だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

三蔵法師、孫悟空、猪八戒、沙悟浄、再登場。

2017-08-30 21:03:45 | 映画
大好きだった「ミラクル7号」(08)以降、主演作がないチャウ・シンチー。監督、プロデューサーとしても有名なシンチーは…

「西遊記 はじまりのはじまり」(13)と「人魚姫」(16)の脚本、製作、監督として名前は登場していますが、出演作はない状態。

寂しいっ。「食神」(96)、「少林サッカー」(01)、「カンフーハッスル」(04)は、日本でも大ヒットしましたもん。

とは言え、チャウ・シンチーが脚本、製作を務めた「西遊記2 妖怪の逆襲」(16)が、公開となりました。良かった、良かった。

後に三蔵法師となる玄奘が、孫悟空や仲間たち4人と出会うまでの物語を描いた前作。相変わらず、天竺に向かって貧乏旅を続ける面々。

病を患う、妖怪ハンターでリーダーの三蔵法師(クリス・ウー)、そして孫悟空(ケニー・リン)と、猪八戒(ヤン・イーウェイ)、

沙悟浄(メンケ・バータル)。一行は、水を貰おうと山の中の豪邸に立寄ります。そこには、美しい女主人や女中たちがいて…

手厚くもてなされることに。しかし、その美女たちは人間を喰らう蜘蛛女だったのです!正体を現した妖怪たちを退治する孫悟空。

ところが、その荒っぽいやり方に孫悟空を怒鳴り散らす三蔵法師。孫悟空は法師を始末しようと企み…。果たして、彼らの行方は?

監督は、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズなどのツイ・ハーク。「人魚姫」(16)にも俳優として出演。面白そう~。
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ゴッホ、憧れの日本

2017-08-29 21:46:13 | 展覧会
東京都美術館で開催中の「ボストン美術館の至宝展」。もう、行きました?ボストン美術館の名品がいっぱいで、ファンはうっとり。

注目は、ポスターの『郵便配達人 ジョゼフ・ルーラン』(1888年)と『子守唄、ゆりかごを揺らす オーギュスティーヌ・ルーラン夫人』(1889年)。

作者はフィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890年)。日本でもたくさんのファンがいます。1886年、パリにやって来たゴッホは…

日本の浮世絵に出会います。他の印象派の画家と同様に、様々な影響を受けたゴッホの作品には、びっくりするくらい目を見張る作品が!

これまでの展覧会でも来日したことがありますが、この秋の展覧会は必見です。それが「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」です。

構成は、第1部/ファン・ゴッホのジャポニスム、第2部/日本人のファン・ゴッホ巡礼。本展はオランダ、アムステルダムにある…

ファン・ゴッホ美術館とのプロジェクトで、終了後、ファン・ゴッホ美術館でも開催されます。ポスターの絵は、『花魁(溪斎英泉による)』(1887年)。

そして影響を受けた、溪斎英泉作『雲龍打掛(うんりゅううちかけ)の花魁』や龍明作『芸者と富士』(1870年代) ← 鶴の元絵。

歌川芳丸作『新板虫尽(しんぱんむしづくし)』(1883年) ← 蛙の元絵。いくつかの作品からモチーフを得ているのがよくわかります。

初公開の『雪景色』『タラスコンの乗合馬車』『夾竹桃と本のある静物』(1880年)、『ポプラ林の中の二人』(1890年)もお見逃しなく!
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トリノで再出発!

2017-08-28 21:29:58 | 映画
バリー・レヴィンソン監督「レインマン」(88)や、ショーン・ペン監督「インディアン・ランナー」(91)、ジョン・フランケンハイマー監督…

「イヤー・オブ・ザ・ガン」(91)に出演したヴァレリア・ゴリノ。覚えています?ジム・エイブラハムズ監督「ホット・ショット」(91)や…

「ホット・ショット2」(93)などのコメディ映画にも出演。アメリカ人と思いきや、1966年10月22日イタリア、ナポリ出身でした。

14歳でモデルとしてスタート。多くの作品に出演していますが、未公開作品が多くてご無沙汰。2016年に公開された、パオロ・ヴィルズィ監督…

「人間の値打ち」(13)で、久々にお目にかかりました。最新公開作は、イヴァーノ・デ・マッテオ監督「はじまりの街」(16)です。

夫のDVから逃れるため、アンナ(マルゲリータ・ブイ)と13歳の息子ヴァレリオ(アンドレア・ピットリーノ)は、ロンドンから…

北イタリアのトリノへやって来ます。親友のカルラ(ヴァレリア・ゴリノ)を頼り、スーツケースひとつで移り住むことに。

アンナは見知らぬ土地で仕事探しに駆け回り、ヴァレリオは友達も出来ず、孤独感を募らせていました。深まる親子の溝。

そんな中、明るく励ますカルラや近所のビストロオーナー、マチュー(ブリュノ・トデスキーニ)たちが、温かいまなざしで見守ります。

カーリーヘアのゴリノ、変わりませんね。ブイは、ナンニ・モレッティ監督「母よ、」(15)などに主演。2人の主演女優に注目です。
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復讐劇で、ラブストーリー

2017-08-27 21:11:49 | 映画
相変わらず、必死で働いているニコラス・ケイジ。2000年初めにいろいろ金銭問題を抱えてしまい、頑張っています。

ここ数年だけでも、2011年「デビルクエスト」、「ハングリー・ラビット」、「ブレイクアウト」、「ゴーストライダー2」

12年「ゲットバック」。13年「フローズン・グラウンド」、「レフト・ビハインド」、「グランド・ジョー」。14年「トカレフ」、

「ラスト・リベンジ」、「ザ・レジェンド」。15年「コンテンダー」。16年「ダーティー・コップ」、「ペイ・ザ・ゴースト」、

「パシフィック・ウォー」、「スノーデン」、「ドッグ・イート・ドッグ」、「オレの獲物はビンラディン」と出演作がいっぱい!

ジョイス・キャロル・オーツ原作、ジョニー・マーティン監督「ヴェンジェンス」(17)が公開です。”VENGEANCE”とは…

復讐のこと。湾岸戦争の英雄で、今は刑事のジョン・ドロモア(ニコラス。ケイジ)。ある事件で相棒を亡くし失意の中、偶然訪れたバーで…

シングルマザーのティーナ(アンナ・ハッチソン)と出会います。彼は気丈な彼女と接し、徐々に生きる気力を取り戻していきます。

ところが、娘のベシー(タリタ・ベイトマン)の前で乱暴される事件が発生。ジョンは犯人を逮捕しますが、彼らは敏腕弁護士の力で…

無罪放免に。果たして、ジョンは?ドン・ジョンソンとデボラ・カーラ・アンガー共演。怒れるニック、正義のために頑張って!、
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北斎作品、印象派画家と比べましょ。

2017-08-26 21:34:13 | 展覧会
上野の国立西洋美術館、この秋から来年お正月の展覧会は、とっても興味津々のテーマです。日本はもちろん、世界でも有名な…

江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎と彼が影響を及ぼした西洋美術に焦点を当てています。タイトルは「北斎とジャポニズム」です。

葛飾北斎は、宝暦10年(1760年)現在の墨田区で生まれ、嘉永2年(1849年)浅草聖天町で亡くなります。雅号を30回も変え…

引っ越しを93回もしています。2度の結婚で、それそれに1男2女、計6人の子供がいたそうです。それはともかく、日本美術は…

西洋の人々を魅了し、“ジャポニズム”という現象を生み出しました。その例として、北斎の『冨嶽三十六景 東海道程ヶ谷』とクロード・モネ作…

『陽を浴びるポプラ並木』(1891年)では、木の並び方がよく似ています。他にもエドガー・ドガ作『踊り子たち、ピンクと緑』(1894年)、

ポール・セザンヌ作『サント=ヴィクトワール山』(1886~87年)、フィンセント・ファン・ゴッホ作『ばら』(1889年)、

ポール・ゴーガン作『三匹の子犬のいる静物』(1888年)、メアリー・カサット作『青い肘掛け椅子に座る少女』(1878年)、

カミーユ・ピサロ作『モンフーコーの冬の池、雪の効果』(1875年)、ジョルジュ・スーラ作『とがったオック岬、グランカン』(1885年)、

ピエール・ボナール作『洗濯屋の少女』(1895~96年頃)などの作品が、北斎のどの作品に似ているか…ぜひとも確かめに行きましょう。
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なぜ、猿の惑星になったのか?

2017-08-25 22:06:48 | 映画
フランクリン・J・シャフナー監督「猿の惑星」(68)は、公開当時(68年4月30日)、衝撃的なラストが超~話題になりました。

歴史劇や西部劇、アクション映画で人気のチャールトン・ヘストン主演のSF映画というだけでも、映画ファンは劇場に出かけたのです。

内容はフランス人小説家ピエール・ブールが、1963年に発表した原作『猿の惑星』とはだいぶ違うようですが、映画は大ヒット!

シリーズ5作まで制作されました。21世紀になり、ティム・バートン監督「PLANET OF THE APES 猿の惑星」(01)として…

リメイクしたり、新たにリブート作品として、ルパート・ワイアット監督「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」(11)や…

マット・リーヴス監督「猿の惑星:新世紀(ライジング)」(14)がスタート。オリジナルのメイクも本当に素晴らしかったけど…

新たな作品たちはすご過ぎ。シーザーを演じる(ゴラムもね)アンディ・サーキスは、モーションアクター(モーションキャプチャーを…

使って演じる俳優)。そして新シリーズの3作目として、リーヴス監督「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」(17)が公開です。

オリジナルで1番知りたかったのは、なぜ地球が猿の惑星になったのか?本作で、いよいよそれがわかるのです!共演はウディ・ハレルソン、

スティーヴ・ザーン、ジュディ・グリア。色々な映画シリーズが終わる時が必ず来ますが、チャールトン・ヘストンにも見せてあげたかったなぁ~。
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怖い絵、大~好き!

2017-08-23 21:52:45 | 展覧会
この秋、1番楽しみにしているのが上野の森美術館で開催される、「怖い絵展」です。美術好きなら、良~くご存知の中野京子氏の著作…

『怖い絵』シリーズ。本展は本で紹介された“恐怖”を描いた作品をテーマごとに展示します。まさに大好きなジャンルとテーマ。

1章/神話と聖書、2章/悪魔、地獄、怪物、3章/異界と幻視、4章/現実、5章/崇高な風景、6章/歴史。ポスターの絵は…

ハーバート・ジェイムズ・ドレイパー作『オデュッセウスとセイレーン』(1909年)。ギリシャ神話に登場する海の怪物ですね。

ヘンリー・フューズリ作『夢魔』(1800~10年頃)は、キリスト教の悪魔のひとつ。アンリ・ファンタン=ラトゥール作…

『聖アントニウスの誘惑』(1897年)は、紀元3世紀、テーベの山頂で様々な宗教、神話の神々や幻覚を経験する物語。

ギュスターヴ・モロー作『ソドムの天使』(1885年頃)は、旧約聖書『創世記』19章に登場する天によって滅ぼされた街のこと。

ジャック=エドゥアール・ジャビオ作『メデューズ号の筏(テオドール・ジェリコーの模写)』(1854年)は、1816年座礁した…

仏海軍フリゲート艦メデューズ号から、筏で脱出した乗組員たちの姿を描いたもの。公式ホームページの冒頭に紹介されているのは…

ポール・ドラローシュ作『レディ・ジェーン・グレイの処刑』(1833年)。彼女は、ヘレナ・ボナム=カーターのデビュー作、

トレヴァー・ナン監督「レディ・ジェーン/愛と運命のふたり」(85未)で描かれています。とにかく、秋は上野に行かなくっちゃ!
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ラヴェンダー色のマリオン・コティヤール

2017-08-22 21:49:01 | 映画
フランスを代表する女優マリオン・コティヤール。オリヴィエ・ダアン監督「エディット・ピアフ 愛の讃歌」(07)で、アカデミー賞…

主演女優賞受賞のオスカー女優です。1975年9月30日パリ出身。アルノー・デプレシャン監督「そして僕は恋をする」(97)でデビュー。

ハリウッドデビューは、ティム・バートン監督「ビッグ・フィッシュ」。ロブ・マーシャル監督「NINE」(09)、クリストファー・ノーラン監督…

「インセプション」(10)や「ダークナイト ライジング」(12)、ウディ・アレン監督「ミッドナイト・イン・パリ」(11)、

ジャック・オーディアール監督「君と歩く世界」(12)、ジェームズ・グレイ監督「エヴァの告白」(13)、ダルデンヌ兄弟監督…

「サンドラの週末」(14)などに主演。ジャスティン・カーゼル監督「マクベス」(15)、ロバート・ゼメキス監督「マリアンヌ」(16)、

グザヴィエ・ドラン監督「たかが世界の終わり」(16)など、本当に多彩。最新作は、ミレーナ・アグス原作『祖母の手帖』の映画化…

ニコール・ガルシア監督「愛を綴る女」(16)です。南仏の小さな村で両親と妹と暮らす、ガブリエル(マリオン・コティヤール)。

両親が決めたスペイン人労働者ホセ(アレックス・ブレンデミュール)と、望まぬ結婚をします。やがて妊娠、流産したガブリエルは…

訪れたアルプスの山麓の療養所で、帰還兵アンドレ・ソヴァージュ(ルイ・ガレル)と運命的な出会いをします。果たして?見ます。
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はじめまして、オットー・ネーベル

2017-08-20 21:29:04 | 展覧会
8月も後10日あまり。9月に入ると、街中はハロウィンの飾りで気分はもう秋。残暑が厳しいですが…。美術展も秋バージョンになります。

まずは、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催の「オットー・ネーベル展」。「シャガール、カンディンスキー、クレーの時代」という…

サブタイトルが。そう、オットー・ネーベルは彼らと同時代の人。ロシア出身のフランスの画家マルク・シャガール(1887~1985年)

ロシアのモスクワ出身のワシリー・カンディンスキー(1866~1944年)、スイス出身のパウル・クレー(1879~1940年)。

ネーベルは、1892年12月25日ドイツのベルリン出身(1973年9月12日ベルンで死去)。1920年代にワイマールに滞在中…

カンディンスキーやクレーと出会いました。本展は、日本初の回顧展。道理で画家のことを知りませんでした。ポスターのイメージは、クレーみたい。

展示される作品は、『避難民』(1935年)、『アスコーナ・ロンコ』(1927年)← これはシャガール風。『聖母の月とともに』(1931年)、

“イタリアのカラー・アトラス(色彩地図帳)”より、『ポンペイ』(1931年)と、ポスターの『ナポリ』(1931年)。

『ドッピオ・モヴィメント(二倍の速さで)』(1936年)、『明るい黄色の出来事』(1937年)、『叙情的な答え』(1940年)、

『月のもとのルーン文字』(1954年)など。その画風は、意外とかわいい!色彩とパターンの優しさで女性に好まれそう。見ましょ。
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トトとザジのアウシュビッツ会議

2017-08-19 21:54:40 | 映画
ナチスドイツやヒトラーを描いた作品は、戦争映画というジャンルを超えて、多くの作品が作られています。特に最近は、実話を描いた作品が多く…

ネメシュ・ラースロー監督「サウルの息子」(15)、オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督「ヒトラー暗殺、13分の誤算」(15)、

ショーン・エリス監督「ハイドリヒを撃て!」(16)、ヴァンサン・ペレーズ監督「ヒトラーへの285枚の葉書」(16)などがあります。

戦争は悲惨だけど、歴史を知る意味もあり見逃せません。マルガレーテ・フォン・トロッタ監督「ハンナ・アーレント」(12)や…

ジュリオ・リッチャレッリ監督「顔のないヒトラーたち」(14)、ポール・アンドリュー・ウィリアムズ監督「アイヒマン・ショー」(15)のような…

歴史を検証するような作品も。ところが本作はラブコメディ仕立て。それが「4分間のピアニスト」(06)のクリス・クラウス監督…

ブルーム・オブ・イエスタディ」(16)です。ナチス親衛隊大佐だった祖父を持つトト(ラース・アイディンガー)は…

ホロコースト研究所に勤めています。一方、祖母がナチスの犠牲者となったフランス人インターンのザジ(アデル・エネル)。きっかけは違うけど…

ホロコーストの研究に没頭する2人は、アウシュビッツ会議を企画することに。人付き合いが苦手なトトは、型破りなユーモアにあふれる…

ザジに徐々に惹かれていきます。しかし、2人の出会いは偶然ではなかったのです。果たして、それは?この切り口、面白そう~。
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