不安を与えるミューズたち』(1950年頃)、

『オデュッセウスの帰還』(1968年)、『燃えつきた太陽のある形而上的室内』(1971年)など、見応えたっぷり。マヌカンに会いに出かけましょう
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凄すぎる幕末明治の絵師たち

2023-10-07 20:33:11 | 展覧会
六本木の東京ミッドタウン、ガレリア3階にあるサントリー美術館。住所は東京都港区赤坂9丁目。日本の古美術が中心の美術館で…

丸の内のパレスビルから、2007年3月に移転。古美術品より、やはり絵画に興味があるので今回の展覧会は気にしています。秋の展覧会は…

激動の時代 幕末明治の絵師たち」です。とにかく、そこに集まった絵師たちの凄さ!江戸から明治への激動の時代に活躍した…

絵師と作品たちに、きっと目を奪われ、感動するはず!狩野一信作『五百羅漢図』の第二十一、二十二幅(1854~63年)と第四十五、四十六幅。

2011年3月、江戸東京博物館の『特別展 五百羅漢』を見ましたが、大感激でした。こんな凄い絵師と作品があるなんて!

それは置いておいて、安田雪舟作『捕鯨図』(19世紀)、『危嶂懸泉図』(19世紀)、『江戸近国風景 甲斐かじか沢富士川おとしの景』(19世紀)。

月岡芳年作『魁題百撰相 井上五郎兵衛』(19世紀)と『魁題百撰相 菅谷九右ヱ門』(1868年)。河鍋暁斎作『鍾馗ニ鬼図』(1871~89年)、

歌川国芳作『讃岐院眷属をして為朝をすくふ図』(1851年頃)、歌川芳艶作『両賊深山妖術競之図』(1860年)、春木南溟作…

『虫合戦図』(1851年頃)など。狩野一信(1816~63年)、月岡芳年(1839~92年)、河鍋暁斎(1831~89年)、

歌川芳艶(1822~66年)、歌川国芳(1798~1861年)!会期中、作品によっては展示期間が変わります。見たい作品は是非チェックして。
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初来日の作品と連作、全部モネ

2023-10-01 21:47:51 | 展覧会
ようやく秋らしくなって来ました。今年の夏は本当に暑く、長かったです。暑さを避けてお出かけはサッと行って、サッと帰るでした。

先月、国立新美術館の「テート美術館展 光 ターナー、印象派から現代へ」に行って来ましたが、開始から2カ月過ぎてからのこと。

そしていよいよ芸術の秋です。上野の森美術館で開催される「モネ 連作の情景」は、“連作”がテーマです。モネは同じ場所、同じ題材で…

何作もの絵画を描いています。時間、季節、天候によって変わっていくテーマを描くのは、モネそのもの。絵画ファンや印象派のファンに…

よく知られているのは<積みわら>、<ポプラ並木>、<ルーアン大聖堂>、<水連>、<水連の端>、<国会議事堂>、<草上の昼食>、

<日傘(パラソル)をさす女性>などです。本展に登場するのは、初来日となる『ルーヴル河岸』(1867年頃)、『昼食』(1868~69年頃)、

『ザーン川の岸辺の家々』(1871年)、『エトルタのラ・マンヌポルト』(1886年)、『プールヴィルの断崖』(1882年)、

『ジヴェルニーの風景、雪の効果』(1886年)。他にも『ヴェトゥイユの教会』(1880年)、『モネのアトリエ舟』(1874年)、

『ヴェンティミーリアの眺め』(1884年)、『ジヴェルニーの積みわら』(1884年)、『積みわら、雪の効果』(1891年)、

『チャリング・クロス橋、テムズ川』(1903年)などなど。東京展のみ、大阪展のみの展示もあるので、公式サイトでチェックして下さい。
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静物画の中のゴッホ

2023-09-23 21:39:33 | 展覧会
SOMPO美術館の秋の展覧会は、「ゴッホと静物画 伝統から革新へ」です。損保ジャパン本社ビルの隣接地に2020年、新しくオープンし…

名前もシンプルにカッコよくなりました。それまでの“東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館”は、長かった。美術館には300点以上の…

収蔵品があり、中でもゴッホ作『ひまわり』(1888年)は有名。他にもゴーギャン作『アリスカンの並木路、アルル』(1888年)、

セザンヌ作『りんごとナプキン』(1879~80年)、ルノワール作『帽子の娘』(1910年)なども見ることができます。

本展のみどころは、3つ。国内外25か所から出展される全69点の作品のうち、25点がゴッホの油彩画です。そしてゴッホと言えば…

『ひまわり』や『アイリス』(1890年)のような静物画。さらにクラウス、ドラクロワ、マネ、モネ、ピサロ、ルノワール、ゴーギャン、

セザンヌ、ヴラマンク、シャガールなどの画家たちの静物画も展示されます。まずはゴッホ。『靴』(1886年)、『髑髏』(1887年)、

『青い花瓶にいけた花』(1887年)、『皿とタマネギのある静物』(1889年)。ゴーギャン作『ばらと彫刻のある静物』(1889年)、

モーリス・ド・ヴラマンク作『花瓶の花』(1905~06年)、エドゥアール・マネ作『白いシャクヤクとその他の花のある静物』(1880年頃)、

エドゥアール・ヴュイヤール作『アネモネ』(1906年)など。ゴッホも静物画も花も大好き!ゴッホの『アイリス』は特に。ぜひ。
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海って、なに?

2023-08-08 16:00:46 | 展覧会
昨日8月7日のニュースで、国立科学博物館の膨大なコレクションを守るため、ひっ迫する財政を改善するべく、クラウドファンディングを開始。

その金額1億円の目標を1日で達成したと知りました。上野の国立科学博物館はお気に入りの博物館で、そんなことになっているなんて。

上野以外に、港区の附属自然教育園、茨城県つくば市の筑波実験植物園、昭和記念筑波研究資料館、そして研究部門の施設があるそうです。

光熱費など、大変なんですね。クラウドファンディングは、11月5日まで継続中です。そんな国立科学博物館でこの夏、開催中なのが…

特別展 海-生命のみなもとー」です。今回の特別展では海の誕生から現在まで、そして海との未来を考えます。第1章/海と生命のはじまり:そもそもなぜ海が…

存在するのか、最新の研究成果と標本で紹介します。さらに約40億年前の深海熱水活動域をジオラマで展示。第2章/海と生き物のつながり:

高さ約4.7mのナガスクジラの上半身標本の他、南の海や北の海の生物をはく製や標本で展示します。第3章/海からのめぐみ:人類は…

どのようにして日本列島へ渡来したのでしょう。3万年以上前の大航海を再現。そして無人探査機「ハイパードルフィン」を展示します。

第4章/海との共存、そして未来へ:水産資源の枯渇、海洋酸性化、貧酸素化、そして海洋プラスチック汚染などを紹介。さらに…

今後どのように海と関わっていけばいいのかを考えます。1人でも多くの人たちが、本展に行くことも大切な科学博物館への思いの表れです。
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日本のゴッホ、山下清生誕100年

2023-07-01 20:40:33 | 展覧会
ポスターの絵は、放浪の天才画家と言われる山下清の『長岡の花火』(1950年/昭和25年)。なんと、貼絵なんです!

それを知ったのは、たぶんNHKの『日曜美術館』だったかと。調べたら、2018年に放送されたようです。本放送か再放送かは不明ですが。

山下清は、画伯と呼ぶべきか…山下画伯は、1922年(大正11年)3月10日、現在の台東区出身。ちなみに1971年(昭和46年)の…

7月12日に49歳で亡くなりました。TVドラマになった『裸の大将放浪記』(1980年~)で主人公を演じた芦屋雁之助氏が有名。

TVドラマや映画、舞台にもなっているのでご存じの方も多いでしょう。ドラマは見ていませんが、浴衣姿とか思い出されます。

その山下清画伯の絵画展が開催されます。西新宿のSOMPO美術館での「生誕100年 山下清展 100年目の大回想」、うれしいです。

冒頭の『長岡の花火』は知っていても、他にどんな作品を描いているのか知らないので、今回の展覧会でぜひ、その作品を見たいと思います。

貼絵作品には「ほたる」(1934年)、「ともだち」(1938年)、「ソニコンロケット」(1959年)、「ぼけ」(1951年)、

「ロンドンのタワーブリッジ」(1965年)、水彩画の「パリのエッフェル塔」(1961年)、色絵大皿の「長岡の花火(有田焼)」(1957年)、

版画の「東海道五十三次・富士(吉原)」(制作年不詳)など、約190点が展示されます。すごい。山下画伯を知る素晴らしいチャンスです。
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