だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

アイ・アム・クリシュナ

2013-12-30 20:19:52 | 映画
2013年に上映されたインド映画は、ファラー・カーン監督、シャー・ルク・カーンとディーピカー・パードゥコーン主演、超ロマンチックな「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」(07)。

カビール・カーン監督、サルマーン・カーンとカトリーナ・カイフ主演「タイガー 伝説のスパイ」(12)。ヤシュ・チョープラ監督、シャー・ルク・カーンとカトリーナ・カイフ主演「命ある限り」(12)。

ファルハーン・アクタル監督、シャー・ルク・カーンとプリヤンカー・チョープラ主演「闇の帝王DON ベルリン強奪作戦」(11)。ラージクマール・ヒラニ監督「きっと、うまくいく」(09)。

アーミル・カーン、カリーナ・カプール、R・マドハヴァン、シャルマン・ジョシ主演。この4作品は“ボリウッド4”のおかげ。歌と踊りのないアモール・グプテ監督、主演「スタンリーのお弁当箱」(11)。

そしてハエが主役のS・S・ラージャマウリ監督、ナニとサマンサ・ルス・プラブ主演「マッキー」(12)。もし他にもあったらごめんなさい。それはともかく、こんなにインド映画が見れるなんて!

この調子で来年も見れたらうれしいなぁ~と思ったら、さっそく1本。A・L・ヴィジャイ監督「神さまがくれた娘」(11)です。映画製作本数最高の2008年は1321本だったインド。

さらに、2011年は1347本と更新したそう。さすが世界一のインド映画。さて、本作は…チョコレート工場で働くクリシュナ(ヴィクラム)は、6歳児程度の知能しかない知的障害者。

正直者でみんなに愛され結婚もするのですが、妻は娘を残し亡くなります。ニラーと名付け、周りの助けを借りて育てるのでした。やがてニラー(ベイビー・サーラー)は5歳の女の子に。

ある日、町の有力者で妻の父は『知的障害者の元に幼い子どもを置いておくのは危険』と、ニラーを連れ去ってしまいます。クリシュナは、若い弁護士と娘を取り返すべく必死に奮闘します!

もちろん歌と踊りもあり。おやっ、これってジェシー・ネルソン監督「アイ・アム・サム」(01)!?スタバで働く7歳児程度の知能のサム(ショーン・ペン)。娘はルーシー(ダコタ・ファニング)。ねっ?
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105歳の映画監督、最新作

2013-12-29 13:34:47 | 映画
今年2月9日に亡くなった高野悦子さん(1929年5月29日旧満州大石橋出身)は、千代田区神田神保町にある岩波ホールの総支配人として知られています。現在は、姪の岩波律子氏。

岩波ホールと言えば“エキプ・ド・シネマ”が有名。フランス語で“映画の仲間”という意味で、1)日本では上映されることの少ないアジア・アフリカ・中南米など、欧米以外の国々の名作の紹介。

2)欧米の映画でも、大手興行会社が取り上げない名作の上映。3)映画史上の名作でも、何らかの理由で日本で上映されなかったもの、またカットされ不完全な形で上映されたもの。

4)日本映画の名作を世に出す手伝い。…この4つを目標として作品の上映を続けています。1974年2月第1回作品は、サタジット・レイ監督のインド映画「大樹のうた」(58)でした。

また、日本で初めて各回完全入れ替え制、定員制を実施し、予告編上映の際に企業コマーシャルを流さない、予告された上映期間の途中打ち切りを行わない…など夢のような上映システムを実施。

特に上映期間に関しては、最近のシネコンでの上映には困惑もの。期間も時間もめちゃくちゃ。現実にネットで調べて行っても時間が変わっていたりは、よくあること。昔は良かった…。

前置きが長くなりましたが、岩波ホール正月第2弾は、マノエル・デ・オリヴェイラ監督「家族の灯り」(12)です。原作戯曲は、ラウル・ブランダン。ところで監督は、今年105歳!

1908年12月11日、ポルトガルのポルト県ポルト出身。すごい。ヨーロッパの小さな港町で、帳簿係として働くジェボ(マイケル・ロンズデール)は、妻ドロテイア(クラウディア・カルディナーレ)

息子の妻ソフィア(レオノール・シルヴェイラ)と3人で暮らしていました。そんなある日、8年前に失踪した息子ジョアン(リカルド・トレパ)が突然戻り、すべてが変わっていくのでした。

小さな家族の静かな物語。他にジャンヌ・モロー、ルイス・ミゲル・シントラ共演。「ジャッカルの日」(79)のロンズデール、「山猫」(63)のカルディナーレ。懐かしすぎます。
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ソー、ロキと組む。

2013-12-28 15:59:49 | 映画
ケネス・ブラナー監督「マイティ・ソー」(11)は、主役のクリス・ヘムズワースにひと目惚れした作品。J・J・エイブラムス監督「スター・トレック」(09)でジョージ・カークを演じていた時は…

見逃してましたっけ(笑)。もともとブロンド長髪に弱い上、やけに軽い神さまにすっかり魅了されました。ところが敵役ロキを演じたトム・ヒドルストンには、何か引っかかってました。

わぁ~言い訳っぽいですが、実はヒドルストンのダークさには後からじわぁ~と来てたんです。ジム・ジャームッシュ監督「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」(13)は、最高にステキでした!

この作品で黒髪ロングヘア、夜でもサングラスのアダム役には、ドキドキでした。イヴ役のティルダ・スウィントンも大~好きなので、すっかり魅了されました。未見の方は、ぜひ。

で、そのヒドルストンが三度ロキ役を演じるのが、アラン・テイラー監督「マイティ・ソー/ダークワールド」(13)です。2度目は、ジョス・ウェドン監督「アベンジャーズ」(12)でしたね。

「アベンジャーズ」の戦いから1年後のロンドン。原因不明の重力異常が発生し、天文物理学者のジェーン(ナタリー・ポートマン)は、調査のためにロンドンへと向かいます。

しかし、これは宇宙が誕生する以前から存在していた闇の力を復活させ、地球侵略を足掛かりにして全宇宙の滅亡を企むダーク・エルフの仕業だったのです。

ジェーンはその謎に迫るうち、宇宙滅亡を導く鍵となる“ダーク・エルフの力”を自身に宿してしまうのです。ソー(クリス・ヘムズワース)は、ジェーンを救うため故郷アスガルドへ。

ソーの宿敵ロキを演じるのが、ヒドルストン。ダーク・エルフを率いるマレキスをクリストファー・エクルストン、アスガルド王はアンソニー・ホプキンス。ステラン・スカルスガルドも出演。

本作は、『アベンジャーズ2』に続きます。ダークなヒドルストンとライトなヘムズワース、楽しみ!ヒドルストンは、1981年2月9日ロンドン出身。J・J・フィールドに似てるなぁ~。
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グザヴィエ・ドラン監督、2作目も公開!

2013-12-27 20:47:29 | 映画
「わたしはロランス」(12)ですっかり魅了されてしまった、グザヴィエ・ドラン監督。主演はメルヴィル・プポーとスザンヌ・クレマン。フランスのセザール賞で外国映画賞にノミネートされました。

この作品でも、監督の他、脚本、編集、衣装を担当。本当に若くして才能に恵まれたドラン監督。日本でも高く評価された監督のデビュー作「マイ・マザー」(09)が、急遽公開されました。

監督、製作、脚本、主演も果たしたデビュー作。1989年3月20日カナダのモントリオール出身の19歳。それだけでもすごいことなのに、監督2作目の「胸騒ぎの恋人」(10)も公開決定!

この作品では、脚本、製作総指揮、編集、監督、出演。2作連続公開したのは、渋谷のUPLINK。うれしいです。最近、どんどん個性的なミニシアターが閉館する中、がんばってます。

フランシス(グザヴィエ・ドラン)は、ゲイ。マリー(モニア・ショクリ)は、ストレート。姉と弟のような親友同士の2人は、あるパーティで美青年ニコラ(ニールス・シュナイダー)と出会います。

口では興味のないふりをしても、実は2人ともニコラに一目惚れ。3人で遊ぶことが増えて、想いを募らせていきます。やがてフランシスとマリーは、お互いの内心を探るため悪口を言う始末。

一方のニコラは、2人に対し思わせぶりな態度を取ります。果たして、ニコラの本心は?フランシスとマリーの恋の行方は?2作目にしてドラン監督の思いが詰まった作品に仕上がっています。

ポップなカラーアート、ヴィンテージの服、クラシックな音楽…と聞いただけでワクワクします。本作の監督時は、20歳でした。ゲイを公言している監督の、なんと若くハンサムなこと。

俳優だけでも十分やっていけるのに、自分が作りたい作品を自分で作ることができるなんて最高ですね。「わたしはロランス」の後に4作目「トム・アット・ザ・ファーム」(13未)があります。

脚本、製作、監督、出演。未公開で終わらせずに、ぜひとも劇場公開して欲しいですね。でも劇場に見に行けない方には、DVD、レンタルという方法もあります。もう少しの我慢です。
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一度は泊まってみたい!

2013-12-25 21:30:15 | 映画
フランスのミュラン社が出版している“ミシュランガイド”は、とっても有名。赤の装丁で“レッド・ミシュラン”と呼ばれるのが、レストランの評価を星の数で表すレストラン・ホテルガイド。

また緑色の装丁は“グリーン・ミシュラン”と呼ばれ、自動車旅行者向けの道路地図などの旅行ガイドブックだそう。ちなみに一般的にミシュランガイドと呼ばれるレストランの方は…

いつどうやって星を決めるのか、その調査方法も気になるところ。星の数は、1つ星、2つ星、3つ星まで。最近は日本が大注目で、発行時にはいつも話題になりますよね。

ところで、“ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド”ってご存知ですか?知りませんでした。アメリカ合衆国を拠点とした世界的なホテル協会…とのことです。

よく聞くホテルの星、ここが決めているんですって!なんでも2013年現在では、高級ホテルやリゾートなどを中心とする世界約80カ国、430軒以上の施設が加盟しているとか。

マリア・ソーレ・トニャッツィ脚本、監督「はじまりは5つ星ホテルから」(13)は、実在の5つ星ホテルで撮影されたイタリア映画。星を決める“覆面調査員”を描いていて、興味津々。

ローマ在住の独身女性イレーネ(マルゲリータ・ブイ)の仕事は、“ミステリー・ゲスト”と呼ばれる覆面調査員。世界中の5つ星ホテルに滞在し、適切なサービスかをチェックするのです。

誰もが憧れる仕事でも、プライベートでは40歳で独身。ローマの自宅に帰れば、冷凍食品をチンして食べるという生活。結婚して落ち着く気はなく、自由な生活を謳歌していました。

そんなイレーネは、旅先のある出来事をきっかけに、仕事、家族、愛、友情といったさまざまなことを見つめ直すようになるのです。出演者はよくわかりませんが、ホテルはステキ!

スイスのグシュタード・パレスホテル、ドイツのホテル・アドロン・ケンピンスキー、中国のザ・プリホテルなど、夢のようなホテルが登場。チェック項目が800以上あるのも驚き!ぜひ。
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証券詐欺で捕まるまで…

2013-12-24 17:56:07 | 映画
マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオのコラボも、いよいよ5作目。「ギャング・オブ・ニューヨーク」(01)「アビエイター」(04)「ディパーテッド」(06)「シャッター アイランド」(09)…

そして、最新作が「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(13)です。“ウォールストリート”とくれば、NYの金融街。実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの栄光と挫折を描いています。

22歳で、ウォール街の投資銀行に入社したジョーダン・ベルフォート(ディカプリオ)。学歴もコネも経験もない彼は、巧みな話術で人々の心をつかみ、斬新なアイデアで業績を上げていきます。

貯金ゼロのジョーダンでしたが瞬く間に出世し、26歳で証券会社を設立します。ありえない!約49億円もの年収を得るまでになり、富と名声を一気に手に入れるのでした。

“ウォール街のウルフ”という異名で呼ばれるようになった彼は、浪費の限りを尽くし世間の話題を集めていきます。たとえば、冒頭『26歳で年収49億円、あと少しで週給1億円だったのに…』

とナレーションでつぶやきます。高級スーツでバシッと決め、オフィスでは大勢の社員の歓声を受けドヤ顔を見せるジョーダン。しまいには、オフィスでの豪快なパーティーに明け暮れるほどに。

さらにブロンド美女の誘惑に負け、ピンヒールで顔を踏みつけられ…。美女の気を引くために巨大なヨットをプレゼント。一晩の夕食代は260万円!100ドル札なんて、ゴミ箱にポイッ。

プールパーティーでは、得意のマイクパフォーマンスでシャウト!ご機嫌でダンスし、ドル札をバラ撒き、常識を超えた金遣いをし続けた男。しかし、その成功と欲望の裏側には…?

原作は、ジョーダン・ベルフォート著『ウォール街狂乱日記』。共演者は「マネーボール」(11)のジョナ・ヒル、「MUD マッド」(12)のマシュー・マコノヒー、「アイアンマン3」(13)のジョン・ファヴロー

「最高の人生の見つけ方」(07)の監督で俳優のロブ・ライナー、「アーティスト」(11)でアカデミー賞主演男優賞受賞のジャン・デュジャルダン。39歳になったレオ。楽しみです。
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氷河期を突っ走る“雪國列車”

2013-12-23 21:47:27 | 映画
マイブログには、韓国映画が登場しません。なぜか?洋画好きで洋画と共に育ち、生きてきた感があるこれまでの人生で、あまりに見たい映画があって韓国映画まで手がまわらないのが実情。

とは言え、全く見ないわけではなく、「殺人の追憶」(03)と「グエムル 漢江の怪物」(06)は見ました。ともに友人に『ぜひ見て!』 『見なきゃダメ!』と強く勧められたから。

いやぁ~、面白かった!監督は、1969年9月14日韓国ソウル市出身のポン・ジュノ。時間があれば、他の監督作品もぜひ見たい。上記2作品で大ヒットを記録した監督の最新作が…

初の英語作品「スノーピアサー」(13)です。原作はフランスのジャン=マルク・ロシェット&ジャック・ロブのグラフィックノベルで、監督が原案、脚本を担当しています。

韓国語題名『雪國列車』でわかるように、映画の舞台は列車の中。うむ。地球温暖化を止めるため、2014年7月1日、世界79か国はある実験を行います。ところが実験は失敗。

地球は、氷河期となってしまいます。地球の生き物がすべて死滅した中、唯一生き残ったもの…それは、永久運動機関で走行し続ける列車“スノーピアサー”で、生きる人々のみ。

実験から17年後の2031年。1年かけ、地球を一周するその列車には、階級制度が存在していました。先頭車両には富裕層が暮らし、無賃車両の最後尾車両は貧困層が暮らしていたのです。

“スノーピアサー”を開発したウィルフォード産業のウィルフォード(エド・ハリス)は、絶対的権力を握っていました。彼の右腕で総理を務める、メイソン(ティルダ・スウィントン)。

そして最後尾車両にいるカーティス(クリス・エヴァンス)は、エドガー(ジェイミー・ベル)ら仲間とともに、悲惨な現状を変えるため革命を起こすべく、先頭車両を目指すのです!

他にセキュリティを設計したナムグン・ミンス(ソン・ガンホ)、精神的リーダーのギリアム(ジョン・ハート)、最後尾車両の肝っ玉母さんことターニャ(オクタヴィア・スペンサー)。見ますとも。
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DEVGRU(デブグルー)とは?

2013-12-22 12:46:25 | 映画
ポール・グリーングラス監督、トム・ハンクス主演「キャプテン・フィリップス」(13)。そんなには期待して見たわけではないけれど、後半に登場したシールズの活躍には、ワクワクしました。

シールズとは、もちろんアメリカ海軍の特殊部隊、ネイビー・シールズのこと。ウィキペデイアによれば、グループ1には、チーム1、3、5、7とSEAL輸送チーム1があります。

グループ2には、チーム2、4、8、10とSEAL輸送チーム2があり、チームごとに担当地域が異なります。詳しくはウィキペデイアをどうぞ。ちなみにチーム9は、欠番なんだとか。

さらにここにないチーム6は、対テロ特殊部隊“DEVGRU”として独立しているそうです。うむ。とにかくこれでタイトルの意味がわかりました。「ネイビー・シールズ:チーム6」(12)です。

監督はジョン・ストックウェル。ケイト・ボスワース主演「ブルークラッシュ」(02)、ポール・ウォーカー主演「イントゥ・ザ・ブルー」(05)や、ハル・ベリー主演「ダーク・タイド」(11)など…

海洋ドラマがお得意。しかし今回は、ほぼ女っ気なし。それもそのはず、キャスリン・ビグロー監督「ゼロ・ダーク・サーティ」(12)でも描かれた“ジェロニモ作戦”が、テーマですもん。

作戦を実践したネイビー・シールズ側から、描いています。2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件の首謀者とされるオサマ・ビンラディン。彼の殺害作戦が“ジェロニモ作戦”。

出演者は、カム・ジガンデイ、フレディ・ロドリゲス、アルヴィン・“イグジビット”・ジョイナー、ロバート・ネッパー、ウィリアム・フィクトナー、紅一点がキャスリーン・ロバートソン。

ロバート・ネッパーは、1959年7月8日オハイオ州出身。TV「プリズン・ブレイク」(05~09)のティーバッグ役で有名。「最後のマイ・ウェイ」(12)のシナトラ役は、印象的でした。

ネイビー・シールズと言えば、ルイス・ティーグ監督「ネイビー・シールズ」(90)!チャーリー・シーン、リック・ロソヴィッチ、ビル・パクストン、そしてマイケル・ビーン。懐かしいなぁ~。
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麗しの英国ヴィクトリア朝絵画

2013-12-20 20:55:33 | 展覧会
年明け、1番で見たい展覧会がこれ。六本木ヒルズ森タワー52階にある“森アーツセンターギャラリー”で開催される「テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢」です。

ポスターの絵は、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの『プロセルピナ』(1874年)。綺麗ですねぇ~。ロセッテイの絵はとっても特徴的で、特にモデルの女性に注目です。

ロセッティには、長い婚約期間を経て結婚した女性エリザベス・シダルと、デザイナーとして著名なウィリアム・モリスの妻ジェーン・バーデンの2人が作品のモデルを務めています。

『プロセルピナ』のモデルは、ジェーン・バーデン。代表作『ベアタ・ベアトリクス』(1864~70年頃)のモデルは、エリザベス・シダルです。この2作品も来日しています!

ラファエルとは、イタリア ルネサンスの古典主義の画家ラファエロ・サンティのこと。1848年のロンドン、若い作家たちはラファエロを規範とする保守的なアカデミズムに反旗を翻します。

そして、それ以前の初期ルネサンス美術に立ち返るべく…ロセッテイ、ジョン・エヴァレット・ミレイ、ウィリアム・ホルマン・ハントの3人で“ラファエル前派兄弟団”を結成。

ミレイの『オフィーリア』(1851~52年)やハントの『良心の目覚め』(1853~54年)も来日、展示されます。『オフィーリア』は、かつて来日した時見ました。

シェークスピアを題材にした展覧会でした、それはともかく、ロセッティ『最愛の人(花嫁)』(1865~66年)、エドワード・バーン=ジョーンズ『「愛」に導かれる巡礼』(1896~97年)

フォード・マドックス・ブラウン『ペテロの足を洗うキリスト』(1852~56年)も。グループの結成から、1890年代までのラファエル前派の歩みを紹介する本展。もう~必見です。

ロンドン、ワシントン、モスクワと巡回してきた本展は、いよいよ東京にやって来ます。英国を代表するテート美術館が所蔵する名品72点。年明けは、英国美術を堪能しましょう!
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70年代にハッスルしょう!

2013-12-19 11:33:42 | 映画
アカデミー賞監督賞、脚色賞にノミネートされた「世界にひとつのプレイブック」(12)。双極性障害(心のバランスを崩し、怒りをコントロールできなくなった)とされる主人公が痛々しかったですね。

映画のパンフレットを読むと、監督デヴィッド・O・ラッセル自身もそういう傾向があったとか。有名な話では「スリー・キングス」(99)の撮影現場で、出演者やスタッフに暴言を吐き…

主演のジョージ・クルーニーと取っ組み合いになり、2度と組みたくないと言わせたり、作品の宣伝の際に落ち着きのない(ADHD 注意欠陥・多動性障害)監督に振り回されたとか…

トラブルメーカーとして有名なラッセル監督。「ハッカビーズ」(04)なんて“哲学コメディ”と言われてますが、ストーリーもゴチャゴチャで(脚本も監督)、わけわからん状態。

ところが最近のラッセル監督作品は、マーク・ウォールバーグ、クリスチャン・ベイル主演「ザ・ファイター」(10)や「世界にひとつのプレイブック」と好調です。しかし、1年に1本と寡作。

最新作は、「アメリカン・ハッスル」(13)です。“ハッスル”とは“詐欺”のこと。1970年代後半に、実際に起きた汚職スキャンダル“アブスキャム事件”を描いた作品です。

1979年のアトランティックシティ。天才詐欺師のアーヴィング・ローゼンフェルド(クリスチャン・ベイル)と、愛人のシドニー・プロッサー(エイミー・アダムス)。完全犯罪を続けてきた2人。

FBI捜査官リッチー・ディマーソ(ブラッドリー・クーパー)が目をつけ、とうとう逮捕されます。リッチ―は司法取引を持ちかけ、自由と引き換えに捜査協力を要求します。

カジノに絡む政治家たちの汚職を暴くおとり捜査で、ターゲットは市長のカーマイン(ジェレミー・レナー)。その他の共演者も豪華!アーヴィングの妻ロザリンにジェニファー・ローレンス。

さらにロバート・デ・ニーロも!それにしても自分の好きな俳優たちを集めた感がある、監督。うむ。70年代のファッションってこんなだったのねぇ~と感心。当時の音楽も楽しみ!
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