だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

NYPDの闇

2012-11-28 21:50:12 | 映画
ロバート・デ・ニーロのフィルモグラフィーは、主演、製作、製作総指揮、声の出演、監督を含め、100本近くに及びます。ちなみに映画デビューは、マルセル・カルネ監督「マンハッタンの哀愁」(65)。

フランス映画だったんですね。マーティン・スコセッシ監督「ミーン・ストリート」(73)で主演。フランシス・フォード・コッポラ監督「ゴッドファーザーPARTII」(74)で、若きドン・コルレオーネを演じます。

それからの活躍はご存じの通り。マーティン・スコセッシ監督「タクシードライバー」(76)、エリア・カザン監督「ラスト・タイクーン」(76)、ベルナルド・ベルトルッチ監督「1900年」(76)

マーティン・スコセッシ監督「ニューヨーク・ニューヨーク」(77)、マイケル・チミノ監督「ディア・ハンター」(78)、マーティン・スコセッシ監督「レイジング・ブル」(80)、ウール・グロスバード監督「告白」(81)

この頃は本当に毎年素晴らしい作品に次々出演し、デ・ニーロが出てれば見る!って感じでした。当然、今もですが…。セルジオ・レオーネ監督「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(84)

ローランド・ジョフィ監督「ミッション」(86)、アラン・パーカー監督「エンゼル・ハート」(87)、ブライアン・デ・パルマ監督「アンタッチャブル」(87)、マーティン・スコセッシ監督「グッドフェローズ」(90)

…ああ、限がない。しかも作品を見ると監督とのコラボも素晴らしい。中でもスコセッシ監督とのコラボは目を引きますね。最近は69歳という年齢のせいもあって、なかなか主演作品がないのが残念。

最新作も主演を若手に、デ・ニーロは脇を固めます。マイク・ガンサー監督「セットアップ」(11)の主演、カーティス・“50Cent”・ジャクソンが主役の「フリーランサー NY捜査線」(12)です。

ストリート・ギャングからNYPDの警官となった、ジョナス(ジャクソン)は、警察内の腐敗の実態を目にしてしまいます。今は亡き父の元相棒だったサルコーネ警部(デ・ニーロ)に目をかけられたジョナス。

しかしサルコーネも悪徳警官だったのです。やがてジョナスもドラッグ・ビジネスに加担し、悪に染まっていきます。そして父の死の真相を知ったジョナスは…。共演はフォレスト・ウィッテカー。濃いなぁ~。
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ボーンじゃなくて、エッカートです。

2012-11-27 22:35:38 | 映画
一見イカツイ顔のアーロン・エッカート。1968年3月22日、カリフォルニア州サンタクララ郡クパチーノ市出身。バイオグラフィーを見ると、1981年にはイングランドのサリー州で育ちます。

1985年には、オーストラリアのシドニーに移動。高校卒業後、サーフィンのためにハワイに滞在し、その後ユタ州のブリガムヤング大学(末日聖徒イエス・キリスト教会/モルモン教)で映画を学びます。

1994年卒業、フランスとスイスで2年間、宣教師として過ごしたこともあるそうです。へぇ~。そんな意外な経歴を持つエッカートは、大学在学中にニール・ラビュート(監督)と出会い、常連に。

「僕らのセックス、隣の愛人」(98未)や「ベティ・サイズモア」(00)「抱擁」(02)に出演。スティーヴン・ソダーバーグ監督「エリン・ブロコビッチ」(00)、ジョン・アミエル監督「ザ・コア」(03)

ロン・ハワード監督「ミッシング」(03)、E・エリアス・マーヒッジ監督「サスペクト・ゼロ」(04)、ブライアン・デ・パルマ監督「ブラック・ダリア」(06)、ジェイソン・ライトマン監督「サンキュー・スモーキング」(06)

スコット・ヒックス監督「幸せのレシピ」(07)、クリストファー・ノーラン監督「ダークナイト」(08)、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督「ラビット・ホール」(10)、ブルース・ロビンソン監督「ラム・ダイアリー」(11)

ジョナサン・リーベスマン監督「世界侵略:ロサンゼルス決戦」(11)と快調に飛ばしています、アクション俳優の感が強いエッカートの最新作は、フィリップ・シュテルツェル監督「陰謀のスプレマシー」(12)。

監督は、「アイガー北壁」(08)「ゲーテの恋 ~君に捧ぐ 若きウェルテルの悩み」(10)のフィリップ・シュテルツェルです。元CIAのローガン(エッカート)は、今は民間防犯装置会社の責任者。

娘エイミー(リアナ・リベラト)と2人暮らし。ある日、自分が勤めていた会社が消えてしまいます。いったい何が?しかもあるコインロッカーにあった書類は、元同僚の暗殺リストだったのです。

そして巨大組織ハルゲートとCIAには関係があり、同僚だったアンナ(オルガ・キュリレンコ)も関わっていたのです。さらにエイミーが誘拐され…。追い詰められたエッカートは、怖いです。はい。
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東と西の間で…

2012-11-26 21:41:45 | 映画
1989年11月10日、ドイツを2つに分けていた“ベルリンの壁”が崩壊しました。覚えてますか?TVのニュースで、壁を壊す人たちの姿を流していたのをしっかり覚えています。

映画や小説では、東西ドイツと言えばスパイものや冷戦を描いたものを思い出します。その象徴“ベルリンの壁”が崩壊。衝撃的でした。大きな歴史の変換時をリアルタイムに見たのです。

そしてそこで暮らす人たちに想いは至ります。その後の経過はご存じかと思いますが、なぜ1つの国が2つに分かれたのか…どうして壁が築かれたのか…なぜ壁は崩壊したのか、勉強しましょう。

映画はそれこそたくさんありますが…ジョン・ル・カレ原作、マーティン・リット監督、リチャード・バートン主演「寒い国から帰ったスパイ」(65)では、東ドイツに潜入するスパイもの。

スーザン・アイザックス原作、デヴィッド・セルツァー監督、マイケル・ダグラス、メラニー・グリフィス、リーアム・ニーソン主演「嵐の中で輝いて」(92)では、ヒロインがベルリンのドイツ将校宅に潜入。

ヴォルフガング・ベッカー監督、ダニエル・ブリュール主演「グッバイ、レーニン!」(03)では、東ベルリンに住む母親が心臓発作で入院中に壁が崩壊し、それを隠すのに翻弄する息子の話。

ありすぎて思い出すのが大変。しかし最新作「東ベルリンから来た女」(12)は、タイトル通り東西ドイツを1人の女性を通して描きます。脚本、監督は、日本初お目見えのクリスティアン・ペツォールト。

1980年夏。それはベルリンの壁崩壊の9年前のこと。東ドイツの田舎町の病院に、バルバラ(ニーナ・ホス)という女医がやって来ます。大病院に勤務していた彼女は、左遷されて来たのでした。

その理由は、西側への移住申請を政府に拒否されたから。バルバラには、常に秘密警察“シュタージ”の監視が…。バルバラには、西ベルリンに暮らす恋人ヨルク(マルク・ヴァシュケ)がいました。

しかし、病院の同僚医師アンドレ(ロナルト・ツェアフェルト)の誠実さにも惹かれて行くのでした。果たして、バルバラの愛と決断とは?ベルリン国際映画祭銀熊(監督)賞に輝いた本作。見たいです。
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21世紀版ジーザス!

2012-11-25 21:12:23 | 映画
アンドルー・ロイド・ウェバー(1948年3月22日ロンドン出身)は、天才です。彼が生み出すミュージカルは、世界中で上演、愛され続けています。日本でも劇団四季や東宝ミュージカルでお馴染み。

代表作は、『ヨセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』(68)、『ジーザス・クライスト・スーパースター』(71)、『エビータ』(78)、『キャッツ』(81)、『ソング&ダンス』(82)

『スターライト・エクスプレス』(84)、『オペラ座の怪人』(86)、『アスペクツ・オブ・ラブ』(89)、『サンセット大通り』(93)、『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』(97)

『ウーマン・イン・ホワイト』(04)と続きます。そして『オペラ座の怪人』の続編として作られた、『ラヴ・ネヴァー・ダイズ』。2010年3月9日初演、翌11年8月27日千秋楽を迎えました。

えっ、たった1年半?ちなみにロンドン公演のロングランの年数は、『オペラ座の怪人』が25周年を迎え続演中。『キャッツ』21年、『スターライト・エクスプレス』18年、『エビータ』7年半

『ジーザス』6年、『サンセット大通り』3年半、『アスペクツ』3年…とのこと。素晴らしいですね。その中で、映画にもなった「ジーザス・クライスト・スーパースター」(73)、見ました?

作曲:ロイド・ウェバー、作詞:ティム・ライスのオリジナルを、「華麗なる賭け」(68)「屋根の上のバイオリン弾き」(71)のノーマン・ジュイソンが監督。主演は、テッド・ニーリー。

イエス・キリストの最後の7日間を描いたロックミュージカルは、本当に斬新。劇団四季の舞台(73年初演)では、砂漠のエルサレム版(76年)と日本のジャポネスク版(87)も作られました。

ミュージカルの舞台がなかなか見れない方には、最新作「ジーザス・クライスト=スーパースター」(12)をぜひ。イギリスで21日間だけ上演された、21世紀版アリーナ・ロック・オペラ。

イスカリオテのユダをティム・ミンチン、イエスをベン・フォースター、マリー・マグダレン(マグダラのマリア)をメラニー・C、ヘロデ王をクリス・モイレスが演じます。演出は、ローレンス・コナー。ぜひ。
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キアヌ、監督たちに聞く。

2012-11-24 21:12:31 | 映画
“サイド・バイ・サイド方式”とは、3D映像を保存するファイル形式や伝送方式のこと。うむ、よくわからないとは思いますが、3D映画や3D-TVはこの方式で撮影されるのですね。

1つのフレームに右目用の映像と左目用の映像を左右に並べるというもの。通常のモニターでは、2つの映像が並んだだけなのですが、3D専用のモニターとメガネを使うと立体に見えるそうな。

難しいことはさておき、映画はフィルムからデジタルへと大きく変わりつつあります。映画発明の19世紀から20世紀に発展したフィルム映画。約100年間、すべてはフィルムに収められたのです。

21世紀入り、デジタルビデオカメラで撮影されるようになると、フィルムは不要になってしまいました。映画はコンピューターで編集されるのです。フィルムで有名なコダックは、今年1月破産申請。

3D映画で思い出すのは、「アバター」(09)ですね。しかし、3D映画ではメガネをかけなくてはならないので、好みはわかれるところ。メガネをかけるとオリジナルのカラーより、画面が暗くなる…

メガネが煩わしい、目が疲れる、字幕が手前に飛び出て見える…などなど、不満の声もよく聞こえてきます。それに入場料が高い。観客の声はわかるけど、それじゃ作り手はどう思っているのかしらん?

俳優キアヌ・リーブスが企画、制作し、ナビゲーターを務めるドキュメンタリーが公開されます。「サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ」(12)です。監督は、クリス・ケニーリー。

デジタルとアナログが肩を並べ、併存する現在を俯瞰しながら、映画におけるデジタル革命を検証していくというのがテーマ。うむ。キアヌの呼びかけで出演した映画人たちの素晴らしさ!

マーティン・スコセッシ、ジョージ・ルーカス、ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・フィンチャ―、デヴィッド・リンチ、クリストファー・ノーラン、スティーヴン・ソダ-バーグ、ラース・フォン・トリアー

ダニー・ボイル、ロバート・ロドリゲス、ジョエル・シューマカー、バリー・レヴィンソン、ヴィットリオ・ストラーロ(撮影監督)、ヴィルモス・ジグモンド(撮影監督)など多数。みんなどう思っているの?
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パイとパーカーの227日

2012-11-23 20:46:02 | 映画
台湾出身の映画監督と言えば、アン・リー監督ですね。大好きな監督です。そのフィルモグラフィーは、とっても素晴らしい!監督デビューは、脚本、製作も務めた「推手」(91)でした。

続く「ウェディング・バンケット」(93)と共に、台湾とアメリカの2つの国籍、言葉、ゲイ、市民権、結婚…と、いろいろなカルチャー問題を優しいまなざしで見つめ、描く台湾映画でした。

3作目が「恋人たちの食卓」(94)で、この後アメリカ、イギリスで活躍します。ジェーン・オースティン原作を主演のエマ・トンプソンが脚色し、アカデミー賞脚色賞受賞の「いつか晴れた日に」(95)

リック・ムーディ原作「アイス・ストーム」(97)、ダニエル・ウッドレル原作「楽園をください」(99)、久々に中国を舞台にしたワン・ドウルー原作「グリーン・デスティニー」(00)

ジャック・カービー&スタン・リーのアメコミが原作の「ハルク」(03)、アカデミー賞監督賞受賞のアニー・プルー原作「ブロークバック・マウンテン」(05)、チャン・アイリン原作「ラスト、コーション」(07)

エリオット・タイバー原作「ウッドストックがやってくる!」(09)…。台湾時代を除くと、原作物が多いのに気付きますね。最新作もそう。イギリスのブッカー賞を受賞した、ヤン・マーテルのベストセラー小説

2001年発表のベストセラー小説『パイの物語』を映画化した、「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」(12)です。インドのボンディシェリで動物園を経営する、両親と16歳の息子のパテル一家。

一家は、カナダのモントリオールに移り住むことに…。父(アディル・フセイン)母(タブー)、パイ(スライ・シャルマ)は、多くの動物たちと貨物船に乗り込むのですが、嵐に遭遇、沈没してしまうのです。

たった1人、救命ボートに逃れ一命を取り留めたパイ。しかし、そのボートには“リチャード・パーカー”と名付けられたベンガルトラもいたのです!いったい、1人と1匹の運命は?果たして?

映画初出演のスライ・シャルマの成長したパイを演じるのは、イルファン・カーン。「その名にちなんで」(06)「スラムドッグ$ミリオネア」(08)に出演。ジェラール・ドパルデュー、レイフ・スポールも。
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ジョセフ・ゴードン=レヴィットの30年後は?

2012-11-21 21:34:21 | 映画
ジョセフ・ゴードン=レヴィットが主演した「BRICK ブリック」(05)、見ました?“BRICK”とは、レンガ、塊りのことでここでは麻薬のことを言います。主人公が、謎めいた言葉を追う物語。

脚本と監督を務めたのはライアン・ジョンソン、従兄弟のネイサン・ジョンソンが音楽を担当しました。久々に2人が揃って新作を発表。しかも主演は、ジョセフ・ゴードン=レヴィットなんです。

それが「LOOPER/ルーパー」(12)です。“LOOPER”とは、輪を作る人という意味で、ここでは未来からやって来る“暗殺者”を指します。果たして、どんな物語なんでしょう?

時を超えて旅することができるタイムマシン。近未来。タイムトラベルは法律で禁止されていましたが、犯罪組織は当然利用していたのです。その方法とは…証拠を残さずに敵を消し去りたい時。

その人間を30年前に転送するのです。そこで待ち受けているのが、“ルーパー”と呼ばれる暗殺者だったのです。それがジョセフ・シモンズ(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)、通称ジョーでした。

ある日、凄腕のジョーにターゲットの抹殺指令が…。いつも通りの単純な仕事。そして送られて来た男は…なんと30年後の自分、55歳のジョセフ・シモンズ(ブルース・ウィリス)だったのです。

驚き、混乱したジョーは引き金を引くことをためらった不意を突かれ、未来のジョーを逃してしまいます。街に消えたジョーを殺さなければ、自分が消されてしまう…。未来の自分を必死に探すジョー。

そしてようやく彼を追い詰めた時、未来の自分から、なぜ彼がここへ来たのかその理由を聞かされるのです。果たして、それは?なんだかジョーが2人いるので混乱しそうですが、俳優で見分けましょう。

ウィリスに似せたメイクのレヴィットにはちょっと驚きましたが、まっ仕方ないか…。共演はエミリー・ブラント、ポール・ダノ、ジェフ・ダニエルズ。エミリー・ブラントは、「プラダを着た悪魔」(06)

「ヴィクトリア女王 世紀の愛」(09)「砂漠でサーモン・フィッシング」(11)などに出演。注目の女優ですね。それにしてもようやく、脇役でないブルースが見れる!うれしい。レヴィットも大好き!
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川村清雄をご存じですか?

2012-11-20 21:26:28 | 展覧会
横浜美術館で開催の「はじまりは国芳ー江戸スピリットのゆくえ」に、行って来ました。国芳に出会ってからというもの、“歌川国芳”という名前には、つい反応してしまいます。

国芳が猫好きというのも、ポイントが高いです。国芳のずば抜けたデザイン性とユニークな発想には、もうびっくり!なんてすばらしい画家なんでしょう。もし、国芳をご存じない方はぜひ横浜へ!

上野の東京都美術館で開催の「メトロポリタン美術館展」にも行きました。“大地、海、空”をテーマにNYのメトロポリタン美術館から、選り抜きの作品が来日。その作品たちの素晴らしいこと。

日本画も洋画も好きですが、まだまだ知らない画家が…。その1人、川村清雄をご存じですか?知らなかった…。川村清雄(かわむらきよお)は、嘉永5年4月26日(1852年6月13日)江戸麹町生まれ。

昭和9年(1934)5月16日仕事先の天理市で死去。旗本の家に生まれ、明治維新からまもなく渡欧(パリやイタリア)し、本格的に油絵を学んだ最初期の画家でした。

日本人らしい油絵…そんな壮大テーマに生涯取り組んだ川村清雄の展覧会が、江戸東京博物館で開催中です。知らなかった…。ポスターの絵は、一見すると伊藤若冲のものかと見違えるほど。

維新の洋画家 川村清雄」の展示構成は、序章:旗本の家に生まれて…川村家に伝わる甲冑や川村修就(清雄の祖父)肖像など。第1章:徳川家派遣留学生…デッサン画『静物写生』(1875)

第2章:氷川(ひかわ)の画室…『天璋院(てんしょういん)像』(1884)『江戸城明渡の帰途(勝海舟江戸開城図)』(1885)『蛟龍(こうりゅう)天に昇る』(1891)『形見の直垂(虫干)』(1899)

第3章:江戸の心を描く油絵師…『貴賤図(御所車)』(1898)『波』(1927)『梅と椿の静物』と『お供え』(共に大正~昭和初期)。 終章:建国、そして振天府…『建国』(1929)。ポスターの絵ですね。

12月2日までの会期です。毎年忙しいこの時期。スケジュールを確認して、両国へお出かけしましょう。間に合うかしらん。あっ、江戸東京博物館は、開館20周年です。
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今度はトルコで、96時間

2012-11-19 21:51:58 | 映画
リュック・ベッソンが製作、脚本を担当し、ピエール・モレルが監督した「96時間」(08)。主演のリーアム・ニーソンが、誘拐された娘を救うため、パリの街をノンストップで駆け抜ける物語。

それまでもアクション映画に出演してきたニーソンでしたが、この作品での半端ないアクションは見ている方も必死。頑張りました。面白かったです。190cmを超えるガタイのニーソン、最高でした。

4年を経て、続編がやって来ます!それが「96時間 リベンジ」(12)です。もちろん、製作、脚本はリュック・ベッソン。監督は、「コロンビアーナ」(11)のオリヴィエ・メガトンに変わります。

「トランスポーター3 アンリミテッド」(08)もそうなんですよ。期待しちゃいますね~。元妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)と、その再婚相手と暮らす娘のキム(マギー・グレイス)。

親友アマンダとパリに行くことを渋々許可した父親のブライアン・ミルズ(ニーソン)。しかし、旅先のアパルトマンで2人は拉致されてしまいます。元CIA秘密工作員だったブライアンは、即パリへ。

アルバニア系の人身売買組織が犯人である事を突き止め、ついにキムを救出します。そして現在。イスタンブールで警護の仕事を終えたブライアンは、この街で親子水入らずで過ごそうと考えていました。

ホテルでレノーアとキムを迎え、家族の絆を修復したいと願うブライアン…。その頃、息子たちを殺されたアルバニア系犯罪組織のボス、ムラド(ラデ・シェルベッジア)が復讐計画を実行。

翌日、レノーアとバザールに出かけたブライアンは不審な尾行車を見かけ、レノーアを下ろしカーチィスが始まります。しかし、レノーアを人質に取られ、ブライアンも捕まってしまいます!

重傷を負って地下に拘束された、レノーア。地上で敵に追われる、キム。そして自ら囚われた、ブライアン。果たして、父は元妻と娘を同時に救うことができるのでしょうか!?

共演はリーランド・オーサー、ジョン・グライス、D・B・スウィーニー。マギー・グレイスは、「ロックアウト」(12)でも大統領の娘エミリー役で出演。トルコのイスタンブールも魅力的!
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理想のルビーが現れたら…

2012-11-18 21:03:35 | 映画
ポール・ダノは1984年6月19日コネチカット州ウィルトン出身で、映画好きには『ああ~、あの人』ってわかってもらえるかもしれないけど、まだまだ一般的ではないかも…。個性的だし。

映画デビューは、マイケル・ホフマンが監督した「卒業の朝」(02)。ケヴィン・クラインが教師役で、エミール・ハーシュやジェシー・アイゼンバーグが出演し、ダノも生徒の1人でした。

D・J・カルーソー監督、アンジェリーナ・ジョリー主演「テイキング・ライブス」(04)や、ジェームズ・マーシュ監督、ガエル・ガルシア・ベルナル主演「キング 罪の王」(05)に出演後…

ジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリス監督「リトル・ミス・サンシャイン」(06)に出演。この作品はアリゾナの崩壊寸前の家族が、9歳の妹のミスコン出演のため、ミニバスで旅をする話。

サンダンス映画祭で評判になり、インディペンデント系作品としては大ヒット!未見の方は、ぜひ。ちなみにミスコン出場に賭ける妹オリーヴをアビゲイル・ブレスリンが演じています。ダノは兄役。

この作品でダノは映画ファンの目を引きましたが、アプトン・シンクレア著『石油!』をポール・トーマス・アンダーソンが製作、脚本、監督した「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(07)は、衝撃的でした。

主演のダニエル・デイ=ルイスは別格ですが、ダノもすごい演技を見せてくれました。アン・リー監督「ウッドストックがやってくる!」(09)、ジェームズ・マンゴールド監督「ナイト&デイ」(10)

ジョン・ファヴロー主演j「カウボーイ&エイリアン」(11)に続く、最新作が「ルビー・スパークス」(12)なんです。しかも監督は、ジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリスの2人。

19歳で処女作を書き、天才作家と呼ばれたカルヴィン(ダノ)。今では自信を失いスランプに。もともと神経質で人付き合いの苦手な彼は、空想の女の子“ルビー・スパークス”の物語を書き始めます。

ところが、空想のはずのルビー(ゾーイ・カザン)が現われ…。アントニオ・バンデラス、アネット・ベニング、スティーヴ・クーガン、エリオット・グールド共演。「リトル・ミス」の感動、再び。見ましょ。
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