だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

銀行員ではありません。

2008-10-31 14:02:40 | 映画
ロジャー・ドナルドソンという監督は、巨匠というよりは職人の監督。未公開作品もありますが、メル・ギブソン、アンソニー・ホプキンス、ダニエル・デイ=ルイス、リーアム・ニーソン出演の「バウンティ/愛と反乱の航海」(84)で、知られるようになりました。

続いてケヴィン・コスナーの「追いつめられて」(87)や「13デイズ」(00)、トム・クルーズの「カクテル」(88)、キム・ベイシンガーの「ゲッタウェイ」(94)、マイケル・マドセンの「スピーシーズ/種の起源」(95)、ピアース・ブロスナンの「ダンテズ・ピーク」(97)、アンソニー・ホプキンスの「世界最速のインディアン」(05)など。

どれも面白い!映画ファンをどうやって楽しませるか、よくご存じ。今度の映画は、英国史上最大の銀行強盗事件。「バンク・ジョブ」(08)。1971年ロンドン、シャーロック・ホームズでお馴染みのベイカー・ストリートにある銀行に強盗団が侵入。その映画化です。

イースト・ロンドンで中古車屋を経営する、テリー・レザー(ジェイソン・ステイサム)。妻のウェンディ(キーリー・ホーズ)と2人の娘を抱え、細々と暮らす堅気の男。ある日、かつて付き合いのあった元モデルのマルティーズ(サフロン・バロウズ)から、呼び出されます。

彼女の話では、ロイズ銀行の警報装置が交換のため、1週間ほど解除されるというのです。地下の貸金庫には大金が眠っている…。この機会を逃す手はないと、テリーを誘いに来たのでした。

実は、マルチィーズはモロッコ帰りに麻薬密輸がバレ、MI-5(特務機関)のティム・エヴェレット(リチャード・リンターン)の口利きで、難を逃れていました。その交換条件が、銀行強盗。政府が絡むこの計画には、さらに重要な内容が隠れていたのでした。

そうとは知らないテリーは、カメラマンのケヴィン(スティーヴン・キャンベル・ムーア)、映画エキストラのデイヴ(ダニエル・メイズ)、詐欺師のガイ(ジェームズ・フォークナー)、掘削の専門家バンバス(アルキ・デヴィッド)、自分の店の従業員エディ(マイケル・ジブソン)を誘い、7人で実行することに。

この映画の驚きは、これが実話だということ。彼らが盗み出したものは、お金だけではなかったのです!!英国最大のダブー“王室スキャンダル”とは?ロンドン生まれのスティサム、「デス・レース」(08)に続く主演作。見なくっちゃ!
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女刑務所長は、怖いな。

2008-10-29 21:32:42 | 映画
「バイオハザード」(01)「バイオハザードⅡアポカリプス」(04)「バイオハザードⅢ」(07)シリーズでお馴染みの、ポール・W・S・アンダーソン。1965年3月4日イギリス出身。監督デビュー作は、ジュード・ロウの「ショッピング」(93)。

その後、「モータル・コンバット」(95)「イベント・ホライゾン」(97)「ソルジャー」(98)「エイリアン VS プレデター」(04)と続き、原案、脚本、製作、監督と大活躍。つまり出来る奴なんですね。私生活では、「バイオハザード」シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチ(07年子供誕生)と婚約中。

しかし作品を見ると、どうも“SF”がお好きなよう。さらに“アクション”も。そんなアンダーソン監督の新作も、SF+アクション物!その「デス・レース」(08)でも、原案、脚本、製作、監督を担当。うむ、自分の好きな作品を自分で作る、ってわけですね。

近未来、熱狂的な人気を誇るTV番組『デス・レース』。“死のレース”と呼ばれるそれは、ある特殊な環境で行われていました。まず、レースが行われる場所は、四方を海で囲まれた“ターミナル・アイランド”のサーキット。そこは脱出不可能な刑務所の中。

そしてレーサーは、服役中の凶悪犯!レース・カーは特殊武装が施され、まるで走る兵器のようなスーパーカー。優勝できるのは3つのステージを勝ち抜いた、優勝者1人だけ。負ければ、即、死(デス)。

2012年、アメリカは経済破綻し失業率は過去最高を記録。犯罪増加に伴い、刑務所は満杯。その刑務所は民間運営され、営利目的のTV番組が大ヒットしているというわけなのです。そこへ妻殺しの濡れ衣を着せられた、元レーサーのエイムズ(ジェイソン・ステイサム)が送られて来ます。

刑務所長のヘネシー(ジョーン・アレン)から、エイムズはある頼み事を持ちかけられます。引き受ければ、自由の身。断れば、娘には二度と会えなくなる…。究極の選択を迫られた、エイムズは果たしてどうする?

この辺で映画好きは、「デス・レース2000年」(75)を思い浮かべるのでは?そうなんです、これリメイク。時代や設定は異なるものの、大筋はほほ同じ。むしろ、刑務所内に限ったことで余計に閉鎖性、閉塞感があって、恐怖が増すかも!

しかし私が怖いのは、ジョアン・アレン。いつもどんな役でも、そう感じるのは私だけ?今回も怖い顔して登場。おお~、こわ。
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逃げても、無駄…

2008-10-28 21:33:35 | 映画
500年に1度、人類滅亡の鍵を握る女性が誕生する…。そして彼女をめぐる戦いが起き、人類は滅びるかも知れない…。これだけ聞くと、現在を生きるヒロインと過去からやって来たヒーローとのロマンチックな物語?って、思ってしまうかも。

でも映画は、壮絶。「D-WARS ディー・ウォーズ」(08)の舞台は、現在のLA。郊外のセブン・パーム・リゾート地区で突然起こった、陥没。その範囲は広く、まるでハリケーンか爆破テロに遭ったかのよう。原因不明のその惨劇は、これから起こる大惨事の前触れだったのです。

GNNのTVレポーター、イーサン・ケンドリック(ジェイソン・ベア)は、現場の取材中にFBI捜査官フランク・ピンスキー(クリス・マルケイ)と鑑識班が、鱗状の物体を発見するのを目撃してしまいます。

録画ビデオの映像を見ながら、イーサンは15年前、父親と出かけた骨董屋での出来事を思い出しました。その店で、あの化石のような鱗状のものを見ていたのす。そして店主のジャック(ロバート・フォスター)から、冒頭の話を聞かされていたのでした。

イーサンは、今起きていることが“それ”ではないかと考えます。運命の女性を探さねば!相棒のカメラマン、ブルース(クレイグ・ロビンソン)と共にその人、サラ・ダニエルズ(アマンダ・ブルックス)を探り当るのですが、その時巨大モンスターが襲いかかって来たのです!

いや~、その壮絶なこと!とにかく、デカイ!早い!強い!人類の想像を超える“それ”は、クリスチャン・ベイル主演「サマランダー」(02)の太古の巨大竜、トム・クルーズ主演「宇宙戦争」(05)の異星人、「クローバーフィールド/HAKAISHA」(08)の巨大生物のよう。

ロンドンもLAもNYも、私たちの知っている大都市は跡形もなく破壊されてしまう、これらの映画を見た時の恐怖。シャイア・ラブーフ主演の「トランスフォーマー」(07)の金属生命体、果てはキャスパー・ヴァン・ディーン主演の「スターシップ・トゥルーパーズ」(97~08)シリーズの昆虫型異星生物(バグズ)まで。

どれもこれも、そのスピード感と破壊力こそ、怖い!。さあ、この映画ではどうなるの?TV「ロズウェル/星の恋人たち」(99~02)のマックス・エバンズ役ジェイソン・ベアに会えるのが、救い…。うふふ。
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3人寄れば、名作誕生

2008-10-26 17:46:13 | 映画
僕らの未来へ逆回転」(08)でも、ジャック・ブラックはJBらしく快調に飛ばしていました。でも、ゴンドリー監督の色調は崩していません。「ナチョ・リブレ 覆面の神様」や「テネイシャスD 運命のピックをさがせ!」(06)に比べるとおとなしめ。JBは濃いからね~。

しかし、大好きな映画を自分でリメイクする!というアイデアは、映画人、映画ファンは憧れますよね~。それをやってしまったゴンドリー監督は、すごい!JBも楽しそうにやっていましたね!

今度のJBは、濃いぞぉ~!なんたって、原案・脚本・製作・監督・主演がベン・スティラーだもん!「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」(08)は、豪華キャストが超~魅力。スティラーに、JBに、ロバート・“アイアンマン”・ダウニー・Jr!!

ベトナム戦争で英雄的な活躍をし、帰還後に回顧録『トロピック・サンダー』を書いた元兵士ジョン・“フォーリーフ”・テイパック(ニック・ノルティ)。その本が映画化されることになり、主演スターが集められることに…。監督は、イギリス人のデミアン・コックバーン(スティーヴ・クーガン)。

主演は、今は落ち目のアクション・スター、ダグ・スピードマン(スティラー)。下品な下ネタで人気のコメディアン、ジェフ・ポートノイ(JB)。アカデミー賞主演男優賞5回受賞の演技派オーストラリア人俳優、カーク・ラザラス(ダウニー・Jr)。それぞれがそれぞれの思惑を秘めて、出演を決めたのでした。

フォーリーフ軍曹役のダグは、世界的アクション・スターから演技派への転身に失敗。この映画に役者生命を賭けています。兵士ファッツ役のジェフは、下ネタ以外もできるんだよ!と証明するために…。オサイラス軍曹役のカークは、徹底した役作りが売りで、黒人になるために手術まで!

落ち目、下ネタ、役作り、予算オーバー …と聞いたことのある“キーワード”を駆使した、この映画「トロピック・サンダー」は無事に完成するのでしょうか?それから、超豪華ハリウッド・スターがカメオ出演とあります。えっ、誰?誰?見に行かねば!
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見える恐怖

2008-10-25 20:25:22 | 映画
予告編を見て、絶対見たい!と思う映画があります。この映画もそう。「ブラインドネス」(08)、監督は「シティ・オブ・ゴッド」(02)「ナイロビの蜂」(05)「シティ・オブ・メン」(07)のフェルナンド・メイレレス。カナダ・ブラジル・日本の合作映画です。

ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの『白の闇』を、「レッド・バイオリン」(98)のドン・マッケラーが脚本を担当。闇は黒のはずなのに、白にしたことで強烈な恐怖を感じさせます。(そうでなくても失明は怖すぎる!)

ある日、運転中の日本人(伊勢谷友介)が目の前が真っ白になり、失明してしまいます。親切な男(ドン・マッケラー)に助けられるも、車を奪われてしまいます。妻(木村佳乃)に付き添われて病院に行った日本人は、医者(マーク・ラファロ)から失明の原因がわからないと告げられます。

しかし、驚異的な感染力を持つ“白の闇”は、車泥棒や病院にいたサングラスの娘(アリス・ブラガ)にも感染してしまうのでした。診察した医者も、例外ではありません。そして各地に瞬く間に広がってしまう“ブラインドネス”を封じ込めるため、政府は緊急隔離政策を実施。

かつて精神病院だった収容所に集められた患者たち。その中にたった1人、目が見る女性が…!それは、夫を心配して紛れ込んだ医者の妻(ジュリアン・ムーア)。なぜか彼女は感染を免れていたのです。

徐々に数を増す患者たち。軍に監視される苛立ち。食糧や医薬品の不足。衛生環境の悪化。かろうじて黒い眼帯の男(ダニー・グローヴァー)が持つラジオから、聞こえるニュースでは、外は悪化の一途をたどっている様子。さらに、第3病棟の王と名乗る男(ガエル・ガルシア・ベルナル)とは?

ああ~、いったい何が起こっているのか?最初に感染した日本人とは?なぜ、医者の妻は感染していないのか?そもそも“白の闇(ブラインドネス)”とは?もう、知りたくてたまりません!原作を未読の私は、こういう映画にわくわくします。

しかし、ジュリアン・ムーアという女優は白く透明な肌のせいか、異様に病的に見える時があります。こうした役は、はまり役!私のお気に入りの「SAFE」(95)も、化学物質過敏症の恐怖を描いた作品で、お勧め。

アカデミー賞ノミネート常連のムーア。今度はどんな演技を見せてくれるのか、楽しみ~!
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ワイエスの素描と水彩画

2008-10-24 21:27:37 | 展覧会
アンドリュー・ワイエスを知ったのは、友人がファンだったから。今では私も大ファンです。その名前を覚えていて、本屋さんで調べて(その頃は、インターネットなんてなかったから…)、その精密な筆のタッチに魅了されました。細かい!

ワイエスは、1917年7月12日ペンシルヴァニア州チャッズ・フォード出身。子供の頃から体が弱く、学校へは行かず、自宅で家庭教師から学んでいました。9歳から水彩画をはじめ、21歳で義兄からテンペラの手ほどきを受けたそうです。

ワイエスの絵の題材となる女性は、メーン州クッシングにある別荘の近くに住むオルソン家のクリスティーナや、自宅近くに住むドイツ人のヘルガがいます。クリスティーナは、代表作『クリスティーナの世界』のモデル。ヘルガは、『果樹園にて』『恋人たち』『隠れ家』『ページ・ボーイ』などなど、多くの作品に登場。

また、ワイエスの作画の多くは“テンペラ”で描かれています。ところで“テンペラ”とは、本来水では溶けない油性の成分を乳化混合した絵具や絵画技法のこと。一般的には、卵やガゼイン(リンタンパクの一種)、膠(にかわ)などで混ぜています。卵×顔料、卵×油×顔料のように。

ワイエスの作品は、鉛筆やペンで素描を描き、その後水彩を描きます。さらに“ドライブラッシュ”(水気をしぼった筆で描く水彩画の技法)でより詳細に描き、最後にテンペラに至るのです。

ワイエスの作品展で見るテンペラ画の他に、こうした制作途中の素描や水彩画を紹介した展覧会が開催されます。Bunkamura ザ・ミュージアムでの、「アンドリュー・ワイエス 創造への道程」がそれ。私が知っているワイエスの絵は、やっぱりテンペラ。

この展覧会で、私の知らない作品に出会えると思うとうれしい!ワイエスは、アメリカン・リアリズムの代表的画家。1963年大統領自由勲章と全米芸術賞を受賞。ワイエスを知っている方にも、まったく知らない方にも、お勧めします。
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日本で唯一のボッティチェリ

2008-10-22 20:56:07 | 展覧会
マイブログでもご紹介した、絵画展「ジョットとその遺産展」はその内容の重厚さでとっても満足でした。もちろん、壁画を日本に持って来ることはできませんから、パネル展示になんですが、それもまたとっても素晴らしかったです。見て良かった!

損保ジャパン東郷青児美術館での次回の展覧会は、「丸紅創業150周年記念 丸紅コレクション展」です。丸紅といえば、総合商社(旧芙蓉グループ、現みずほグループ)というくらいしか知識がありませんでした。

それはともかく、自社内に“丸紅コレクション”を持っていて、そのコレクションが公開されます。今回の展覧会に出品される品々の素晴らしさに、とっても驚きました。どんな作品が展示されるのか、見てみましょう!

ポスターの絵画は、日本に唯一存在するボッティチェリの『美しきシモネッタ』(1480-85年頃)。そうなんだぁ~、日本に唯一なんですね!すごい。他に、モイーズ・キスリングの『ミモザの花』(1852)、カミーユ・コローの『ヴィル・ダヴレーのあずまや』(1847)

日本の山下新太郎の『少女像(御料の森)』(1943-47)、梅原龍三郎の『桜島』(1937)、西村五雲『石橋(唐獅子)』(図案)(1929)。そしてなにより目を引いたのが、着物コレクションです。『島取に柳文様小袖』(福元)(1999)は、辻が花染。

着物については、詳しいことはほとんどわからないですが、その見事さ、華やかさ、豪華さにはうっとり~。丸紅の着物コレクションは、見ているだけで幸せ。これはぜひ、本物が見たくなりました。はい。年末まで開催です。
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Sという女

2008-10-19 21:05:30 | 映画
オーストリア人俳優ヒュー・ジャックマンの本名は、ヒュー・マイケル・ジャックマン。1968年10月12日シドニーのニューサウス・ウェールズ出身(5人兄弟の末っ子)。両親は共に英国人。大学在学中に演劇の面白さに目覚め、俳優の道へ。

ミュージカル「美女と野獣」「サンセット大通り」などに出演し、英国ロイヤルシアターの「オクラホマ」で主役を演じました。NYカーネギーホールでの「回転木馬」にも出演。これだけ見ると、ジャックマンはミュージカル・スター!

映画「Xーメン」(00)で、主役ウルヴァリンに抜擢。爆発的な人気を獲得し、以降「ソードフィッシュ」「ニューヨークの恋人」「恋する遺伝子」(01)「X-MEN2」(03)「ヴァン・ヘルシング」(04)「タロットカード殺人事件」「プレステージ」「ファウンテン 永遠につづく愛」「X-MEN:ファイナル ディシジョン」(06)。

ハンサムで甘いマスクと鍛えられえた体で、ラブロマンスとアクションものを交互にこなし、ファンはホレボレ~。最新作では、自分の制作会社“シード・プロダクションズ”第1回作品として、自ら製作を初担当。

それほど脚本(マーク・ボンバック)に惚れ込んだのが、「彼が二度愛したS」(08)です。ボンバックの作品には「アダム 神の使い 悪魔の子」(04)や「ダイ・ハード4.0」(07)があります。そういうことね。

NYで会計士として働くジョナサン・マコーリー(ユアン・マクレガー)。真面目な彼の毎日は、仕事場と自宅の往復だけ。素敵な女性に出会ったり、恋なんてまったく縁がない…。そんなジョナサンの会社へ監査員としてやって来た、弁護士のワイアット・ボーズ(ジャックマン)。

大手法律事務所で働くワイアットは、高級スーツを着こなし、休日は女性とテニスとセレブな生活を送っていました。ハンサムでユーモアのある彼に憧れたジョナサンは、ある日お互いの携帯電話を取り違えたことで生活が一変します。

この映画でジャツクマンは、チャーミングでクールでセクシーな悪役を演じます。ウディ・アレンの「タロットカード殺人事件」とは違います!ジャックマンは悪役がお似合い。一方のユアンはどんな時も好感。好きなんだなぁ~、誕生日(71年3月31日)が同じだし。

あっ、女性陣も揃ってます。ミシェル・ウィリアムズ、リサ・ゲイ・ハミルトン、マギー・Q、ナターシャ・ヘンストリッジ、シャーロット・ランプリング。ねっ、すごいでしょ?謎解きに出かけましょう。
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フランス版サタデー・ナイト・フィーバー!

2008-10-17 22:00:12 | 映画
「サタデー・ナイト・フィーバー」(77)「ステイン・アライブ」(83)と、ジョン・トラヴォルタはディスコ時代のキングでした。ちなみに“ディスコ”は、フランス語。“ディスコテーク”とは、音楽を流してダンスフロアがある飲食店のことで、やっぱりフランス語。

ジョン・トラくんのおかげで、ディスコってアメリカのものと思いがち。でも、やっぱりディスコ・ミュージックが聞こえて来ると、白のスーツでバッチリ決めたトニー・マネロを思い出しちゃいます!

それにしても、ディスコ・ミュージックっていいですよね~。ザ・ビージーズ、アバ、ヴィレッジ・ピープル、ドナ・サマーなど、あのサウンドに心うきうきしてしまうのです。21世紀の今、あの時代を再び!とばかりに、フランスから素敵な映画がやって来ます!

DISCO ディスコ」(08)、脚本・監督はファビアン・オンテニアンテ。し、知らない。でも構いません。楽しければ!しかも音楽は、「シェルブールの雨傘」(63)「ロシュフォールの恋人たち」(66)「華麗なる賭け」(68)「愛と哀しみのボレロ」(81)などのミシェル・ルグラン!

30年も昔、ディスコフロアで注目を浴びていた“ビー・キング”の3人。ディディエ(フランク・デュボスク)、ウォルター(サミュエル・ル・ビアン)、ヌヌイユ(アベス・ザーマニ)も、今ではさえない40歳。小さな港町で平凡な毎日を送っていました。

そんな時、地元のクラブ・オーナー、ジャクソン(ジェラール・ドパルデュー)が20年ぶりにダンスコンテストを開催すると発表!ディディエは、嫌がるウォルターとヌヌイユを誘って“ビー・キング”復活させ、コンテストに出る!と奮起します。

しかし、鈍った体、錆びついた振付を直さなくっちゃ。そこで美人インストラクターのフランス(エマニュエル・ベアール)に、全面的な改造を依頼。さぁ~、3人の挑戦がはじまります!それは、勝利だけでなく、人生そのものも。

さえない中年男たちの再生映画には、「ブラス!」(96)「フル・モンティ」(97)「スティル・クレイジー」(98)「シャンプー台のむこうに」(00)などイギリス映画がお得意だけど、フランス映画も楽しそう~。

『恋のナイト・フィーバー』 『ブギ・ワンダー・ランド』 『ラスト・ダンス』など、聞くと思わず口ずさみ、体が動き出すこと請け合い!行こう!!
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ロマンチック・クルーニー登場!

2008-10-15 21:01:15 | 映画
ああ、ジョージ・クルーニー!TV「ER」(94~)のダグラス・ロス役ですっかり魅了され、ファンになっちゃいました。(グリーン先生も好き!)

「ER」を降板したのは、第5シーズン。それまでもTV撮影の合間に映画出演してましたが、本格的に映画へ。で、クルーニーの映画といえば「フロム・ダスク・ティル・ドーン」「素晴らしき日」(96)「バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲」「ピースメーカー」(97)「シン・レッド・ライン」「アウト・オブ・サイト」(98)「スリー・キングス」(99)

「ER」第6シーズン(00)にもチョイ出してますが、TVM「FAIL SAFE 未知への飛行」「パーフェクト ストーム」「オー・ブラザー!」(00)「オーシャンズ11」(01)「ウェルカム トゥ コリンウッド」「ソラリス」(02)と続きます。

初監督は、「コンフェッション」(02)。以後「ディボース・ショウ」(03)「オーシャンズ12」(04)「グッドナイト&グッドラック」「シリアナ」(05)「さらば、ベルリン」(06)「オーシャンズ13」「フィクサー」(07)と、そりゃもうヒット作、話題作の連続。

クルーニーは、スティーブン・ソダーバーグ監督と製作会社“セッション8”(2006年末解散)を創立し、製作も担当。あのロス先生から、あっという間にスターの仲間入り、人気俳優たちに慕われる兄貴分、製作・監督として大活躍。「シリアナ」でアカデミー助演男優賞受賞、「フィクサー」では主演男優賞にノミネート。すごい。

最新作は、「かけひきは、恋のはじまり」(08)。製作・監督は、もちろんクルーニー。1925年、アメリカンフットボールのプロチーム”ダルース・ブルドッグ”のキャプテン、ドッジ・コネリー(クルーニー)は、チームが解散寸前で大弱り。

殴り合いは当たり前の荒っぽいスタイルが売りのチームと比べると、大学対抗のカレッジ・フットボールは甘いマスクとスピード感が大人気。特にカーター”弾丸”ラザフォード(ジョン・クラシンスキー)は、今や国民的人気スター。そこに目を付けたドッジは、カーターをプロに引き込もうと画策。

そこへ現れたのが、シカゴ・トリビューン紙の敏腕女性記者レクシー・リトルトン(レニー・ゼルウィガー)。かくして、3人はそれぞれの目的のために駆け引きを開始!でも、それって恋のはじまり?うふふ。

まるでクラーク・ゲーブルとクローデット・コルベールみたい!の、良き時代のロマンチックな恋の駆け引き。楽しそう~、見ましょ。
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