だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

カトケンの2本立て!

2012-01-31 22:04:15 | 演劇
久々に、加藤健一事務所の舞台に行こうと思っています。『滝沢家の内乱』(7月13日~24日)以来だから、およそ半年ぶりです。最近は再演が多くて時にパスしていました。とは言え、ファンです。

今年最初の公演は、なんと2本立て!豪~華。vol.81「寿歌(ぼぎうた)」と「ザ・シェルター」です。2作とも再演なんですねぇ~。ところが運良く(?)2本とも未見だったのです。信じられない~!

「寿歌」は1981年初演。加藤健一事務所は1980年の「審判」で旗揚げしましたから、2年目の作品。上演作品は「審判」 「幽霊」 「寿歌」の順です。1981・82・83・84・86・88年上演。

「ザ・シェルター」は1983年初演。1984年に「改訂版 ザ・シェルター」と88年に上演。2作品とも、作:北村想氏、演出:大杉祐氏。出演者は、加藤健一、小松和重、日下由美、占部房子

未見なので今から舞台がとっても楽しみですが、ちょっとあらすじを。今回の上演順に「ザ・シェルター」から。センタ(小松和重)は、核シェルター製造会社のサラリーマン。

センタは製品テストのため、自宅の庭のシェルターで家族4人で3日間生活をする事になります。家族は妻のサトコ(日下由美)と娘のカノ(占部房子)、そして父のセンジューロー(加藤健一)。

4人はまるでピクニックにでも出かけるような浮かれ気分。すると、突然コンピュータが故障?外に出られなくなった一家は、なぜか昔の台風の思い出話で盛り上がるのですが…。どうなる?

「寿歌」のあらすじは…核戦争が終わった関西のとある町。家財道具をリヤカーに積み、ゲサク(加藤健一)とキョウコ(占部房子)がやって来ます。2人は芸を見せて町から町へと渡り歩く、旅芸人。

そこへ謎の男、ヤスオ(小松和重)が現れ、3人一緒に旅をする事になるのですが…。関西弁のおかしな芸人コンビと、謎の男の行く先は?今だからこそ再演する2作品。

加藤さんの意気込みが感じられます。2012年上演予定作は、再演の『川を越えて、森を抜けて』、『シュペリオール・ドーナツ』と『バカのカベ ~フランス風~』。新作は必ず見ます。
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さようなら、フィルムの時代

2012-01-30 20:59:57 | 映画
2011年1月4日のマイブログでご紹介した「第二回午前十時の映画祭」。50本の懐かしい映画を改めて見直すというこの企画。ついに3回目となります。全150作品というわけですね。

第三回午前十時の映画祭」は2012年3月3日~2013年2月15日まで。ちなみに今回のラインナップは…「甘い生活 完全復元版」(59)「アメリカン・グラフィティ」(73)

「E.T. 20周年アニバーサリー特別版」(02)「麗しのサブリナ」(54)「エイリアン」(79)「大いなる西部」(58)「風と共に去りぬ」(39)「華麗なる賭け」(68)「がんばれ!ベアーズ」(76)「キャリー」(76)

「禁じられた遊び」(52)「汚れなき悪戯」(55)「荒野の七人」(60)「荒野の用心棒」(64)「ゴッドファーザーPARTII」(74)「サウンド・オブ・ミュージック」(64)「さよならをもう一度」(61)

「サンセット大通り」(50)「ザッツ・エンタテインメント」(74)「シェーン」(53)「シザーハンズ」(90)「シベールの日曜日」(62)「シャレード」(63)「情婦」(59)「素晴らしき哉、人生!」(46)

「007/危機一発(ロシアより愛をこめて)」(63)「卒業」(67)「ダーティハリー」(71)「タクシードライバー」(76)「月の輝く夜に」(87)「ディア・ハンター」(78)「ディーバ」(81)「友だちのうちはどこ?」(87)

「鳥」(68)「ドクトル・ジバゴ」(65)「ナバロンの要塞」(61)「ハスラー」(61)「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(85)「バンド・ワゴン」(53)「昼顔」(67)「フレンチ・コネクション」(71)「ブラック・サンデー」(77未)

「M★A★S★H マッシュ」(70)「真夜中のカーボーイ」(69)「道」(54)「山猫 イタリア語・完全復元版」(63)「ヤング・ゼネレーション」(79)「夜の大捜査線」(67)「レベッカ」(40)「ロンゲスト・ヤード」(74)

あれ?このラインナップ、第2回と同じですね。よくよくサイトを見ても、チラシを見ても同じでした。あっ、「ミツバチのささやき」が「山猫 イタリア語・完全復元版」に変わっていました。うむ。

作品選定委員の品田雄吉氏や戸田奈津子さんのコメントのように、今はデジタル化が進みフィルムで見る映画は減りつつあります。哀しいかな。大スクリーンで見たあの興奮。仕方ないのですね…。
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顔役ブルースと男たちの絆

2012-01-29 22:04:53 | 映画
ブルース・ウィリスは、誰もが認めるハリウッドの大スター。セレブです。日本のCMにもたくさん出演していますね。現在はダイハツ・ミライースのCMで、セレブぶりを見せつけています。可笑しい!

TVシリーズ「こちらブルームーン探偵社」(85~89)で人気者になり、ジョン・マクティアナン監督「ダイ・ハード」(88)のジョン・マクレーン役で大当たり。もう、ブルース=ダイ・ハードです。

「ハドソン・ホーク」(90)「パルプ・フィクション」(94)「12モンキーズ」(95)「フィフス・エレメント」(97)「アルマゲドン」(98)「シックス・センス」(99)「アンブレイカブル」(00)「ジャスティス」(02)

「シン・シティ」(05)「16ブロック」(06)…とスターらしい作品が並びます。でも最近は、「トラブル・イン・ハリウッド」(08)のわがままな本人役でセルフ・パロディ爆発!次が「処刑教室」(08)

答案用紙盗難事件が起こる高校の校長役…って?SF映画サロゲート」(09)では、FBI捜査官トム・グリアー役。身代わりロボット“サロゲート”って?次がようやく得意の刑事役と思ったら…

ケヴィン・スミス監督「コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら」(10)。NY市警のベテラン刑事ジム・モンロー役ですが、イマイチの内容。しかし、ロベルト・シュヴェンケ監督「RED/レッド」(10)は面白かった!

年相応の作品に巡り合えてよかったね、ブルース。最新作はマイク・ガンサー監督、脚本の「セットアップ」(11)です。ガンサーは「ダイ・ハード4.0」(07)などのハリウッド屈指のスタントマンだった人。

サニー(カーティス・“50Cent”・ジャクソン)、ヴィンスことヴィンセント(ライアン・フィリップ)、デイヴ(ブレット・グランスタッフ)は親友同士。3人は500万ドル相当のダイヤ強奪を計画。

大仕事を成し遂げた時、言い争いが起きデイヴは死亡、サニーは重傷を負ってしまいます。そしてヴィンスはダイヤを持ち逃げ。さらに裏社会を牛耳る顔役ビグス(ウィリス)も2人を追っていました。

果たしてこの事件の真相は?主役のカーティス・“50Cent”・ジャクソンはボクサーからラッパー、俳優になり、ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの「ボーダー」(08)にも出演。覚えときましょ。
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初公開、蕭白の『雲龍図』

2012-01-28 22:04:45 | 映画
六本木・森アーツセンターギャラリーで開催の「没後150年 歌川国芳展 -幕末の奇才浮世絵師-」、もうご覧になりましたか?前期と後期で、ほぼすべての展示作品が変わりました。見逃す手はありません!

素晴らしかったですね~。約420点、堪能しました。猫好きの私は国芳の猫好きが、うれしくてたまりません。作品に登場する猫たちの可愛さ。そして国芳の猫への思いがヒシヒシ伝わって来ました。にゃ~おん。

日本の絵師の素晴らしさを改めて感じ入りました。まだまだ知らない絵師(画家)やその作品たちをこれからも見ていきたいです。ところで、日本から多くの美術品が海外に流出したことをご存じですか?

東京国立博物館(トーハク)平成館で「特別展 ボストン美術館 日本美術の至宝」が開催されます。アメリカのボストン美術館は"東洋美術の殿堂"と呼ばれ、日本美術の収集は100年にも渡るそうです。

現在10万点を超える日本美術のコレクションは、アーネスト・フェノロサ(東洋美術史家)や岡倉天心(思想家、文人、哲学者)をはじめとして収集が続けられてきました。世界随一の規模なんですね。

みどころはたくさんありますが、中でも曾我蕭白(そがしょうはく)は大注目。蕭白は江戸時代の絵師。1730年(享保15年)~1781年(天明元年1月7日)。なんと自らを“蛇足軒”と号しました。

ポスターの絵は、『雲龍図』(1763)。1911年にボストン美術館に収められた時から襖から剥がされた状態で保管されてきたそうです。今回の修復作業により公開が可能となったとか。蕭白34歳の作。

なんとダイナミックでユニークな龍なんでしょう!見たこともない。それにしても可愛い!国芳も奇才と呼ばれましたが、蕭白も奇才以外の何者でもないですね。他にも『風仙図屏風』(18世紀後半)もぜひ。

展示される作品は、仏像、仏画、絵巻、中世水墨画から近世絵画まで約90点。長谷川等伯(はせがわとうはく)の『龍虎図屏風』(1606)、尾形光琳(おがたこうりん)の『松島図屏風』(18世紀前半)

そして、伊藤若冲の『鸚鵡(おうむ)図』(18世紀後半)も。狩野雅楽助(かのううたのすけ)の『松に麝香(じゃこう)猫図屏風』(16世紀中頃)も猫好きには見逃せません。にゃ~おん。
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本当のピラミッドとは…

2012-01-27 14:08:36 | 映画
世の中には不思議なことがいっぱい。“世界の七不思議”と呼ばれる“それ”をご存知ですか? 1)ギザの大ピラミッド 2)バビロンの空中庭園 3)エフェソスのアルテミス神殿 4)オリンピアのゼウス像

5)ハリカルナッソスのマウソロス霊廟 6)ロードス島の巨像 7)アレクサンドリアの大灯台。実は七不思議は他にもたくさんあります。(混乱するなぁ~)“中世の七不思議”は、1)ローマのコロッセウム

2)アレクサンドリアのカタコンベ 3)万里の長城 4)ストーンヘンジ 5)ピサの斜塔 6)南京の陶塔 7)イスタンブールの聖ソフィア大聖堂。さらに“新・世界の七不思議”には、1)中国の万里の長城

2)インドの廟堂タージ・マハル 3)イタリア・ローマ古代競技場コロッセオ 4)ヨルダンの古代都市遺跡群ペトラ 5)ブラジル・リオ・デ・ジャネイロのコルコバードのキリスト像 6)ペルーのインカ帝国遺跡マチュ・ピチュ

7)メキシコのマヤ遺跡チチェン・イッツァ。それぞれはネットで検索してくださいね。よく見ると世界遺産になっているのが、結構ありますね。それにしても、いったいどうやって造ったのでしょう?興味津々。

TVで特集とかやっていると、ついつい見てしまいます。1番の“ギザの大ピラミッド”の謎を描いたドキュメンタリー映画が公開されます。フランス映画「ピラミッド 5000年の謎」(11)です。

監督は、パトリス・プーヤール。専門家による37年間にも渡る調査と研究。さらに6年間徹底的に検証し、“真実”を導き出した物語。では現在、信じられているピラミッドの知識とはいったい?

高さ146m、底辺230m(一辺)の4面体、建設期間20年、エジプト第4王朝のファラオ・クフ王の墓、古代最大の建造物であるということ。しかし、これらは実は今まで何ひとつ証明されていないのです。

仮説がそのまま常識となり、検証されたことがないというわけ。考古学・建築・物理・地質・数学・気候学・天文学など多方面から、第1級の専門家が検証。その証言が紹介されているのです。楽しみ。

建設期間20年は無理だとか、本当に王の墓なのかとか、4面体ではなく実は8面体だったとか、200万個の積み上げられた石の法則性と耐震性とか、不思議を解明してくれそうです。面白そう~。
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アイザックを覚えていますか?

2012-01-25 22:04:37 | 映画
マイブログでもよく取り上げる、ホラー小説の巨匠スティーヴン・キング。彼の小説も大好きですが、映画化された数々の作品たちも結構好き。しっかり劇場公開されたものや、TVMとして放映されたもの。

そしてそれ以外のビデオスルー作品も。キングの作品は、もともと映像としてイメージしやすいし、本としても読みやすいですね。しかし、B級作品と呼ばれちゃう映画も捨てがたいです。ねぇ~?

キングの『トウモロコシ畑の子供たち』を映画化したのが、フリッツ・カーシュ監督の「チルドレン・オブ・ザ・コーン」(84未)です。青年医師のバート(ピーター・ホートン)は、赴任地へと向かっていました。

一緒にいるのは恋人のビッキー(リンダ・ハミルトン)。2人は途中、奇妙な町ガトリンに迷い込んでしまいます。そこには大人の姿が見えず、ほんのわずかな人数の子供たちしかいなかったのです。

そしてトウモロコシ畑の真ん中で行なわれた子供たちの怪しげな儀式で、ビッキーが捕まってしまうのでした。短編の原作とは違い、93分の映画用に多少、展開や結末が変更されています。そして続編が…。

それが、デヴィッド・F・プライス監督「スティーブン・キング/死の収穫」(92未)でした。ジェームズ・ヒコックス監督「スティーブン・キング/アーバン・ハーベスト」(94)が3作目。

4作目が、グレッグ・スペンス監督「スティーブン・キング/アーバン・ハーベスト2」(96)です。しかし前作の続編ではありません。あくまでも4回目のリメイク。内容はそれぞれ違うのですが…。

もう1本、カリ・スコグランド監督「ザ・チャイルド」(99未)も。これほど多くの続編・リメイクが作られるのは、やはり人気なんですよね。(ちなみにキングの表記は、スティーヴンとスティーブンがあり)

そして今度は、「ザ・チャイルド:悪魔の起源」(10)となって登場します。ジョエル・ソワソン脚本・監督。オリジナルにはアイザックという少年が出てくるのですが、本作にもちゃんと登場。大人になって…。

原作に現代風のアレンジを加えて、生まれ変わった本作。深い歴史と呪われた真実とは?主演は「アンタッチャブル」(87)の白いスーツの殺し屋を演じたビリー・ドラゴ。劇場に行く?それとも?
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レイフ・ファインズ監督デビュー作

2012-01-23 21:51:46 | 映画
シェイクスピアの原作を映画化した作品は、純粋に原作通り映画化したものや、現代や近代、近未来に置き換えたものもあります。例えばマイケル・アルメレイダ監督、イーサン・ホーク主演「ハムレット」(00)

2000年のNY、マルチメディア企業が舞台でした。ロバート・ワイズ監督、ナタリー・ウッド主演「ウエスト・サイド物語」(61)やバズ・ラーマン監督、レオナルド・ディカプリオ主演「ロミオ&ジュリエット」(96)

2作とも『ロミオとジュリエット』を現代に置き換えていました。ところでシェイクスピアの悲劇と言えば、(執筆年順に)『タイタス・アンドロニカス』(1593~94)『ロミオとジュリエット』(1595~96)

『ジュリアス・シーザー』(1599)『ハムレット』(1600~01)『トロイラスとクレシダ』(1601~02)『オセロ―』(1604)『リア王』(1605)『マクベス』(1606)『アントニーとクレオパトラ』(1606~07)

『アテネのタイモン』『コリオレイナス』(1607~08)があります。そのうち最後の悲劇『コリオレイナス』を、「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモートこと、レイフ・ファインズが初監督しました。

それが、「英雄の証明」(11)です。時代は現代。国民を愛する小国のリーダー、タラス・オーフィディアス(ジェラルド・バトラー)はローマ侵略を狙い、幾度となく戦いを繰り返していました。

しかし、ローマの独裁者コリオレイナス(レイフ・ファインズ)を打ち負かすことができずにいました。数々の武勲により、着実に権力をつけていくコリオレイナス。しかし、政治家たちは案じていました。

それは彼の独裁性。危機を感じた政治家たちの策略により、暴徒化した国民に飲み込まれてしまうのでした。彼の味方は、わずか3人。政治的野心あふれる母のヴォルムニア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)

彼の無事を祈る美しい妻ヴァージリア(ジェシカ・チャステイン)、そして政治家の師と仰ぐメニーニアス(ブライアン・コックス)。コリオレイナスは彼らの助けも虚しく、ついに国を追放されてしまうのでした。

ローマに絶望したコリオレイナスは、宿敵オーフィディアスの元を訪れます。果たして?バトラーさんファンなので、どうしてもヴォルデモート(敵)に見えてしまうファインズ。頭を切り替えてしっかり見なくては…。
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マックィーン監督とファスベンダー

2012-01-21 21:43:07 | 映画
「大脱走」(63)を見た方ならわかるでしょうが、スティーヴ・マックィーンは本当にステキ!1930年3月24日生まれで、ロバート・ワイズ監督、ポール・ニューマン主演「傷だらけの栄光」(56)でデビュー。

TVシリーズ「拳銃無宿」(58)で主役のジョッシュ・ランダルを演じ、人気者に。「荒野の七人」(60)「シンシナティ・キッド」(65)「ネバダ・スミス」「砲艦サンパブロ」(66)「ブリット」「華麗なる賭け」(68)

「栄光のル・マン」(71)「ゲッタウェイ」(72)「パピヨン」(73)「タワーリング・インフェルノ」(74)「トム・ホーン」「ハンター」(80)などなど、書いてるだけで胸が熱くなります。ファンでした。

マックィーンは、1980年11月7日肺がんで亡くなりました。まだ50歳でした。本当に残念。で、なんでマックィーンのことを書いているかというと、全く同じ名前を見つけたから…。

確かに彼の息子チャド・マックィーンは俳優で、「レッドラム/狂気の挑戦状」(97未)などに出演。孫のスティーヴン・R・マックイーンも俳優で、「ピラニア3D」(10)などに出ていますが…。

SHAME シェイム」(11)の脚本・監督が、スティーヴ・マックィーン。1969年ロンドン出身。まったくの別人。当たり前ですが。先日の第69回ゴールデングローブ賞主演男優賞ノミネート作品。

NYでエリートサラリーマンとして生活するブランドン(マイケル・ファスベンダー)。彼は洒落たマンションに1人で暮らし、外見的には魅力的な独身男性。しかし、ブランドンはSEX依存症でした。

そんなブランドンのマンションに、妹のシシ―(キャリー・マリガン)が転がり込んで来ます。恋人に捨てられたシシ―は、しばらく泊めてほしいと言うのです。ブランドンは迷惑顔で、渋々承諾…。

人との繋がりを一切持たず、感情を表さず生きてきたブランドン。人の愛情に飢え、感情に流され、リストカット癖のある恋愛依存症のシシ―。全く合わない兄妹は衝突し、事態は悪い方向へ。

果たして“シェイム”とは?ファスベンダーは、TV「バンド・オブ・ブラザース」(01)でデビュー。「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」(11)でマグニートーを演じています。注目です。
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37歳、バツイチ、故郷へ

2012-01-20 20:15:23 | 映画
ジェイソン・ライトマン監督は、「ゴーストバスターズ」(84)「ファーザーズ・デイ」(97)「抱きたいカンケイ」(11)のアイヴァン・ライトマン監督の息子。1977年10月19日カナダのモントリオール出身。

監督デビューは、「サンキュー・スモーキング」(06)で脚本も書いています。2作目がエレン・ペイジ主演の「JUNO/ジュノ」(07)。製作・脚本・監督を務めたのが、「マイレージ、マイライフ」(09)

アカデミー賞監督賞、脚色賞にノミネートされました。カリン・クサマ監督、ミーガン・フォックス主演「ジェニファーズ・ボディ」(09)では製作、アトム・エゴヤン監督「クロエ」(09)では製作総指揮担当。

そんなライトマン監督の最新作は、「ヤング≒アダルト」(11)です。ライトマンは製作に、製作総指揮にはジョン・マルコヴィッチの名前が。最近の映画は複数のスタッフが係わっていますね。

ちなみに製作はプロデューサーのことで、映画を企画・立案・作品にする総合責任者。製作総指揮はエグゼクティブ・プロデューサーのことで、プロデューサーの上の役職、管理職・幹部に当たります。

話が逸れましたが、「ヤング≒アダルト」の「≒」は“おおよそ”の意味。(≒は、イコールで変換)脚本は、「JUNO/ジュノ」でアカデミー賞脚本賞を受賞したディアブロ・コディ。2作目のコラボです。

ヤングアダルト(少女向け小説)シリーズ『花のハイスクール』を執筆するメイビス・ゲイリー(シャーリーズ・セロン)は、37歳の自称作家。実はゴーストライターとして仕事をしています。

しかしそれも人気が落ちて、まもなく終了。なのに最終話の1行目から書けない…。そんなメイビスに1通のメールが。それは高校時代の彼、バディ・スレイド(パトリック・ウィルソン)からでした。

彼の妻べス(エリザベス・リーサー>との間に生まれた赤ちゃんの誕生パーティへの誘いでした。バツイチで恋人ナシ、アルコールと愛犬ドルチェが友だちのメイビスは、突然荷物をまとめ故郷へ。

いつまでも大人になれないメイビス、でも1人で生きていかなくてはならないメイビス。現代女性の本音を演じるセロンは、「モンスター」(03)で主演女優賞受賞。美人で演技派。楽しみ。
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“預言者”とは?

2012-01-18 21:32:13 | 映画
フランス南部コート・ダジュール沿いの都市、カンヌで毎年5月に開催されている“カンヌ国際映画祭”。世界3大映画祭とは、カンヌ、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭の3つ。

そのカンヌ国際映画祭には、以下の部門があります。1)パルム・ドール 2)審査員特別グランプリ 3)審査員賞 4)監督賞 5)男優賞 6)女優賞 7)脚本賞 8)カメラ・ドール(新人監督賞)

9)ある視点…です。ちなみに近年のパルムドールは、タイの「ブンミおじさんの森」(10)、「ツリー・オブ・ライフ」(11)。そして審査員特別グランプリには、フランスの「神々と男たち」(10)

2011年はトルコとベルギーの作品。未公開。で、少し前なんですが2009年の受賞作が、「預言者」(09)です。この作品は、同年のアカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされました。

監督・脚本は、ジャック・オーディアール。「天使が隣で眠る夜」(94)「リード・マイ・リップス」(01)「真夜中のピアニスト」(05)の監督ですね。ファンの方には、うれしい新作公開。

19歳のアラブ系青年マリク(タハール・ラヒム)は、傷害罪で禁固6年の判決を受けます。無学で身寄りもないマリクは、中央刑務所に送られます。そこは様々な民族や宗教が入り交ざる所。

当然様々な勢力があり、互いに牽制し合いながら冷酷な弱肉強食の世界を築いていたのです。仲間さえいない孤独なマリクは、最大勢力のコルシカ・マフィアに目を付けられてしまいます。

ボスのセザール(ニエル・アレストリュプ)から殺しを強要され、やむなく初めての殺人に手を染めるマリク。自分が生き残るために…。こうして、マリクはセザールの保護下に入るのでした。

やがて、読み書きとともに生き残るためのすべてをこの刑務所で学んでいくことに…。果たして、マリクは?ボスのセザールを演じるニエル・アレストリュプは、「真夜中のピアニスト」のロベール役。

また、「サラの鍵」(10)でサラを助ける老人ジュール・デュフォールを演じました。マリク役のタハール・ラヒムは、本作の演技で高い評価を受けたフランス期待の新星。気になります。
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