だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

未来は変えられるか…?

2005-04-30 21:15:01 | 映画
「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」 どこかで聞いたようなこの話。カオス理論という難しそうなものなのですが、映画にするととってもロマンチックな物語になるのです。それが「バタフライ・エフェクト」です。

映画の主人公は、時折記憶を失くすというブラックアウトの症状を持つ少年。精神科医から勧められて「日記」を書くことになります。やがて症状は落ちつき、大学生となったエヴァン。ある日、7歳からつけていた日記を見つけ、その中に果たせなかった約束を発見するのです。

幼なじみケイリーとの約束を果たそうと決心したことから、「バタフライ・エフェクト」が起きてしまいます。愛する者を助けるためにした小さな行ないが、すべての人々の人生に予想もできない変化を呼び込んでしまう結果に…。果たして?

映画史上、最も切ないハッピーエンドといわれているこの物語は、入り組んだパズルのようであり、何度も繰り返されるクライマックスとで、誰もが映画化はムリと思っていました。主演のアシュトン・カッチャーは自ら、プロデュースを買って出て、ついに映像化されたのです!良かった~。

それにしてもアシュトンは、日本ではまだまだですが、ヴェルサーチなどのショーのトップモデルとしてスタートし、TVを経て映画に。前作の「ジャスト・マリッジ」でブレイク。2003年の「世界で最も美しい50人」に、レオを抑えてトップに!さらにコメディからシリアス・ドラマへと脱し、高い評価を得ています。これからの活躍が期待されますね~♪ 映画も面白そう~!
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蜷川さんのギリシャ悲劇

2005-04-29 21:03:46 | 演劇
1999年に、渋谷のシアターコクーンの芸術監督に就任した蜷川幸雄さん。私の大好きな演出家です。いつの頃から作品を見てきたかは思い出せないのですが、たぶん1982年の「雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた」の頃かなと思います。

私が「シェークスピア劇」を好きになったのは、蜷川さんのおかげ。シェークスピア作品は難しいものと思い込んでいた私でしたが、蜷川さんの舞台と見て「それは違う!」と思ったのでした。蜷川さんの舞台は、見るものに直接訴えてくる強いメッセージがあります。

「マクベス」を日本の安土桃山時代に置き換え、舞台は仏壇となり死を暗示。役者は着物を着、桜吹雪の中で闘うという美しさ。
「ハムレット」は雛壇の舞台上で展開し、壇の木の節から漏れる光は下界(暗殺された父王=死)からの誘惑。王や王妃はまさに雛人形の装いなのです。

また、「テンペスト」は離れ小島の能舞台上で見せ、嵐(テンペスト)にのまれる日本の帆船、魔法を使うプロスペローや妖精たちの幻想的な美しさを見せていきます。

「真夏の夜の夢」に至っては、一面の砂を引きつめた舞台。オーベロンやタイテーニアは着物を着、花に包まれての別世界。パックはなんと京劇の役者さん! などなど…語りきれないほどの、魅力的な舞台を見せていただきました!

蜷川さんの舞台の、こうした演出を嫌う人もいます。でも私は大好き!誰がなんと言おうと面白いから!蜷川さんは当初、演劇関係者から酷評を受けていました。でも、1983年のギリシャ・ローマ公演などの海外公演で高い評価を受け、日本での評価も変って来たいきさつがあります。その作品が「王女メディア」でした。

何度か再演されてきたこの作品。最新作「メディア」は、キャストが大幅に変りました。メディアは大竹しのぶさん。イアソンは生瀬勝久さん。魅了的♪ 初演時は、平幹二郎さんのメディア、その他の出演者全員男性という画期的な作品でしたっけ~。大竹さんの演技は迫力あるし、ぜひ見たい!行かねば。
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三蔵法師の宝物

2005-04-28 21:18:30 | 映画
銀座のシネパトスは、改装後、本格的にロードショー館として歩んでいます。もちろん3つの劇場の中には今も2番館の役割も、果たしています。で、ロードショーする映画は、大手の劇場ではなかなか、かからない作品だったりします。でも、面白い作品があるんです!ご存知でした?「コントロール」とか。←3月16日のブログも見てねぇ~。

今、上映中の作品は「レジェンド 三蔵法師の秘宝」 面白そうでしょう?お話は、孫悟空で有名な三蔵法師の残した秘宝の行方を探す、トレジャー・ハンティングの物語。そもそも三蔵法師は伝説的な高僧で、なんでもその聖なる肉を食べれば、永遠の命が得られると言われているとか…。ほんとかいな?

そんな三蔵法師が残した秘宝を隠したのは、敦煌の僧侶たち。大昔のことだし、第一その場所は普通の人では、たどり着くことができない場所なんだそう。その上、秘宝を守る役目を持つ一族までいるそう。念が入ってますね。その一族の末裔が、主人公のミッシェル・ヨー!待ってました!

香港映画のアクション・スターで、「グリーン・デスティニー」や「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」などで、華麗なるアクションを披露したヨーは、長身で黒髪の美人。壮大な冒険物語は、北京、チンタオ、敦煌、チベットとロケを敢行。普段、見ることのできない土地の映像が、目を見張ります。

監督は「グリーン・デスティニー」の撮影監督=ピーター・パウ。共演はベン・チャップマン!(おっ~!!)この人を知ってる人は、なかなかの映画ファンと思います。最近、よく見かけますね。一度見たら、忘れられない個性派です。それはともかく、ヨーのアクションと宝探しを多いに楽しみましょう♪
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ギアさまと踊りたい!

2005-04-27 21:49:12 | もう一度見たい!
私のブログを読んでくださった方は、ご存知かも知れませんが、私が見る映画は主に英語圏の映画。中国映画、香港映画、インド映画、少しですがフランス映画、ドイツ映画、スペイン映画なんかも「た~ま~に」見ます。で、何を言いたいかと言うと、日本映画のこと。見ないですね~。ほとんど。

最近見た日本映画は「千と千尋の神隠し」 で、本題ですがオリジナルの「Shall we ダンス?」は未見なんです。作品がハリウッドでリメイクされると知った時は「またか」と感じました。最近のハリウッドは、昔の映画のリメイク、果てはTVシリーズの映画化など、ちょっとオリジナリティがなくなっています。そんな理由で、「ふう~ん」だったんですが、キャストを聞いて期待大!となりました。

だってぇ~、大大大好きなギアさまなんですもん!そういえばオリジナルの役所さんと、なんとなくイメージは似てますよね?草刈さんの役はジェニファー・ロペス。うむ、良い!ダンス仲間の竹中さんの役が、これまた良い!スタンリー・トゥッチ。この人はものすごくうまい人。この役でも爆発しています♪ また、奥さん役はなぜかスーザン・サランドン。オスカー女優のサランドンですが、ギアさまとは似合わない…と思うのは私だけ?まっ、いいか。

電車から見上げたダンス教室に通い、だんだん夢中になっていく様子が楽しい♪ 会社のトイレでこっそり練習するのが楽しい♪ ダンスコンテストでうまく踊れるのがうれしい♪ ギアさまとロペスの恋はないとわかっていても、期待してしまう♪ でも、ギアさまの涙の理由が描き切れていないなぁと思うんです。そこがいまいち。

でも、いいんです。私はギアさまファンなので、許してしまいます。だって~!赤いバラを持ってあれだけ似合う人はいない!皆さん、「Shall we ダンス?」 もうご覧になりましたか?ハリウッド版の方ですよ~。
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シックなキアヌにゾッコン♪

2005-04-24 21:13:16 | もう一度見たい!
肺ガンって怖いですね。肺が真っ黒になるんですよ!たばこが好きな人は、自分の肺が汚れていることに気付いていますか?それだけでなく、周りの人たちにも害を撒き散らしていることを…。そんなことを考えながら見てしまったのが、映画「コンスタンティン」 しかし、キアヌ・リーブスはカッコイイぞ!

最初の「肺が真っ黒」っていうのは、映画を見ると良くわかるんです。それはともかく、余命1年のジョン・コンスタンティン(←この名前がまた良い!気に入ってます♪) 彼は子供の時から他の人には見えないものが見える、特殊な能力を持つ男。その力に負けて一度は自殺を図るのですが、その時に知った、地獄は本当にあるんだということ。事実を受け入れることで、自ら悪魔と対決する道を選ぶのです。

のっけからのエクソシズム(悪魔祓い)の儀式。例の「エクソシスト」と大きく違うのはコンスタンティンが、神父でも、善人でもないこと。長い間の悪魔との対決を通して、「天国と地獄」の仕組みを知り尽くし、聖書を理解し、しかも一度自殺を図ったことで自分の行く末が地獄であるとの認識。これは怖い。

物語はレイチェル・ワイズ扮する女性刑事の妹の死から、常識の壁が崩れ、この世のバランスが崩壊するのを予見したコンスタンティンが、大天使ガブリエルやサタンの使者バルサザールなどと、対決していきます。もちろん、サタン=ルシファーも登場!

日本人にはなかなか馴染みの薄い、聖書の世界ですが映画の題材としてはよく描かれます。実は私はこの手の映画の大・大・大・大・大ファン。1994年の「ゴッド・アーミー」ってご存知?面白いですよ。あっ、他の映画の話はやめましょう~。「コンスタンティン」のキアヌは白いシャツ、黒のネクタイ、黒のスーツとスマートでシック。これが本当にステキ♪惚れました♪

おまけ。ガブリエル役のティルダ・スウィントンの存在感も素晴らしかったです。美しい~。
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ヴァンパイア物が好き!

2005-04-23 22:11:57 | 映画
なんで、こんなに毎日忙しいんでしょう~。もう、クタクタ。日々、体は老いていくし、体力も気力も減退。こんなにくたびれた時は寝る?食べる?グ~タラする?うむ。やっぱり私は映画を見ます。しかし、疲れたぁ~。(今週は本当にいろいろあって疲れました、はい)

で、こんな時はやっぱりドドッとアクション物が一番ですね!公開はGWなんですが、大好きなヴァンパイア物がやってきます。タイトルは「ブレイド3」 マーベル・コミックの映画化です。

早いものでシリーズも3作目。これで最終章と言われてます(ホント?)1998年の1作目は、ブレイドの誕生秘話が描かれていました。敵役は全能の力を手に入れようとしたスティーブン・ドーフ演じるディーコン・フロスト。2作目は2002年。不気味な姿で、冷酷残忍な死神族リーバーズとの対決が描かれていましたね。リーバーズは感染力の強いウィルスを持ち、人間も仲間さえも絶滅させようする恐ろしい奴でした!ヴァンパイア役に(ムフフの)ロン・パールマンが出てました♪(カッコの意味、わかるかしらん?)

なんといっても主人公ブレイドを演じる、ウェズリー・スナイプスのカッコ良さが大ヒットの大きな要因でした。人間とヴァンパイアの血を引くブレイドは、自ら人類をヴァンパイアの魔の手から守るため、孤独な闘いを繰り広げています。全身黒ずくめで、皮の衣装や黒のロングコートなど、「黒」が大好きな私は、それだけでうれしくなっちゃいます♪スナイプスはまたもや、製作も兼ねています。

さて、最後の敵は4000年の眠りから目覚めた、ドラキュラ族の始祖ドレイク。演じるのはドミニク・パーセル、オーストラリア人で「M:I-2」でデビューした人。また窮地に陥るブレイドを救うナイト・ウォーカーと呼ばれる、ヴァンパイア・ハンターたちも見もの!力を合わせての最後の闘いを楽しみましょう!!がんばれ!ブレイド。

あっ、ブレイドの良き理解者、指導者、友人のウィスラー役のクリス・クリストファーソンもちゃんと出てますよ。渋い!
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3人の監督の愛の物語

2005-04-21 23:55:20 | 映画
ウォン・カーウァイ、スティーブン・ソダーバーグ、ミケランジェロ・アントニオーニ この3人の監督が描く「愛の神、エロス」が、公開されています。す、すごい!なんといってもこの3人の監督がすごいのです。作品は3監督のトリロジーとなっています。1本の映画で3本分の映像を楽しむことができるのです(感涙)

ウォン・カーウァイ監督は、最近では「2046」が公開されたばかり。香港を代表するカーワァイ監督ですが、作品数が少ないこと、完成までに時間がかかること、作品の質の高さに定評があること、一度カーウァイ監督作品の魅力に取り付かれたら、すべての作品を見ずにはいられなくなります!はい!今回の作品は「若き仕立屋の恋」 主演はトニー・レオン、コン・リー、チャン・チェン 魅力的ですね~。美しすぎる!

スティーブン・ソダーバーグ監督は、26歳のデビュー作「セックスと嘘とビデオテープ」でいきなり、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した人。最近作は「オーシャンズ12」 今回の作品は「ペンローズの悩み」 主演はロバート・ダウニーJr.、アラン・アーキン、エル・キーツ  ダウニーとアーキンの演技対決が楽しみ!なんたって精神科医と患者の物語ですから。

ミケランジェロ・アントニオーニ監督は、92歳の高齢にも関わらず、現役で創作を続けている巨匠。イタリアを代表する監督は「情事」「欲望」などの愛を追求する姿勢を変えていません。病気で不自由な体を押して「愛のめぐりあい」(95)公開時に来日。私はその来日挨拶に、夫人に支えられて劇場にいらしたのを見ています。今回の作品は「危険な道筋」 主演はクリストファー・ブッフホルツ、レジーナ・ネムニ、ルイザ・ラニエリ

上映時間109分とあります。貴方はどれが見たいですか?もちろん全部ですよね。私も早く見たいです♪混雑はル・シネマ 劇場で確認してから…。
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クレマン・マチュー先生に会いたい!

2005-04-20 21:01:35 | もう一度見たい!
今、日本中に熱い感動を呼んでいる映画「コーラス」、もうご覧になりましたか?少年の美しい歌声とストーリーの素晴らしさとで、見終わってからの満足感は、ハリウッド映画の大作ではなかなか味わえないもの!劇場も中高年の女性でいっぱいです♪

「コーラス」は、「ニュー・シネマ・パラダイス」や「WATARIDORI」のジャック・ぺランが製作し、出演しています。ジャック・ぺランは私なんかだと映画スターなんですが、製作者に転向して成功を収めた人。もちろん映画出演もしていますよ。「コーラス」も冒頭からしっかり出てます。監督はクリストフ・バラティエ。

1949年のフランス片田舎。「池の底」と呼ばれる問題児を収容した寄宿学校での出来事。新しく赴任した舎監のマチュー先生は、音楽の教師。到着早々から学校のゴタゴタを目にしてしまいます。厳しい校長に萎縮した生徒たちの心をつかもうと、先生は合唱(コーラス)を指導します。

面会日まで親たちに会うことができない淋しさ。面会日でさえ、誰も会いに来てくれない孤児たち。夏休みに帰る家のない子供たち。そんな子供たちが歌を通じて、明るく活き活きしていく様子が感動を与えてくれるのですね。

でも、私はちょっと視点が違います。私はマチュー先生役のジェラール・ジュニョに見惚れました♪小柄で小さくて、生徒たちからも「ぴかぴかのはげ頭」と冷やかされるくらい、中年のおじさん。大好きな音楽も続けられないくらい、失業のつらさを味わっていた先生が、寄宿学校でがんじがらめの生徒たちを見て、罰でなく、愛で指導するその姿に打たれました。演じるジュニョのキャラクターが活かされた素晴らしい演技でした。

決して怒るのではなく、相手の立場になることを教える…素晴らしいことです。当然、校長からは疎まれ、解雇されますが。この映画の素晴らしさは、ストーリー展開の妙でしょう!冒頭とラストの一貫性は、最後の最後にならないとわからない仕組み。これは脚本の勝利です。

さあ、まだ見ていない人、そしてまた見たい人。この映画は必見です。毎日の生活に疲れた私たちは、こんな映画で癒されたいのです。DVDが待ち遠しい~。
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緑のマスクは誰のもの?

2005-04-19 23:35:41 | 映画
ジム・キャリーファンの私ですが、「マスク」はちょっと苦手でした。ねばっこ過ぎたからかも知れません。ジム・キャリーはもともとハンサムなのに、強い個性と顔面演技などヘタをすると嫌らわれてしまうキャラクターを得意としてきました。でも、「トゥルーマン・ショー」の演技は嫌味のない素直な演技で、お気に入り♪「マン・オン・ザ・ムーン」も大~好き♪

おっと、今日はジム・キャリーの話ではないんです。「マスク」の続編ができました!その名も「マスク2」 残念(?)なことにジム・キャリーは出ていません。役代わりして主役はジェイミー・ケネディ(「スクリーム」のランディね)に変更。2のすごいとこは、さえない主人公ティムがマスクを拾って被り、そのまま奥さんとベッドイン。生まれた子供には、マスクパワーを備えたスーパーベイビーだったのです!!

しかも飼い犬オーティスがベイビーにやきもち。マスクのパワーを得てな、なんとマスク犬に変身!おいおい!その上、マスクのもともとの持ち主である、北欧神話のオーディンは息子のロキのいたずらが元で、マスクが地上にあるのを怒って回収を命じます。ロキはベイビーを誘拐してしまい…

なんだか大変そう!しかも面白そう♪さらにロキ役が、大大大好きなアラン・カミング!変な役が得意なんですが、この人は演技派の個性派。真面目な役もうまいんです。「スパイ・キッズ」の時も変だったから、変な役の人と思われているかも。だったら哀しいけど。まっ、いいか。知る人ぞ、知るだから。見に行こう~。
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オスカーは、次回に。

2005-04-17 20:49:43 | 映画
今さらですが、まだ書いていなかったので今日は「アビエイター」のお話を。映画好きの私が知っているハワード・ヒューズは、監督、プロデューサーでした。この映画を知るまでは、アビエイター(飛行家)としても有名だったなんて、知りませんでした。しかもTWA!有名じゃん!恥ずかしい…

子供だと思っていたレオナルド・ディカプリオも、昨年30歳になりました。そう思えばこういう伝記物を演じても良いのかもしれませんが、なにせまだ少年のような顔をしていて、私にとってはハワード・ヒューズの深みを感じることができませんでした。レオ様ファンの方には怒られそうですが、後半の映像にはムリを感じたのも事実です。特に女優たちとの恋物語には。

確かに自分の欲しいものすべてをお金で手に入れる若者の無鉄砲ぶりを、とてもうまく演じていたレオ。この辺のレオは演技派の名に羞じぬうまさです。後半の潔癖症の苦悩の演技は迫力がありましたね。キャサリン・ヘップバーン役のケイト・ブランシェットの演技は、オスカー受賞を納得。もともと演技派ですから!しゃべり方まで似てましたもの!

えっ?と思ったのはエヴァ・ガードナー役のケイト・ベッキンセール。私のエヴァのイメージとちょっと違ったから。でもきれいなので許しちゃいます。他にご贔屓のジュード・ロウのエロール・フリン。ヒューズの金庫番役のジョン・C・ライリー、ライバルPANAMのアレック・ボールドウィンなど、豪華なキャストで大満足♪

この作品は今年のアカデミー賞の有力候補でしたが、残念ながら受賞を逃しました。ただしゴールデン・グローブ賞では、作品賞、主演男優賞、作曲賞を受賞。大喜びのレオのスピーチは感動でしたね!オスカーは残念でした。でも、まだ次回がある!

そういえば、監督のマーチィン・スコセッシもアカデミー賞にノミネートはされるものの、オスカーには縁がない人。過去が消えるのはいつのことか。祈っています。良い監督なのに…
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