だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

古代ローマへ、タイムスリップ

2009-08-31 20:50:14 | 展覧会
大好きな映画は、コレクション。しかし、コレクションしてもなかなかじっくり見る時間がない…。貯めるばかりでなく少しは見なくっちゃ!…と思い、封も切っていないDVDを見始めました。

最近見たのは、ウィリアム・ワイラー監督、ルー・ウォーレス原作の「ベン・ハー」(59)。日本初公開は1960年、私が見たのは73年のリバイバル上映です、はい。有名な戦車競技シーンを思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。

西暦紀元26年、エルサレムのユダヤ人豪商の息子ジュダ=ベン・ハー(チャールトン・ヘストン)と、旧友でエルサレムの新任指揮官、ローマ人のメッサラ(スティーヴン・ボイド)。些細なことで2人は対立し、運命を大きく狂わせていくのです。

映画はイエスの誕生からゴルゴダの丘での磔刑も描かれます。まさかと思いますが、未見の方は必見です。さてこの“西暦”ですが、、イエス・キリスト生誕年を紀元(西暦紀元)とし、それ以前が“紀元前”その後が“西暦(紀元後)”になります。

表記には、ラテン語のA.C./A.D. 英語のB.C./A.D. が知られています。「ベン・ハー」にも出てくるローマ。時代は遡り“史上最強の国家”と呼ばれる古代ローマ帝国も、よく映画の舞台になります。

「クォ・ヴァディス」(51)「スパルタカス」(60)「ローマ帝国の滅亡」(64)「グラディエーター」(00)などなど。その古代ローマを紹介する展覧会が、今年開館50周年を迎えた、国立西洋美術館で開催されます。

紀元前1世紀、初代皇帝ユリウス・カエサルによって創建された、古代ローマ帝国。展覧会「古代ローマ帝国の遺産」では、帝国の誕生から300年に渡る繁栄の様子を、壁画や彫刻・工芸などの美術品を通して紹介します。

西暦79年、南イタリアのウェスウィウス(ヴェズヴィオ)火山が噴火。5mもの灰に埋もれたポンペイの豊かな暮らしぶりや、初公開のアレッツオのミネルバにも注目です。すべて本物。これこそ、本物のタイムスリップですね。
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スペインは、美味しい?

2009-08-29 20:44:25 | 映画
スペイン映画って、すぐに思い浮かびます?あっ!「汚れなき悪戯」(55)。覚えています、マルセリーノ少年のこと。せつない主題歌も耳に残っています。ちょっと古すぎ…?。最近では、ペドロ・アルモドバル監督が有名ですね。

「セクシリア」(82)「バチ当たり修道院の最期」(83)「欲望の法則」「神経衰弱ぎりぎりの女たち」(87)「アタメ」(89)など初期の作品の他、「オール・アバウト・マイ・マザー」(98)でアカデミー賞外国語映画賞、「トーク・トゥ・ハー」(02)でアカデミー脚本賞を受賞しています。

アレハンドロ・アメナーバル監督もスペイン映画を監督。「オープン・ユア・アイズ」(97)「アザーズ」(01)「海を飛ぶ夢」(04)などがあります。というわけで合作映画を別としても、スペイン映画ってたくさんあるんですね~!

秋公開のスペイン映画は、ドキュメンタリーです。「ファイティング・シェフ 美食オリンピックへの道」(08)は、目にも美味し~いお料理の映画。2年に1度、フランスのリヨンで開催される“ボキューズ・ドール国際料理コンクール”。

このコンクールは、1987年“世界最高のシェフ”と呼ばれたポール・ボキューズが設立したもの。きびしい基準を持ち、フランス料理の登竜門なんだとか。毎年、違った肉と魚のテーマ食材をそれぞれのプレートに、さらに3品の付け合わせを、5時間半の制限時間で作り上げます。

各地域の予選を通過した24カ国が、過去の成績順に2日間に渡り登場。映画が描くのは、2007年1月23日の第10回コンクールの模様。マドリッド大会に続き、全国大会に優勝したスペイン・チーム。若手シェフ、へスース・アルマグロとアシスタントのフェリクス。

本選出場が決まってからのへスースは、休日返上しての準備に明け暮れます。彼らの苦悩は、いつ終わるともなく続くのです。あんなにも美しい料理を作りだすシェフたちの姿は、見る者を感動と興奮の世界に導いてくれます。

過去9回出場して優勝できないでいるスペイン。ライバルは、フランス、デンマーク、スイス、そして日本。監督は、ホセ・ルイス・ロペス=リナレス。ドキュメンタリー映画の製作や撮影も担当するスペイン人。果たして結果は?

美しい料理に見惚れてしまいます。やっぱりスペインって熱い!?
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バレエの最高峰を見たい!

2009-08-28 21:35:02 | 映画
パリ・オペラ座。映画ファンには「オペラ座の怪人」でお馴染みですね。ガストン・ルルーの原作を映画化したのは、ルパート・ジュリアン監督、ロン・チェイニー主演「オペラ座の怪人」(25)が最初。

同名映画を並べると、マクシミリアン・シェル主演のTVM(83)。“フレディ”ことロバート・イングランド主演作(89)。バート・ランカスター主演の「ファントム・オブ・オペラ」(90/TVM)。ダリオ・アルジェント監督、ジュリアン・サンズ主演作(98未)。

そして、ミュージカル化された“オペラ座の怪人”を演出したアンドリュー・ロイド=ウェバーが製作、ジョエル・シューマカー監督、ジェラルド・バトラーさん主演の「オペラ座の怪人」(04)に至ります。舞台版も大好き!

余談ですが、ブライアン・デ・パルマ監督、ポール・ウィリアムズ主演の「ファントム・オブ・パラダイス」(74)も題材は同じ、ロックオペラ版。必見ですよぉ~。前置きが長くなりましたが、オペラ座には怪人はおりません。

オペラ座は、1875年完成した“ガルニエ宮”の呼び名。ここを本拠地とするバレエ団、フランス国王ルイ14世により1661年、王立舞踏アカデミーとして創設された“パリ国立オペラ”。革命や戦争などを経て、バレエ団は今も変わらず世界最高峰に君臨しています。

素晴らしい映画がやってきます。「パリ・オペラ座のすべて」(09)、監督は“現存する偉大なドキュメンタリー作家”と呼ばれ、多くの作品を監督・製作しているフレデリック・ワイズマン。オペラ座の全面協力のもと、84日間の密着撮影を敢行。

出演者はもちろん、オペラ座のバレエダンサーたち。154名のダンサー、1500名のスタッフ、そして350年の歴史。す、すごい!特にエトワール“星”と呼ばれる最高位のダンサーの普段見ることのできない舞台や練習風景、作品の創作過程などを見ることができます。

ちなみにダンサーには階級があって、オペラ座の場合は…エトワール、プルミエ・ダンスール(女性はプルミエール・ダンスーズ)、スジェ、コリフェ、カドリーユとなっているそうです。英国ロイヤル・バレエ団には、プリンシパルというのもあり。

一般的には、エトワール、プリンシパル、プリマ・バレリーナ、準主役級ソリストなどの方が馴染みがあるかも…。42歳で定年を迎えるダンサーたち。その素晴らしいバレエを見に行きませんか?
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ヴィジランテ映画、再び。

2009-08-26 21:57:14 | 映画
改めて言うまでもないですが、最近はホント、リメイクが多い。オリジナルの方がやっぱり良い!という場合もあるし、リメイクの方が…ってことも。最近リメイクされた映画は、「3時10分、決断のとき」(07)。オリジナルは「決断の3時10分」(57)。

「サブウェイ123 激突」(09)は、「サブウェイ・パニック」(74)。「ウィッチマウンテン 地図から消された山」(09)は、「星の国から来た仲間」(75)。「消されたヘッドライン」(09)は、「ステート・オブ・プレイ~陰謀の構図~」(03/TVM)。

限がありませんが、この映画もリメイク。「狼の死刑宣告」(07)のオリジナルは、そう!チャールズ・ブロンソン主演の「狼よさらば」(74)。タイトルだけでわかっちゃうかも。ブライアン・ガーフィールド原作、マイケル・ウィナー監督。

「メカニック」「チャトズ・ランド」(72)「シンジケート」(73)「ロサンゼルス」(82)「スーパー・マグナム」(85)など、コンビ作はたくさん!見てた~。「狼よさらば」は妻を殺され、娘を廃人にされた父親の復讐劇。

主人公ポール・カージー役はシリーズ化。リメイクの方は「ソウ」(04)シリーズのジェームズ・ワン監督作品。投資会社に勤めるニック・ヒューム(ケヴィン・ベーコン)は、ごく普通の男。

妻のヘレン(ケリー・プレストン)、長男でアイスホッケー選手のブレンダン(スチュアート・ラファティ)、次男で兄への嫉妬からか素直になれないルーカス(ジョーダン・ギャレット)の4人暮らし。ある晩、ブレンダンの試合の応援に行った帰り、ガソリンスタンドでギャングの襲撃に遭遇。

あっという間に、ブレンダンは殺されてしまいます。逮捕された少年は、ギャング団に入るための儀式だったと証言。そして裁判へ。しかしその結果はニックの思ったものとは、かけ離れていたのです。

復習を誓うニック。そして突き止めたのが、ボスのビリー(ギャレット・ヘドランド)でした…。こうしてたった1人の復讐が始まります。髪の毛をバリカンで剃り、目をギラギラさせたベーコンは鬼気迫る迫力。

ブロンソンとは全く違うキャラクターですが、74年当時よりも人々の不安や不信、不満の渦巻く現代でもそのストーリー性は変わりません。あなたならどうする?
※ヴィジランテ映画:司法や警察に頼らず、自らの意志と手により、自分のコミュニティを守る一般市民を主人公にしたアクション映画のジャンル
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ホントにカッコイイッ!

2009-08-25 21:19:55 | 映画
トランスポーター3 アンリミテッド」(08)の冒頭に、シリーズのおさらいがあり、『初見の人には親切だなぁ~』と思いながら見ました。“トランスポーター コンプリートマニュアル”は、HPでも見れますのでぜひどうぞ。

でも、初見の人いる?それにしても、ジェイソン・ステイサムってステキ!今回のフランク・マーティンは、いつにも増してカッコイイ!シャイだし。あのハスキーな声もステキ!シリーズ4ができないかなぁ~。

ステイサムは、1972年9月12日ロンド生まれ。飛び込み選手のイギリス代表として活躍。92年引退し、モデルに転向。納得。フレンチ・コネクションの契約モデルだったことで、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」(98)で映画デビュー。

FCは、この映画のスポンサーだったんですって。良かったね~、ステイサム。その後「スナッチ」(00)「ミーン・マシーン」(01)に出演。ジェット・リー主演「ザ・ワン」(01)でアクション俳優に。えらいぞ!ジェット・リー。

02年「トランスポーター」が大ヒットし、ステイサムも人気に!さらに「アドレナリン」(06)に出演し、これまた当たり!続編ができました。「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」(09)の監督は、前作と同じネヴェルダイン&テイラー。脚本もね。

シェブ・チェリオス(ステイサム)は、プロのスナイパー。宿敵のリッキーに毒を盛られ、アドレナリンを出し続けなくては死んでしまうという前作。ラスト、死んでしまったか…シェブ!しかしっ~!瀕死の状態で病院に運ばれたシェブ。

なんと、病院で心臓を奪われ代わりに移植されたのは、バッテリー式の人工心臓。つまり充電しないといけないんです。電流を求めつつ、心臓を取り返さなくてはならないシェブ。悲惨~。共演は恋人イヴにエイミー・スマート、ドック・マイルズにドワイト・ヨーカム。

心臓を狙う100歳の中国マフィアのボス、プーン・ドンにデヴィッド・キャラダイン(今年6月3日死去)。冷静なフランクと違う、焦りまくりのシェブもステキ!見ようっと。
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キャメロンと小さな女優たち

2009-08-23 20:56:50 | 映画
「フェイシズ」(68)「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」(76)「オープニング・ナイト」(78)などの監督、ジョン・カサヴェテス(89年死去)。監督の「こわれゆく女」(74)「グロリア」(80)などに主演した、妻で女優のジーナ・ローランズ。

息子のニック・カサヴェテスは映画俳優として活躍し、その後母のジーナを主演にした「ミルドレッド」(96)で監督デビュー(脚本も)。父の残した脚本を、ショーン・ペンとロビン・ライト・ペン夫妻を主演にした「シーズ・ソー・ラヴリー」(87)もあります。

監督作だけ列挙すると、「ジョンQー最後の決断ー」(02)「きみに読む物語」(04)「アルファ・ドッグ 破滅へのカウントダウン」(06未)。ジョニー・デップの「ブロウ」(01)の脚本も書いていて、ホント、才能豊か。

ちなみに妹のゾーイ・カサヴェテスも「ブロークン・イングリッシュ」(07)で、監督デビューしたばかり。彼女の次回作も楽しみですが、お兄さんの方はもうすぐ公開。それが「私の中のあなた」(09)。原作はジョディ・ピコーの同名小説。

脚本は、ニックと「きみに読む物語」のジェレミー・レヴェン。母サラ・フィッツジェラルド(キャメロン・ディアス)と父ブライアン(ジェイソン・パトリック)には、2人の娘がいます。姉のケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)と妹のアナ(アビゲイル・ブレスリン)。

ケイトは白血病に罹っていて、11歳のアナは彼女に臓器を提供するドナーとして生まれて来ました。生まれた時から、体のあちこちを切り刻まれてきたアナ…。ケイトには生きていて欲しい…、でも手術はもうイヤ!と、アナはある行動を起こします。

アナは両親を訴えたのです。自分を守りたいと言うアナの弁護士は、キャンベル・アレクザンダー(アレック・ボールドウィン)。そしてアナの本意とは?他に、デ・サルヴォ判事役でジョーン・キューザックが共演。

キャメロン・ディアスは、今回初の母親役に挑戦。ケイト役のソフィアも、ディアスも実際に髪を剃っての熱演。内容の重さとは逆に、この映画でも女優たちに期待です!
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実は、カッコイイ!

2009-08-21 20:47:18 | DVD
ナイト ミュージアム2」(09)を見て、ベン・ステイラーって『変な顔だけどカッコイイ』って思っちゃいました。そこで思い出したのが、DVDコレクションしていた「ズーランダー」(01)。見ました?そもそもベン・ステイラー、お好き?

1965年11月30日NY生まれ。父ジェリー・スティラー、母アン・メアラ共に喜劇俳優。10代から8mm映画を自主制作。UCLA大学からブロードウェイの舞台にも立ち、その後TV番組「SNL」に出演。

「太陽の帝国」(87)で映画デビュー、「リアリティ・バイツ」(94)で監督デビュー。「メリーに首ったけ」(98)辺りから、日本でもメジャーに。ウェス・アンダーソン監督の「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(01)と同年の作品が、「ズーランダー」なんです。

監督・製作・原案・脚本・主演も務めた「ズーランダー」の主人公は、年間最優秀モデルを3年連続で受賞したトップモデル、デレク・ズーランダー(ステイラー)。4回目を狙うデレクでしたが、新人のハンセル(オーウェン・ウィルソン)に負けてしまいます。

賞を逃し、友人を亡くし、引退を決意したデレクは故郷の炭鉱の町に帰るのですが、元モデルに合うはずもなくやむなくNYへ戻ります。そこに待っていたのは、陰謀絡みのデザイナー・ムガトゥ(ウィル・フェレル)からの出演依頼。果たして!?

後は映画で楽しんでいただくとして、ここでのステイラーはこれでもか!っていうくらいカッコイイ!映画のコピーに“3%の体脂肪率。1%の知能。彼の名は…”っていうくらい。で、紹介したいのは、数え切れないほどのゲストとカメオ出演のスターたち。

共演はクリスティーン・テイラー、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジェリー・スティラー(奥さん)、デヴィッド・ドゥカヴニー、ジョン・ヴォイト、ジャスティン・セロー、エイミー・スティラー(妹)、ジェームズ・マースデン

(カメオ)ヴィンス・ヴォーン、ビリー・ゼイン、クリスチャン・スレイター、キューバ・グッディング・Jr、ナタリー・ポートマン、デヴィッド・ボウイ、スティーヴン・ドーフ、ウィノナ・ライダー、ルーカス・ハース、クラウディア・シファー、ヴィクトリア・ベッカム、パリス・ヒルトン、ドナルド・トランプ…

何人、わかるかな?
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3-Dは苦手…

2009-08-20 21:44:36 | 映画
映画の上映方式に、3-D上映があります。かなり前からあるのですが、最近は本当に多い!古くはスティーヴ・マイナー監督の「13日の金曜日PART3」(82)とか、ジョー・アルヴス監督、デニス・クエイド主演の「ジョーズ3」(83)とか…。

ロバート・ロドリゲス監督の「スパイキッズ3-D:ゲームオーバー」(03)なんてのもありました。この映画、『ジェームズ・キャメロン提供による<3-D・リアリティ・カメラ・システム>により、3-D映像を実現』とありました。

技術が発達し、今ではどんな映画でも3-D上映が可能。でもSFやアニメが多いですね。専用のめがねが必要。映画会社はそれだけでも大変そう。最近では、ブレンダン主演の「センター・オブ・ジ・アース」(08)とか

「スパナチュ」の“にいちゃん”ことジェンセン・アクレス主演の「ブラッディ・バレンタイン 3D」(09)などの他、アニメではドリームワークスの「モンスターVSエイリアン」(09)、ディズニー・ピクサーの「ボルト」(08)も3-D。

ただし劇場は限られ、多くは通常の2-Dでの上映。実のところ、私は3-Dが苦手。あえてそれを見たいとは思わないので、普通に見てます。めがねをかけるのも鬱陶しいし…。大好きなブレンダンの「センター・オブ・ジ・アース」のDVDも2-D版を購入。

しかし、3-D映画は続きます。ソニーピクチャーズの最新アニメ「くもりときどきミートボール」(09)もそう。監督・脚本は、フィル・ロードとクリス・ミラーの2人。原作は世界中で愛されている、ジュディ・バレットの同名児童書。

フリント・ロックウッドの夢は、偉大な発明家になること。フリントの住む港町では、名物サーディーン(イワシ)料理を朝から晩まで食べていました。みんなにもっとおいしいものを食べてもらいたい!と、フリントはある発明をします。

なんと!水をなんでも好きな食べ物にしちゃう“食べ物マシーン”。コップ1杯の水があれば、ミートボールになっちゃうのです。しかし、不慮の事故で“食べ物マシーン”が雲の彼方へ!空からいろんな食べ物が降って来ます!

しかも日に日に巨大化して!ということは、それが3-Dなのね。声の出演は、「ナイトミュージアム2」(08)でカスター将軍を演じたビル・ヘイダー。さあ~、あなたは3-D派?それとも?
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王家と宮廷画家たち

2009-08-19 22:36:06 | 展覧会
美術、絵画などについての専門教育は受けていないので、むづかしいことはよくわかりませんが、絵画を見るのは大好き!日本人が大好きな印象派よりも、それ以前の宗教画や肖像画を連想する古い時代のものが好き。

“ゴシック美術”(12世紀~16世紀初頭)当時の主流ビザンティン様式からルネッサンス前の様式。主な画家は、ジョット。続く“ルネッサンス芸術”(15世紀~16世紀)イタリア・フィレッツェを中心に発展。3大画家ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロがいます。

フィレンツェ派:ボッティチェリ、ティツィアーノ。ヴェネツィア派:ジョルジョーネ、ティントレット。ネーデルランド絵画:ファン・エイク、ボス、ブリューゲル。ドイツ派:デューラー、クラナハ、ホルバインなどもそう。

そして“マニエリスム”(16世紀後半)。主な画家は、コレッジョ、パルミジャニーノ、アルチンボルド、エル・グレコ。次が“バロック美術”(16世紀後半~18世紀)で、イタリア:カラヴァッジョ、カラッチ、ジェンティレスキ、アルテミシア、スケドーニ、ベルニーニ、ジョルダーノ。

スペイン:ベラスケス、スルバラン、ムリーリョ。フランドル:ルーベンス、ブリューゲル、ヨルダーンス、ヴァン・ダイク。ネーデルランド:レンブラント、フェルメールなど。ちょうどこのあたりの時代に多くの宮廷画家として活躍した人がいます。

その宮廷とは…パプスブルク家。13世紀から20世紀初頭まで中部ヨーロッパ(オーストリア、スイス、ドイツ、スペイン、ハンガリーなど)で、600年以上に渡り君臨。当然、代々の君主にはお抱え画家がいました。マクシミリアン1世は、デューラーを。

カール5世は、ティツィアーノを。ルドルフ2世は、ルーベンス、ヴァン・ダイク、レンブラントらを。フェリペ4世は、ベラスケスを。まだまだいます。そのハプスブルク家ゆかりの作品を一堂に集めた展覧会が、「THE ハプスグルク」です。

オーストリアのウィーン美術史美術館、ハンガリーのブタペスト国立西洋美術館。この2つの美術館から、絵画70余点、工芸品など約110点あまりが、国立新美術館に来日します。華麗なる作品たちは、ぜひご自分の目で確かめましょう!興奮!
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“風共”は、こうして生まれた!?

2009-08-17 21:51:53 | 演劇
渋谷区東のある“テアトル・エコー”。1950年“やまびこ会として発足し、1954年英語読みの“劇団テアトル・エコー”に改称。舞台はもちろん、1970年代以降外国映画・ドラマ、アニメーションなどの声優も多く所属。

舞台公演としては、ニール・サイモン、アラン・エイクボーン、ノエル・カワード、トム・ストッパード、ピーター・シェーファーなどのコメディや、シェークスピアやドストエフスキー、モリエールなどの文芸作品も数多く上演。

翻訳劇が大好きな私は、毎回送られてくる公演のお知らせを見るたびに、『おおっ、こんな作品もあるのか!』と感嘆すること度々。そんな作品の1本が、今度上演される「風と共に来たる」です。

エコーの作品は、人気作品が多く他でも見る機会がありますが、この作品はまったく知りませんでした。なんだぁ~これは!?タイトルからするとどう見ても、マーガレット・ミッチェルの『風と共に去りぬ』ですよねぇ~。

映画「風と共に去りぬ」(39)は、監督ヴィクター・フレミング、製作デヴィッド・O・セルズニック、脚本シドニー・ハワード、音楽マックス・スタイナー。主演はヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル、レスリー・ハワード、オリヴィア・デ・ハヴィランド、ハティ・マクダニエル(マミー役)。

アカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞(ハティ)、脚色賞、撮影賞(カラー)、室内装置賞(美術)、編集賞を受賞。この映画、もし、もし、未見なら生涯に一度は見ておきましょう。必見。

そしてもう~大好き!という映画ファンは、タイトルだけで俳優や名場面が浮かぶことでしょう。何度見たことか!ロン・ハッチンソン作の本作は、その映画誕生の裏側を描いています。1939年ハリウッド、史上最高の映画作りに意気込む製作者セルズニック(安原義人)。

気に入らない監督をクビにし、フレミング(後藤敦)を監督に任命。大幅な書き直しに白羽の矢が当たったのが、早書きのベン・ヘクト(多田野曜平)。しかし、ベンは原作を読んでいなかった!ええっ~?

ベン・ヘクトは「白い恐怖」(45)「汚名」(46)「死の接吻」(47)「武器よさらば」(57)などの脚本家。訳・演出は酒井洋子、秘書役に太田淑子。面白そうでしょ?見ましょう!
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