映画や演劇、絵画などが好きな私は、歴史も大好き。特に世界史は映画も演劇も絵画にも通ずるものが多く、とにかく面白い。1965年のイタリア映画「アルジェの戦い」。ご覧になりましたか?
監督は、イタリア人のジッロ・ポンテコルヴォ。フィルモグラフィには、イヴ・モンタンとアリダ・ヴァリ主演「青い大きな海」(57)、スーザン・ストラスバーグ(懐かしい!)主演「ゼロ地帯」(60)、マーロン・ブランド主演「ケマダの戦い」(69)の4本しかありません。いずれも未見。
「アルジェの戦い」は、ドキュメンタリータッチで描かれた作品で、主演にはブラヒム・ハギアグ、ヤセフ・サーディなど知らない人ばかり。タイトルから分かるように、アルジェリア民主人民共和国(通称:アルジェ)の独立戦争を描いていました。タイトルだけは、今もしっかり覚えています。
ここでちょっとお勉強。北アフリカに位置するアルジェリアは、1830年アルジェリアに進出したフランスが、首都アルジェを占拠。1847年には全土を支配します。第1次世界大戦後から独立運動が高まり、1954年アルジェリア戦争が勃発します。100万人に及ぶ死者を出し、1962年ようやく独立に至ります。
フランス俳優ブノワ・マジメルの立案で映画化された、「いのちの戦場-アルジェリア1959-」(08)が公開されます。130余年に渡り、フランスの植民地だったアルジェリアでは、1954年“アルジェリア民族解放戦線(FLN)が武装蜂起します。対するフランスは、大規模な軍隊を投入。
「いのちの戦場」は1959年7月、戦死した前任者の後を任され、カビリア地方に赴任して来たテリアン中尉(ブノワ・マジメル)が主人公。赴任後、向かったタイダ村でテリアンが目にした光景は、殺戮の泥沼…。すでに戦場では拷問と虐殺が、常態化していたのです。
フランスでは長らく“タブー”とされていたこの独立戦争について、近年歴史的な再検証の動きが高まり、ようやくフランス本国での映画が製作されたのです。監督は、マジメルも出演していた「スズメバチ」(02)、ブルース・ウイリス主演「ホステージ」(05)のフローラン=エミリオ・シリ。
「ピアニスト」(01)で、カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞したマジメルの訴えたかった“真実”。歴史を知るべきですね。
監督は、イタリア人のジッロ・ポンテコルヴォ。フィルモグラフィには、イヴ・モンタンとアリダ・ヴァリ主演「青い大きな海」(57)、スーザン・ストラスバーグ(懐かしい!)主演「ゼロ地帯」(60)、マーロン・ブランド主演「ケマダの戦い」(69)の4本しかありません。いずれも未見。
「アルジェの戦い」は、ドキュメンタリータッチで描かれた作品で、主演にはブラヒム・ハギアグ、ヤセフ・サーディなど知らない人ばかり。タイトルから分かるように、アルジェリア民主人民共和国(通称:アルジェ)の独立戦争を描いていました。タイトルだけは、今もしっかり覚えています。
ここでちょっとお勉強。北アフリカに位置するアルジェリアは、1830年アルジェリアに進出したフランスが、首都アルジェを占拠。1847年には全土を支配します。第1次世界大戦後から独立運動が高まり、1954年アルジェリア戦争が勃発します。100万人に及ぶ死者を出し、1962年ようやく独立に至ります。
フランス俳優ブノワ・マジメルの立案で映画化された、「いのちの戦場-アルジェリア1959-」(08)が公開されます。130余年に渡り、フランスの植民地だったアルジェリアでは、1954年“アルジェリア民族解放戦線(FLN)が武装蜂起します。対するフランスは、大規模な軍隊を投入。
「いのちの戦場」は1959年7月、戦死した前任者の後を任され、カビリア地方に赴任して来たテリアン中尉(ブノワ・マジメル)が主人公。赴任後、向かったタイダ村でテリアンが目にした光景は、殺戮の泥沼…。すでに戦場では拷問と虐殺が、常態化していたのです。
フランスでは長らく“タブー”とされていたこの独立戦争について、近年歴史的な再検証の動きが高まり、ようやくフランス本国での映画が製作されたのです。監督は、マジメルも出演していた「スズメバチ」(02)、ブルース・ウイリス主演「ホステージ」(05)のフローラン=エミリオ・シリ。
「ピアニスト」(01)で、カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞したマジメルの訴えたかった“真実”。歴史を知るべきですね。