だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

愛読書は“月世界旅行”

2007-01-31 21:02:17 | 映画
1969年7月16日、フロリダ州ケネディ宇宙センターから打ち上げられたアポロ11号。7月20日、月面の“静かの海”に着陸しました。日本時間では21日になります。この世紀のイベントを、テーマにした映画もたくさんあります。「月のひつじ」(00)なんかもそう。

このオーストラリア映画の監督は、ロブ・シッチ、主演はサム・ニール。全世界の人々が待ち望んだ月面着陸の生中継は、実は、オーストラリアの片田舎にあるパラボラアンテナのおかげだったのです。羊しかいないような小さな町での混乱と、奮闘を描いた秀作でした。

ハリウッド製でなくても、こんな心温まる映画があるんですね~。そして今度はギリシャから、「パパにさよならできるまで」という、映画がやって来ます。コピーには、スウェーデン映画の「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」(85)やフランス映画の「ポネット」(96)に続く、子供の内面を描いた映画と紹介されています。そうなんです、この映画のタイトルを見ると分かりますね。

家電製品のセールマンをしている父、クリストス(ステリオス・マイナス)。お父さんが大好きな10歳のイリアス(ヨルゴス・カラヤニス)は、お兄ちゃんとお母さんと、パパの帰りを待っています。アポロ宇宙船が月面着陸する日、一緒にTVを見ようと約束していたのです。

ところがパパは、突然の交通事故で帰らぬ人に。その事実を受け入れられないイリアスは、ひたすらその日を待ち、認知症のおばあちゃんにパパの代わりに手紙を書いたり…。ママとお兄ちゃんは、心配するばかり…。しかしとうとうその日、月面着陸の日がやって来ます。

私が知っているギリシャ映画といえば、「日曜はダメよ」(60)(ジュールス・ダッシン監督、 メリナ・メルクーリ主演)や、「その男ゾルバ」(64)(マイケル・カコヤニス監督、アンソニー・クイン、イレーネ・パパス主演)などかな。後、ギリシャ出身のテオ・アンゲロプロス監督の作品たちですね。←全部は見てませんが。

本当にパパにさよならできるのかしら…?ハンカチがいりますね~。
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ケイジ、お前もか…

2007-01-30 21:01:16 | 映画
アメコミとは、“アメリカン・コミック”(中綴じのコミック・ブック)の略。DCコミックやマーヴェル・コミックなどが有名。映画化された作品もいっぱ~い。

「スーパーマン」=クリストファー・リーヴ、ブランドン・ラウス
「バットマン」=マイケル・キートン、ヴァル・キルマーetc
「ワンダーウーマン」=リンダ・カーター(TV)
「ザ・フラッシュ」=ジョン・ウェズリー・シップ(TV 地上最速の男)
「ディック・トレーシー」=ウォーレン・ビーティ
「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン」=ショーン・コネリーetc(リーグ・オブ・レジェンド)

「Xーメン」=ヒュー・ジャックマンetc
「スパイダーマン」=トビー・マグワイア
「デアデビル」=ベン・アフレック
「ファンタスティック・フォー」=ヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバetc
「ハルク」=エリック・バナ

などおなじみの作品が並びます。アメコミ、恐るべし。また、グラフィック・ノベルと呼ばれる作品からは、「フロム・ヘル」(ジョニー・デップ )/「コンスタンティン」(キアヌ・リーヴス)/「シン・シティ」(ブルース・ウイリス)などが誕生。アンチヒーローものには、「スポーン」(マイケル・ジェイ・ホワイト)や、「パニッシャー」(トム・ジェーン)「ウルヴァリン」(これから♪)があります。

で、今度はな、なんと、あのニコラス・ケイジがアメコミ・アンチ・ヒーローに!!「ゴーストライダー」です。父親を病気から救うために、悪魔と取引をした17歳のジョニー。大人になって、今は危険なバイク・ショーを仕事にし、その腕前と人気で有名になっているジョニー。

でも悪魔との取引には、必ず“代償”があるもの。30歳になった時、メフィストが現れます!自分に逆らう魔界の反逆者ブラックハートを倒すため、ジョニーはゴーストライダーになることを命じられます。そして、壮絶な闘いが始まるのです。

監督は、「デアデビル」(03)のマーク・スティーヴン・ジョンソン。共演はエヴァ・メンデス(好き!)、サム・エリオット、ピーター・フォンダ、ウェス・ベントリー。燃え上がるヘルバイク、42歳のケイジ、がんばる!
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会話する?

2007-01-28 20:34:59 | 映画
“Conversation”とは、会話のこと。今日の映画タイトルは、「カンバセーションズ」。古くからの映画ファンは、フランシス・フォード・コッポラ監督の「カンバセーション/盗聴」”Conversation”(73)を思い出しますね。この作品は74年のカンヌ国際映画祭で、パルム・ドールを受賞した問題作でした。

主演はジーン・ハックマン。プロの盗聴屋のハリーが、あることをきっかけに盗聴テープを聞き始め、次第に自分も盗聴されているのでは…という強迫観念に陥ります。当時としては怖い内容の物語で、前年の「ゴッドファーザー」とは全然違う、スタイルの作品でした。ジョン・カザールやロバート・デュヴァル、フレデリック・フォレストら、コッポラ組の俳優たちと、端役だった頃のハリソン・フォードが出てました。

今度の「カンバセーションズ」は、オシャレな恋愛もの。というと語弊があるかも。だって主演が、ヘレナ・ボナム=カーターとアーロン・エッカートなんだもの!ありきたりなはずがない!ヘレナは、「PLANET OF THE APES/猿の惑星」(01)「チャーリーとチョコレート工場」(05)などに出演し、現在ティム・バートンのパートナー。(未入籍)

アーロン・エッカートは、最近では「ブラック・ダリア」や「サンキュー・スモーキング」(06)に出演し、大注目の俳優さん。ちょっといかついんだけど、なかなかステキ。で、この2人の役はかつての恋人たちという設定。

NYの有名ホテル“フォーシーズンズ”。バンケットルームで楽しそうなウェディング・パーティが開かれています。そこに、まるで場違いのような男女が…。“彼”はNYで成功した弁護士で、“彼女”は今はロンドンで暮らしている元カップル。10年ぶりに再会した2人の会話とは…?

ロマンチックなクラシックホテルで繰り広げられる、大人の恋の物語。たった一晩の男女の“会話”を聞きに行きませんか?
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夢見る乙女

2007-01-27 21:23:19 | 映画
ビル・コンドン監督といえば、「ゴッド&モンスター」!他にもメジャーになる前の、ピアース・ブロスナン主演のTVM「殺人調書101」(91)や「キャンディマン2」(95)「愛についてのキンゼイ・レポート(04)なんかがあります。脚本家としても活躍していて、その代表作が、「シカゴ」(02)です。

ブロードウェイ・ミュージカルで、トニー賞も受賞した名作ですね。この作品は、あのボブ・フォッシーの作品。その映画化。そしてまたまたビル・コンドンは、やってくれました!今度は、「ドリームガールズ」です。1981年12月オープニングを迎えたこの作品は、『コーラスライン』(76)のマイケル・ベネットの代表作!(←これ、大~好き♪)

60~70年代のモータウン・サウンドが、全盛期の時。(懐かしい~♪)3人の黒人女性のグループ“ドリームメイツ”のサクセス・ストーリーです。ディーナ・ジョーンズ(ビヨンセ・ノウルズ)、エフィー・ホワイト(ジェニファー・ハドソン)、ローレル・ロビンソン(アニカ・ノニ・ローズ)は、さまざまな困難を乗り越えて、自分たちの夢、“成功”への道を進むのです。

華やかできらびやかなショー・ビジネスの世界。でも、ホントは裏切り、中傷、挫折が渦まく世界でもあったのです。彼女たちの友情は、本物なのか?周りの男たちの野望とは?演じる男優陣は、カーティス・テイラーJr.役にジェイミー・フォックス、ジェームス・“サンダー”・アーリー役に、エディ・マーフィ。ダニー・グローヴァーやジョン・リスゴーも出てます。

今年第79回のアカデミーには、8部門(ジェニファー・ハドソン=助演女優賞、エディ・マーフィ=助演男優賞、美術賞、衣裳デザイン賞、録音賞、歌曲賞“Listen"“Love You I Do"“Patience")がノミネート!素晴らしい。特に歌曲賞に3曲も入っているなんて、どんなに名曲揃いか窺えますよね~。

“ドリームメイツ”は、カーティスのアイデアで“ザ・ドリームズ”と改名し、デビュー。大成功を収めるのです。主演のビヨンセはじめ、出演者の熱演とステージ・シーンは本当に楽しみ♪わくわく!
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“劇場”という名の映画

2007-01-25 20:59:08 | 映画
映画の始めに登場する、映画会社のロゴ。たとえば、“パラマウント”は山のまわりに星が飛んで来てぐるり。“ワーナー・ブラザーズ”は、WBのマーク。“20世紀FOX”は、台座の上に文字が立ち、サーチライトで照らされます。“ユニバーサル”は、回転する地球のアップにUNIVERSALの文字が…。“MGM”は、当然ライオンの雄たけび~♪ガォ~!!

他にも“ドリーム・ワークス”は、少年の釣竿から落ちた釣り糸が池ポチャ。そして忘れてならないのが、“コロンビア”の自由の女神。これらのロゴは長い歴史の中で、何度か変化・進化と遂げています。コロンビアの現在の女神像になった時、私はある女優を連想しました!『あっ、アネット・ベニングだ!』

その彼女の最新作がやって来ます。ご存知のように彼女の旦那さまは、「バグジー」(91)で共演したウォーレン・ビーティ。現在もおしどり夫婦です。1959年5月29日カンザス州トペカ生まれのベニングは、「グリフターズ」(90)「バグジー」(91)「アメリカン・ビューティー」(99)などで、いろいろな賞にノミネートされますが、受賞はまだ。

04年の「華麗なる恋の舞台で」でも、オスカーの主演女優賞にノミネート。ちなみにゴールデン・グローブの女優賞(コメディ/ミュージカル))では、見事受賞!ちょっと遅くなりましたが、ようやく公開です。原作は、有名なサマセット・モームの“劇場”。これだけでも見たくなりますね~。

1938年のロンドン。華やかで実力もある人気女優ジュリア(ベニング)。夫で劇場の興行主マイケル(ジェレミー・アイアンズ)と共に、順風満々の日々を送っていました、ところが単調な毎日にうんざりし始めたジュリアは、息子のような年の米国青年トム(ショーン・エヴァンス)と出会い、恋をします。

刺激的な日々の始まり。しかし若いトムは、若い女優エイビス(ルーシー・パンチ)に心奪われてしまうのです。負けず嫌いのジュリアは、トムのわがまま(エイビスを舞台にという願い)を聞き入れ、余裕の貫禄。でも、それは自尊心を傷つけられた反動だったのです。

劇場を舞台に繰り広げられる、大人の恋の物語。よく劇場は人生にたとえられます。そして幕(第1幕、第2幕、幕間など)も、同様に人生を表します。名優たちの名演を映画で見れる幸せ。華麗なる舞台を見に行きましょう!
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数学と絵と音楽と

2007-01-24 21:49:59 | 映画
映画好きにはたまらない、第79回アカデミー賞のノミネート作品が発表になりました。詳しくはこちらを見ていただくとして、今年はなにやら“日本”が大注目。うれしいですね~。授賞式は2月25日(日本時間は26日)、とって楽しみ♪

この間、「ラッキーナンバー7」を見て思ったのですが、ジョッシュ・ハートネットって意外といいかも…。私的に、ちょっと苦手のタイプ(ファンの方ごめんなさい)で、出演作品をほぼ全部見ているのに「これだ!」っていうのがなくって~。

「パール・ハーバー」(01)も「ハリウッド的殺人事件」(03)も「ホワイト・ライズ」(04)も…。デビュー当時はともかく。でも、最近はなかなか。「シン・シティ」(05)「ブラック・ダリア」「ラッキーナンバー7」(06)と。そして、05年の「モーツァルトとクジラ」という映画が、公開になります。「イカとクジラ」と違います、念のため。でも不思議なタイトルですね。

“アスペルガー症候群”ってご存知?「レインマン」(88)で、描かれた『知的障害のない自閉症』と言われている病気のことです。ある特定のことに対して素晴らしい才能を持ち、人や動物に対する深い愛情を持ちながら、ごく普通の人間関係や思考を保てない… 自分自身をうまく制御できないのです。

主人公のドナルド(ハートネット)は、障害を持つ青年。彼は仲間たちと集会を開き、なんとか周りの環境に適応しようと努力しています。自分の殻に閉じこもりがちのこの病気。そこへ新しい仲間としてやって来たのが、美容師のイザベラ(ラダ・ミッチェル)。

自分に自信のないドナルドとは正反対の、明るくなんでもズバッと言う、自由奔放なイザベラ。2人は自然と惹かれ合います。しかし…。映画の中で病気や障害の役を演じるのは、大変だろうと思います。最近、注目のハートネットの演技に期待です!

監督は、初監督のピーター・ネス。脚本は「レインマン」のロナルド・バス。タイトルの謎も解けるかな?
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紛争は終わらない…

2007-01-20 14:43:56 | 映画
2005年暮れに書いた映画、「ホテル・ルワンダ」(04)。昨年の2月、この映画を見て、とても感動しました。1994年にこんなことがあったなんて…。平和すぎる日本では、想像もつかない民族紛争。知らないでは済まされない、現実がそこにはあったのです。こういう映画こそ、見るべきです。(DVDでどうぞ)

この映画の翌年、2005年に制作されたのが「ルワンダの涙」です。監督は、「ロブ・ロイ」(95)「ジャッカル」(97)「容疑者」(02)のマイケル・ケイトン=ジョーンズ。主演は、ジョン・ハート、「キング・アーサー」(04)のヒュー・ダンシー。

原案を書いたのは、イギリスBBCの報道記者デヴィッド・ベルトンという人。ルワンダで取材に当たっていた時の体験を元にしています。目の前で起こっている信じられない虐殺。それなのに自分では何も出来ない現実。心に残る深い自責と悔恨…。映画のメッセージの重さを、ヒシと感じさせます。

「ホテル・ルワンダ」と同じ、94年のアフリカのルワンダ共和国。英国人ジョー・コナー(ヒュー・ダンシー)は、海外青年協力隊の英語教師として赴任します。そこは、イギリス・ローマン・カソリック教会の公立技術専門学校(ETO)。運営の責任者は、クリストファー神父(ジョン・ハート)。

フツ族とツチ族の民族紛争の真っ只中、国連治安維持軍の監視や学校へのベルギー国連軍兵士の駐屯など、緊張が高まっていました。きっかけは、フツ族出身の大統領が乗る飛行機が撃墜されたこと。フツ族による虐殺を逃れて学校にやって来た、ツチ族の難民たち。

神父の強い意志で守られていた難民たちも、国連軍が退去した5日後には、次々に殺されてしまうのでした…。その数2500人。万能に思われている白人の無力さ。この映画の視点は、白人からのものです。その点は「ホテル・ルワンダ」とは、違いますね。

デヴィッド・ベルトンと取材班は、映画のモデルになったボスニア人神父に、匿われた経験を持っていましたが、神父は後年、ルワンダの首都で殺害されたそうです。この映画は、実話といっても良いでしょう。そう、私たちは知るべきなのです。
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海の守護神

2007-01-19 21:03:06 | 映画
ケヴィン・コスナー!ファンです。かつてコスナーには、出演作が必ず大ヒットし、おまけにオスカーまで取っちゃった(「ダンス・ウィズ・ウルブズ」(90)の監督賞)絶頂期がありました。思い出してみても…

「追いつめられて」「アンタッチャブル」(87)「さよならゲーム」(88)「フィールド・オブ・ドリームス」(89)「JFK」(91)「ボディガード」(92)「パーフェクト・ワールド」(93)「ワイアット・アープ」(94)。いいなぁ~、好きだなぁ~、DVD持ってるなぁ~♪

ところがなぜか「ウォーターワールド」(95)で、評判が落ちてしまう…。この映画、個人的には大好き!(USJでだって、人気のアトラクションなのにィ~)。続く「ティン・カップ」(96)で盛り返したと思ったら、「ポストマン」(97)で、ラジー賞取っちゃうし…。私はこの映画も好き!

「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」(99)で、また『良いわ』と思ったら「メッセージ・イン・ア・ボトル」(99)でガックリ。やだ、もう~。後は1作ごとに浮き沈みの繰り返し。「13デイズ」(00)↑「スコーピオン」(01)↓最低!!「コーリング」(02)↓「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」(03)↑最高!!

最近の「ママが泣いた日」「迷い婚~すべての迷える女性たちへ」(05)も、イマイチ。で、コスナー的には次の作品は、良いはず!そう~、久々に男のドラマだぁ~。「守護神」で~す。このタイトルを聞いた時、『えっ、今度は神の役?』まさかです。

物語は、アメリカ沿岸警備隊の伝説のレスキュー・スイマー、ベン・ランドール(コスナー♪)の感動ドラマ。元高校水泳部のチャンピオンで、レスキュー隊員を目指す青年ジェイク・フィッシャー(アシュトン・カッチャー)は、エリート隊員を養成する訓練校に入ります。

そこで出会った教官は、いままで200人以上の遭難者を救ってきた男。それが“守護神”と呼ばれているベン・ランドールだったのです。彼は任務中、目の前で相棒を失い、心と体に深い傷を負い、一線を退いていました。人命救助の意義を伝えようとし、やがてジェイクとの間に父子のような絆が生まれていきます。

2人の男の命の物語。待ち受けるのは、荒れ狂うベーリング海での“SOS”。予告編では、コスナーは死ぬ運命だと感じさせます。うむ。ファンとしてはつらいけど、男のドラマには必要事項!気合を入れて見に行きましょう!期待!!
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“G”の意味は?

2007-01-18 20:07:50 | 映画
不思議な名前とヨーロッパ的な雰囲気を持つ、ブロンド美人、ユマ・サーマン。1970年4月29日、マサチューセッツ州ボストン生まれ。父親はチベット仏教学の大学教授。母親はスウェーデン人の精神科医。うむ、納得。

16歳の時、NYに出て演技を学び、モデルとして活躍。映画デビューは「ミッドナイト・ガール」(87)。89年の「バロン」で貝殻から生まれる姫役(ビーナス?)で、注目。きれいでしたね~。ヒョロとして。「パルプ・フィクション」(94)や「キル・ビル」(03)「キル・ビルVol.2」(04)では、タランティーノ監督のミューズ♪

夫は91年に結婚したゲイリー・オールドマン、「ガタカ」(97)に再婚したイーサン・ホーク(←離婚間近か)。おしどり夫婦だったのに…美人は大変ですね。余計なことですが。で、彼女の最新作が、「Gガール 破壊的な彼女」。うっ、またまたアメコミの映画化?

と思ったら今度は、オリジナルの脚本のようです。脚本は、ダン・ペイン。←知らないな~。監督はアイヴァン・ライトマン。ああ、「アニマル・ハウス」(78)「ゴーストバスターズ」(84)「ファーザーズ・デイ」(97)「エボリューション」(01)なんかの!

今度のユマは、まるでアメコミ・ヒロインのような正義の味方“Gガール”。彼女は普段はジェニーという、ごくごく普通の、むしろ内向的な女の子。ところが何か事が起こると、超音速で空を飛んだり、銃弾も鋼鉄のボディで跳ね返したり!大火災が発生すると身体を高速回転(!)させて炎を消したり。すご~い!

しかも美人。普段のジェニーは、恋人募集中。ようやく心ときめく出会いをしたのが、引ったくりから助けられたマット(ルーク・ウィルソン)。彼も気弱な普通の会社員。美人の彼女が、“Gガール”と知って燃え上がるマット♪でもでも、普通の恋はできなかったのです!

ジェニーの欠点。それはムチャクチャ、嫉妬深い。おとなしいジェニーは、“Gガール”のパワーで大暴走!どうなるマット?どうするマット?ちょっとB級の香りのするヒロイン(?)もの、コメディ。まっ、アイヴァン・ライトマンですから。はい。
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国家保安省の真実

2007-01-17 21:18:21 | 映画
ドイツ映画の「みえない雲」、良かったですね~。原発事故の恐怖を描きながら、主役の2人を若く、希望を捨てない恋人たちにしたおかげで、見終わっても暗くなることなく劇場を出ることができました。未見の方には、お勧め。

ここ数年のドイツ映画は、ほんと素晴らしい!「グッバイ・レーニン」(03)「ベルリン、僕らの革命」「青い棘」「ヒトラー 最期の12日間」サージェント・ペッパー ぼくの友だち」「ドリームシップ エピソード1/2」(04)「白バラの祈り」(05)「敬愛なるベートーヴェン」(06)などなど。

また新しいドイツ映画がやって来ます。タイトルは「善き人のためのソナタ」。この映画は、2006年LA批評家協会賞で外国映画賞を、ヨーロッパ映画賞で作品賞、脚本賞(フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク)、男優賞(ウルリッヒ・ミューエ)を受賞しています。ちなみに脚本と監督は同じ、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。長い。

今年のオスカーノミニー(現在9本)にも上がっていて、最終5本に入るかどうか…。これだけでも要チェックですね。物語の舞台は、1984年の東ベルリン。まだベルリンの壁、崩壊(89年)前です。人類史上最大の秘密組織といわれる“シュタージ”(国家保安省)。

国家に忠実な局員ヴィースラー大尉(ウルリッヒ・ミューエ)は、文化部部長グルビッツから劇作家のゲオルク・ドライマン(セバスチャン・コッホ)と、恋人で女優のクリスタ=マリア・ジーラント(マルティナ・ゲデック)を監視するよう、命じられます。

2人が反体制的だという証拠を掴めといわれ、アパートの部屋に盗聴器を設置し、屋根裏に潜み、24時間体制で監視し始めます。そこへ演出家のイェルスカがやって来て、“善き人のためのソナタ”という楽譜を置いていきます。その曲を本気で聴いた者は、悪人にはなれない…というソナタ。

果たして、ヴィースラー大尉は盗聴することで、「自由な思想」「愛の言葉」そして音楽や文学に影響を受けていくのでした…。ヴィースラー役のウルリッヒ・ミューエは、過去に自分も盗聴された経験を持つそうな。33歳の初監督作品、これは見なくてはなりません!
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