恋って、愛って、測れるの？

さあ、この映画の誰を記事に書こうかなと見ていると…「つぐない」（０７）「ある公爵夫人の生涯」（０８）「わたしを離さないで」（１０）「ロンドン・ブルバード」（１０）のイギリス人女優キーラ・ナイトレイ。

「ターミネーター４」（０９）「アバター」（０９）「タイタンの戦い」（１０）と続編の「タイタンの逆襲」（１２）、そして「キリング・フィールズ」（１１）のオーストラリア・バース出身のサム・ワーシントン。人気です。

「戦場のアリア」（０５）「フェアウェル さらば、哀しみのスパイ」（０９）のフランス・パリ出身のギョーム・カネ。 ダイアン・クルーガーの元夫。そしてやっぱりこの人にしよう！と思ったのが、エヴァ・メンデスです。

その映画とは、この４人が共演する「恋と愛の測り方」（１１）。監督・脚本は、エイドリアン・ブロディとキーラ・ナイトレイ主演、ジョン・メイバリー監督作「ジャケット」（０５）の脚本家マッシー・タジェディン。

初監督作品で、ニューヨークを舞台にした恋愛映画です。エヴァ・メンデスは、１９７４年３月５日フロリダ州マイアミ出身。キューバからの移民の両親を持つ、４人兄妹の末っ子とか。

モデルから女優に。アントワーン・フークア監督「トレーニング デイ」（０１）、ジョン・シングルトン監督「ワイルド・スピードＸ」（０３）、アンディ・テナント監督「最後の恋のはじめ方」（０５）

マーク・スティーヴン・ジョンソン監督「ゴーストライダー」（０７）…とよく見るようになりました。「ワイルド・スピード ＭＥＧＡ ＭＡＸ」（１１）の意味あり気なラストの登場は、気になります。はい。

ジョアンナ（キーラ・ナイトレイ）はファッション雑誌のライター、夫で建設関係の会社に勤めるマイケル（ワーシントン）とは結婚３年目。ある日、夫の仕事関係のパーティーに招かれます。

そこでジョアンナは、夫の新しい同僚ローラ（エヴァ・メンデス）を紹介されるのですが…。マイケルとローラの関係を疑うジョアンナ。翌朝、否定する夫をいつものように送り出すジョアンナは、いつものカフェへ。

そこで声をかけて来たのは、パリにいるはずのかつての恋人、作家のアレックス（ギョーム・カネ）だったのでした。果たして、４人の男女の恋の行方は？アクションもコメディもドラマもＯＫな、エヴァを見ましょう。

オーディンとワン・アイ

リアル！本当にリアル！予告編を見て、ハリウッドでは描けない世界だなぁ～と思いました。なにしろ、北欧神話ですから。その映画とは、デンマーク映画「ヴァルハラ・ライジング」（０９）。

“ヴァルハラ”とは、北欧神話の主神オーディンの宮殿のこと。西暦１０００年、超自然的な力を持つ片目の戦士ワン・アイ（マッツ・ミケルセン）は、何年も間、囚われ人でした。

スコットランド人族長バルデの奴隷だったワン・アイは、バルデを殺害し脱走に成功。ワン・アイは少年奴隷で世話人のアーと、旅に出でます。その道中、２人はバイキングに出会うのでした。

聖地エルサレムを目指すバイキングの船に乗り込むワン・アイとアー。しかし、船は何日も深い霧に包まれてしまいます。ようやくたどり着いたそこは、未開の地。果たして、この見知らぬ大陸とは？

そしてバイキングたちの恐ろしい運命とは？やがて知ることになる、ワン・アイの本当の自分とは？北欧神話自体にあまりなじみのない日本人ですから、映画は神話というより歴史物のように感じるかも。

監督（脚本も）のニコラス・ウィンディング・レフンは、マッツ・ミケルセン主演の「プッシャー」（９７）で監督デビューし、ライアン・ゴズリング主演「ドライヴ」（１１）で、ハリウッドへ進出。

ちなみに「ドライヴ」は、カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。パルム・ドールにもノミネート。ライアン・ゴズリング ファンなので公開を楽しみに待っています。その「ドライヴ」の前に撮ったのが本作。

主演のマッツ・ミケルセンにも注目。ポスターでもわかりますが、見事な身体を見せつけます。ミケルセンは、１９６５年１１月２２日デンマーク出身。「プッシャー」でデビューしました。

デンマークでの活躍後、アントワーン・フークア監督「キング・アーサー」（０４）でハリウッドへ。マーティン・キャンベル監督「００７／カジノ・ロワイヤル」（０６）で敵役のル・シッフルを演じました。

オーレ・クリスチャン・マセン監督、トゥーレ・リントハート主演の実話「誰がため」（０８）に大感動。痛かった…心が。「シャネル＆ストラヴィンスキー」（０８）「タイタンの戦い」（１０）「三銃士／王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」（１１）と大活躍！

結婚は大変。

結婚式は映画にとって、最高のテーマ。始まりだったり、感動のラストだったり…。例えば、ピーター・バーグ監督、キャメロン・ディアスとクリスチャン・スレイター主演「ベリー・バッド・ウェディング」（９８）

フランク・コラチ監督、ドリュー・バリモアとアダム・サンドラー主演「ウェディング・シンガー」（９８）。ゲイリー・マーシャル監督、ジュリア・ロバーツとリチャード・ギア主演「プリティ・ブライド」（９９）

アダム・シャンクマン監督、ジェニファー・ロペスとマシュー・マコノヒー主演「ウェディング・プランナー」（０１）。アン・フレッチャー監督、キャサリン・ハイグルとジェームズ・マースデン主演「幸せになるための２７のドレス」（０８）

ポール・ウェイランド監督、パトリック・デンプシーとミシェル・モナハン主演「近距離恋愛」（０８）。ジョナサン・デミ監督、アン・ハサウェイとローズマリー・デウィット主演「レイチェルの結婚」（０８）

トッド・フィリップス監督、ブラッドリー・クーパーとザック・ガリフィナーキス主演「ハングオーバー！消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」（０９）と「ハングオーバー！！史上最悪の二日酔い、国境を越える」（１１）

ウエディング・プランナー、ウエディング・シンガー、バチェラーパーティ、そして付添い人。ちなみに花婿の付添い人は“グルームズマン”、その代表者を“ベストマン”と呼びます。指輪を渡す人ね。

花嫁の付添い人は“ブライズメイズ”と呼び、その代表者を“ブライド・オブ・オナー”と言います。おそろいの色やデザインのドレスを着る人たちね。映画「ブライズメイズ」（１１）では、ピンク！

ミルウォーキーに住む３０代独身のアニー（クリステン・ウィグ）は、仕事も恋愛もうまく行かず、人生どん底。そんなアニーの幼なじみで無二の親友リリアン（マーヤ・ルドルフ）が、婚約！

アニーはブライズメイズのまとめ役ブライド・オブ・オナーを頼まれ、婚約披露パーティーが行われるシカゴへ。そこにはリリアンのいとこリタ（ウェンディ・マクレンドン＝コーヴィ）、新婚のベッカ（エリー・ケンパー）

花婿の太めの妹メーガン（メリッサ・マッカーシー）、花婿の上司の妻ヘレン（ローズ・バーン）の４人が…。果たして、アニーはうまくブライド・オブ・オナーを務めらるのでしょうか？ポール・フェイグ監督作です。

スーパースター、ロボットになる。

う～む、なんと単刀直入のタイトル。さすがインド映画。それにしても、お久しぶりでした！愛するスーパースター、ラジニ・カーント。「チャンドラムキ／踊る！アメリカ帰りのゴーストバスター」（０５）以来。

「チャンドラムキ」が０６年８月公開だったから、約６年ぶりです。インドの国民的スーパースターのラジニは、映画をやめ政界進出の噂もあり、もう見れないのかとあきらめてかけていました。しかし！うれしい。

「ジーンズ／世界は２人のために」（９８）のシャンカール監督作、「ロボット」（１０）です。しかし、他のタイトル、なかったのかしらん…。さらにうれしいのは、音楽を担当するのがＡ・Ｒ・ラフマーンなんです。

インド映画は『ちょっとぉ～』という方も、０８年のアカデミー賞を総なめにした「スラムドッグ＄ミリオネア」ならわかるかも。作品賞（ダニー・ボイル）、監督賞、作曲賞（Ａ・Ｒ・ラフマーン）など８部門受賞。

それはともかく、ラジニは１９４９年１２月１２日 南インドのカルナータカ州バンガロール出身。様々な仕事をした後、１９７５年映画デビュー。悪役から、８０年代には庶民の味方ヒーロー役を演じトップスターに。

９８年６月、「ムトゥ 踊るマハラジャ」（９５）が日本に上陸！空前のインド映画ブームが巻き起こります。見ましたねぇ～。当然、ラジニの映画は「ムトゥ」以前も以後も続々公開。ラジニ、スーパースター！

今年６３歳になるラジニは、スクリーンの中では別人。歌います！踊ります！アクションします！恋します！パシー博士（ラジニ）は、１０年に及ぶ研究の末、高性能ロボット チッティ（ラジニ２役）を開発します。

チッティは博士と瓜二つ。あらゆる点で人間以上の能力を持ち、命令に忠実に従う彼は、人間の感情も理解するようプログラミング。人類の未来を担う発明になるはずのチッティ、だったのですが…

なんと、ロボットのチッティは博士の恋人サナ（アイシュワリヤー・ラーイ・バッチャン）に恋してしまうのでした。博士と恋の火花を散らすチッティ。しかし彼は、博士に無残にも棄てられてしまいます。

残骸を回収した悪人によって、ターミネーターと化したチッティは、果たして？アイシュワリヤー・ラーイは、結婚して名前が長くなりました。言いにくい…。しかしきれい！スタントは、ユエン・ウーピン。見ましょ！

恋する、ミラ

ミラ・ジョヴォヴィッチは、本当に美しい！これほど整った端正な顔って、なかなかないかも。美人と呼ばれる女優さんも、よ～く見れば少し違う。しかし、ミラの顔はそれぞれのパーツが見事に左右対称。

「フェイシズ」（１１）にも出てきますが、ポニーテール（髪型）のひっつめスタイルが最高！きれいですね～。ミラの代表作には、「フィフス・エレメント」（９７）「ジャンヌ・ダルク」（９９）「ウルトラヴァイオレット」（０６）

「三銃士／王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」（１１）などがありますが、やっぱり「バイオハザード」（０１）でしょう。美人で恋多き女性ミラは、俳優ショーン・アンドリュース、監督リュック・ベッソンと結婚

そして「バイオハザード」のポール・Ｗ・Ｓ・アンダーソン監督と０９年に結婚（交際は０１年？）。映画はシリーズ化され、いずれも大ヒット。ところで、ミラは１９７５年１２月１７日旧ソ連、ウクライナのキエフ出身。

キエフからモスクワ、ロンドンと移り住んだ後、５歳の時ＬＡのサクラメントに移住。国籍はアメリカです。そんなミラがロシア映画に主演！レヴァン・ガブリアーゼ監督の「エターナル -奇蹟の出会い-」（１１）です。

共演は、ロシアで大ヒットした「ナイト・ウォッチ」（０４）「デイ・ウォッチ」（０６）の主役アントン・ゴロデツキー役のコンスタンチン・ハベンスキーとボリス・ゲッサー役のウラジミール・メニショフ。

ある日、小学校教師スラヴァ・コロチロフ（コンスタンチン・ハベンスキー）は交通事故に遭遇。気が付くと目の前に美しい女性が…。それがナージャ（ミラ・ジョヴォヴィッチ）でした。一目で恋に落ちるスラヴァ。

車に同乗する彼氏（イヴァン・ウルガント）の心無い一言を聞いて、ナージャもスラヴァに恋をします。２人は結婚することになり、順調に結婚式の日取りも決定。いよいよ結婚式の日…。

しかし、スラヴァは校長先生（セルゲイ・ガルマッシュ）の陰謀でサッカーチームの監督に選ばれてしまいます。チームが負ければ、すぐにでもモスクワの結婚式場に行けるのに。なんと、チームは奮起！

がんばる少年サッカーチームは、トーナメントを勝ち進んでしまいます。果たして、スラヴァは無事にナージャの待つ結婚式に間に合うの？生まれ故郷のロシアで、一途な可愛い女性を演じます。面白そう～。

美しいミラの顔

通りで挨拶されたのに、誰だったか思い出せない…そんな経験はありませんか？どこかで見た顔なんだけど、う～む誰だったけ？とか…。経験あります。後で思い出したりするんですけど。あはは。

この場合、単なる物忘れだったり。それなら良いんですが（良くないけど…）、“相貌失認”（そうぼうしつにん）という病気があるのをご存知ですか？知りませんでした。聞いたこともない病名ですものね。

かつてクリストファー・ノーラン監督の「メメント」（００）では、“前向性健忘”（発症以前の記憶はあるんだそうです）となってしまった主人公レナード（ガイ・ピアース）の苦悩を描いていました。

１０分間しか記憶が保てないという恐怖。レナードは侵入者に妻をレイプ、殺害されるのを目撃したショックから病気になるのですが、ポラロイド写真にメモし、体にタトゥーを入れ犯人の手掛かりを追います。

しかし冒頭の“相貌失認”は顔の認識ができないのですから、困ります。ジュリアン・マニャ監督「フェイシズ」（１１）は、人の顔や表情を判別できない障害の一種。誰の顔かわからないのですね。うむ。

ＮＹのイーストサイドでは、女性ばかりを狙った５件の殺人事件が続発していました。殺害し、レイプし、泣く。シリアルキラーのあだ名は、“涙のジャック”。そして６件目の事件が起こります。

小学校の教師アンナ・マーチャント（ミラ・ジョヴォヴィッチ）は、恋人ブライス（マイケル・シャンクス）と結婚間近の順調な毎日を送っていました。そんなアンナは、親友たちとバーに飲みに行きます。

その帰り道。“涙のジャック”が被害者を惨殺するところを目撃。追いつめられたアンナは、ナイフで切り付けられ川に落ちてしまいます。なんとか、一命を取り留めたアンナ。

１週間後、病院で目覚めたアンナはショックで人の顔が判別できない、相貌失認になってしまうのでした。担当刑事のケレスト（ジュリアン・マクマホン）、プロファイラーのラニヨン（デヴィッド・アトラクチ）

そして医師のランゲンカンプ（マリアンヌ・フェイスフル）の力で、必死に記憶を呼び起こそうとします。果たして？犯人が隣にいてもわからないなんて！怖すぎる！それにしてもオールバックのミラ、美し過ぎ！

ステイサム、オーウェン初共演！

ガイ・リッチー監督の「ロック、ストック＆トゥー・スモーキング・バレルズ」（９８）でデビューした、ジェイソン・ステイサム。マイブログでも何度も登場するステイサムは、とってもお気に入りの俳優の１人。

ガイ・リッチ―監督、ブラッド・ピット主演「スナッチ」（００）の後、ジェームズ・ウォン監督、グレン・モーガン製作、ジェット・リー主演「ザ・ワン」（０１）などに出演。そしてあの大ヒット作に出演するのです。

リュック・ベッソン製作、ルイ・レテリエ監督「トランスポーター」（０２）です！シリーズ化され、「トランスポーター２」（０５）「トランスポーター３ アンリミテッド」（０８）とフランク・マーティン役はハマり役！

マーティン・シャーマン原作戯曲をショーン・マサイアスが監督した「ベント／堕ちた饗宴」（９７）で、しっかり覚えたクライヴ・オーウェン。「グリーンフィンガーズ」（００）「ゴスフォード・パーク」（０１）…

アクション俳優であることを示す「ボーン・アイデンティティー」（０２）や「キング・アーサー」（０４）「シン・シティ」（０５）などの他に、「すべては愛のために」（０３）「クローサー」（０４）のようなドラマも。

「トゥモロー・ワールド」（０６）が大のお気に入りで、「インサイド・マン」（０６）「ザ・バンク 堕ちた巨像」（０９）も捨てがたい。ロンドン生まれのステイサムと、コヴェントリー生まれのオーウェン。

この２人が共演したら…それが、長編初監督のゲイリー・マッケンドリー監督作「キラー・エリート」（１１）です。１９８０年、メキシコ。殺し屋ダニー（ステイサム）は、極秘ミッションの暗殺に成功。

同行したのは、師匠でもあり相棒でもあるハンター（ロバート・デ・ニーロ）。しかし目撃者の１０歳の少年を殺すことができず、限界を感じたダニーは、危険な稼業から足を洗うのでした。

１年後、オーストラリアで暮らすダニーの元にハンターのポラロイド写真が届きます。それはある仕事に失敗し、捕虜となったハンターでした。ダニーは彼を救うため、彼の仕事を引き継ぐことになります。

特殊部隊チームを再結成するダニー。そこへ元ＳＡＳ＜英国特殊部隊＞隊員のスパイク（オーウェン）が現われます。果たして“フェザー・メン”とは？ドミニク・パーセル、イヴォンヌ・ストラホフスキー共演。わくわく。

バストイ島の少年たち

世界には刑務所や監獄が、離島にある国があります。フランスの皇帝ナポレオンが幽閉された、南大西洋の孤島セントヘレナ島。南アフリカのネルソン・マンデラが、２７年間収容されていたロベン島収容所。

ビレ・アウグスト監督「マンデラの名もなき看守」（０７）で、その様子が描かれていました。ジョセフ・ファインズが看守役、ＴＶ「２４」のデニス・ヘイスバートがネルソン・マンデラを演じていました。

クリント・イーストウッド監督、マット・デイモン主演「インビクタス／負けざる者たち」（０９）にも、冒頭で描かれました。マンデラ役はモーガン・フリーマンで、颯爽としていました。

アメリカのギャングとして有名なアル・カポネが収容されていた、サンフランシスコ湾内にあるアルカトラズ刑務所。ここはアルカトラズ島自体が刑務所で、「アルカトラズからの脱出」（７９）が有名。

ドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演。脱獄不可能と言われたアルカトラズから、脱獄したフランク・モリスの実話。冷酷な刑務所長ウォーデンをパトリック・マクグーハンが演じていました。

フランクリン・Ｊ・シャフナー監督、スティーヴ・マックィーン主演「パピヨン」（７３）では、無実の罪でフランス領南米ギアナ、デビルズ島で１３年間も強制労働さられたアンリ・シャリエールの実話。

ノルウェーの首都オスロ南方７５ｋｍにあるバストイ島には、現在もバストイ刑務所があります。２０世紀初頭、問題児たちの治療を目的にした法律“バストイ制度”により、１１～１８歳の少年が集められました。

マリウス・ホルスト監督の「孤島の王」（１０）は、事実に基づいた衝撃の作品。１９１５年、バストイ島に送られて来たエーリング（ベンヤミン・ヘールスター）。そこは外界と隔絶した矯正施設だったのです。

イジメにも似た重労働の懲罰、教育者による性的虐待、尊大なる王のごとく君臨する院長（ステラン・スカルスガルド）や冷酷な寮長（クリストッフェル・ヨーネル）の存在。エーリングは、ことあるごとに反発します。

彼の孤独な抵抗。やがて優等生オーラヴ（トロン・ニルセン）たちの心をも動かし、生死を賭けた反乱を引き起こして行くのでした…。スカルスガルドは「ドラゴン・タトゥーの女」（１１）に続く、出演。必見！

白黒つけなくっちゃ！

アマンダ・ブラウン原作「キューティ・ブロンド」（０１）で主役を演じた、リース・ウィザースプーン。ロバート・ルケティック監督のこの作品、陽気なブロンド美人エル・ウッズ役にすっかり魅了されました。

続編「キューティ・ブロンド／ハッピーＭＡＸ」（０３）も楽しみました。ゲイリー・ロス監督「カラー・オブ・ハート」（９８）で、トビー・マグワイアと双子の高校生を演じて、覚えたリース・ウィザースプーン。

１９７６年３月２２日ルイジアナ州出身の彼女は、当時２２歳でホント可愛かったぁ～。そのウィザースプーンは、「キューティ・ブロンド／ハッピーＭＡＸ」と「ペネロピ」（０６）で製作にも進出。

カントリー・ミュージックのジョニー・キャッシュの半生を描いた、ジェームズ・マンゴールド監督「ウォーク・ザ・ライン／君につづく道」（０５）あたりからでしょか…可愛さから、イメージチェンジ。

この頃、１９９９年に結婚したライアン・フィリップと２人の子供に恵まれながら、０７年１１月離婚。２月公開の「恋人たちのパレード」（１１）では、ロブさまを夢中にさせる大人の女性（もう３５歳）の役。

それにしても身体を鍛えているのか、すごく筋肉質に。デミ・ムーアみたい。可愛さなんて微塵もない…。すっかり変わってしまった感のあるウィザースプーンの最新作が、「ブラック＆ホワイト」（１２）

ＣＩＡ凄腕エージェントのＦＤＲ（クリス・パイン）とタック（トム・ハーディ）は、極秘任務のターゲットに逃げられ謹慎処分。暇を持て余したタックは、恋人紹介サイトで知り合った女性とデートすることに。

ＦＤＲは、レンタルビデオ店でナンパの最中。そこで思い通りにならない美人の登場にすっかり夢中に。２人のお相手はなんと同一人物。ローレン（リース・ウィザースプーン）は、二股をかけていたんです。

イケメンでロマンチストなＦＤＲ、純情派で優しい紳士的なタック。ある時、２人はお互いの恋人がローレンだと知ってしまいます！まだ何も知らない彼女を自分のものにするのは、どっち？

監督は、ＴＶ「スーパーナチュラル」（０５～ ）の製作や「ターミネーター４」（０８）の監督を務めたマックＧ。クリス・パインは「アンストッパブル」（１０）、トム・ハーディは「裏切りのサーカス」（１１）に出演。

ペルセウス、再登場！

最近のサム・ワーシントンの活躍はすごいですね～。１９７６年８月２日オーストラリア・パース出身で、オーストラリア映画「タップ・ドッグス」（００）で映画デビュー。「ジャスティス」（０２）でハリウッドへ。

「００７／カジノ・ロワイヤル」（０６）で第６代ジェームズ・ボンド役にダニエル・クレイグが抜擢された時、ワーシントンも最終候補の１人だったとか。うむ。「ターミネーター４」（０９）でメジャーに！

この後、ジェームズ・キャメロン監督の３Ｄ超大作、超話題作「アバター」（０９）に主演。知らない人はいないスターに…。俳優になる前に、レンガ積み職人をしていたなんて信じられません！

デズモンド・デイヴィス監督、レイ・ハリーハウゼン製作「タイタンの戦い」（８１）をリメイクした、ルイ・ルテリエ監督の「タイタンの戦い」（１０）では、主役のペルセウスを演じました。

２０１１年には、「キリング・フィールズ 失踪地帯」（１１）をはじめ、続々主演作が公開を待っています。その１本、「タイタンの戦い」の続編「タイタンの逆襲」（１２）が、いよいよ公開されます。

監督は「世界侵略：ロサンゼルス決戦」（１１）のジョナサン・リーベスマン。前作で恐ろしい魔物“クラーケン”を打ち破り、英雄となったペルセウス（サム・ワーシントン）。あれから１０年。

神々の王ゼウス（リーアム・ニーソン）と人間の間に生まれた彼は、村の猟師として静かに暮らしていました。一方、この世を長く支配してきた神々は人間からの崇拝を失い、その力を弱めていました。

その頃、冥界に封じ込めれていた巨神（タイタン）クロノスが覚醒、もし完全復活すれば人類は滅亡、世界は終焉を迎えることに…。ペルセウスは、愛する息子を守るため、囚われた父を救うため、立ち上がります。

想像を絶する戦いに現れるのは、双頭獣キメラ、一つ目巨人サイクロプス、牛頭人身ミノタウロス、戦闘の鬼マカイ…ギリシャ神話の魔物たちがワンサカ。共演は冥界の神ハデスに、レイフ・ファインズ

海洋の神ポセイドンにダニー・ヒューストン、ゼウスの息子で戦いの神アレスにエドガー・ラミレス、追放された鍛冶の神ヘパイストスにビル・ナイ、アルゴスの女王アンドロメダにロザムンド・パイク。すごい！