だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ギアさまのお誕生日

2008-08-31 20:15:43 | 映画
ギアさま、今日がお誕生日。1949年8月31日フィラデルフィア出身の59歳。大ファンです。いつも、いつまでもステキなギアさまにゾッコン。最新作でもうっとりするくらい素敵な笑顔に、いつの間にか微笑んでしまいます。

その映画は、「最後の初恋」(08)。「運命の女」(02)で夫婦役を演じた、ダイアン・レインとの2度目の共演作。監督はジョージ・C・ウルフ。原作は「メッセージ・イン・ア・ボトル」(89)や「きみに読む物語」(04)のベストセラー作家、ニコラス・スパークス。

アーティストの夢を捨て、幸せな結婚をしたはずのエイドリアン・ウィリス(レイン)。ところが夫は家を出て行き、思春期の娘は反抗ばかり。エイドリアンは家事に追われ、日々の生活に疲れ果てていました。

そこへノースカロライナのアウター・バンクスから、連絡が入ります。ロダンテという海辺でロッジを経営する親友が、“5日間だけ手伝って!”というのです。今はリゾートには季節はずれ…。静かなところでじっくり考えたかった彼女は、依頼を引き受けます。

ところが町に着くと、これから嵐がやって来るという予報が…。そしてたった1人のゲスト、医師のポール・フラナー(ギアさま)が到着。高名な外科医のポールも、結婚生活や家庭での問題を抱えていたのでした…。

最初は横暴で無愛想に見えたポールも、エイドリアンとの会話で徐々に打ち解けていきます。お互いの事情が分かるようになった2人は、やがて好感を感じるのでした。そして3日目の夜、あの嵐が襲って来ます…。果たして、2人の運命は?

嵐を機に、人生半ばを過ぎた男女の恋を描くこの物語。何か捨てて得る恋ではなく、恋のためにすべてを受け入れる…だからこそ、最後の初恋なんですね。現実に絶望し、あきらめの人生を送っていても、まだどこかでめぐり逢う“大人の恋”。

それを、ギアさまとダイアンの2人が演じるなんてうれしすぎ。共演は、ポールの息子マークにジェームズ・フランコ!ますますハンサムに磨きがかかった、フランコも大好き。「告発のとき」(07)にもほんのちょっと出てました。見逃しません!

他にスコット・グレンも共演。ストーリーもだけど、美男美女のキャストにも期待です!わくわく!
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待ちきれない!

2008-08-29 20:46:41 | 映画
今年も残す所、後4ヶ月。これから1年で一番いい季節、“秋”がやって来ます。芸術の秋、食欲の秋、運動の秋、旅行の秋、読書の秋…などなど。でも私はやっぱり、映画の秋、演劇の秋、絵画の秋ですね。

映画の予告編も、早くもお正月映画のものがはじまりました。その中の1本、これは見たい!すごく楽しみ!それが、「マンマ・ミーア!」(08)です!監督は、これが初監督のフィリダ・ロイド。脚本は、キャサリン・ジョンソン。

ここで、オリジナルのミュージカル・プレイを確認しておきましょう。1999年4月6日、ロンドン初演。キャサリン・ジョンソン作、フィリダ・ロイド演出、アンソニー・ヴァン・ラースト振付、マーク・トンプソン製作。ABBAのヒット曲22曲を使ってミュージカルにした作品。

ミュージカル用ではなく既存の曲を使ったというのは、映画「アクロス・ザ・ユニバース」(07)と共通ですね。ABBAは、70年代半ばから80年代初めにかけて活躍した、スウェーデン・ストックホルム出身のポップグループ。

メンバーは、アグネッタ・フォルツコグ(A)、ビョルン・ウルヴァース(B)、ベニー・アンダーソン(B)、フリーダ(アンニ・フリード)・リングスタッド(A)の4人。グループ名は、4人の頭文字から取ったそうです。

映画「マンマ・ミーア!」は、出演者の豪華さにクラクラしてしまいます。メリル・ストリープ 、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、アマンダ・セイフライド、ジュリー・ウォルターズ、ドミニク・クーパー、クリスティーン・バランスキー。

こんなすごいキャストで、あのミュージカルが見れるなんて!夢のよう~。今はまだ予告編だけだけど、オフィシャルサイトもお楽しみください。

2002年には劇団四季での舞台上演もあり、日本でも見ることができます。本当に楽しみ~!
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セイロン紅茶を飲みながら…

2008-08-28 21:26:27 | 展覧会
インド半島の南西に位置する、まるで涙粒のような形をした大きな島。かつて1972年まで“セイロン”と呼ばれ、以降“スリランカ”となった国。正式名は、スリランカ民主社会主義共和国。ややこしいですが、島の名前はセイロン島です。

首都はスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテで、かつての首都で最大都市は、コロンボ。国旗には剣を持つ黄色のライオンの姿があり、国の大半は仏教徒。このあたりはご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、やっぱり良く知らない“スリランカ”。

でもこの人なら、み~んな知っているかも!その人は、ウィッキーさん。アントン・ウィッキーさんは、1940年9月26日スリランカ出身。1979年から、NTVの『ズームイン!朝』の『ワンポイント英会話』でお馴染み。見てましたね~。

さて、なんでこんな話をしているかと言うと、上野の国立科学博物館・表慶館で開催の「特別展 スリランカ」の特別宣伝部長になったそうです。

光り輝く島と言う意味を持つ“スリランカ”。この国を紹介する展覧会は、日本初だそうです。来日するのは、仏像ヒンドゥー神像、仏具などの宗教芸術品や美しい宝石をあしらった宝飾品などなど約150点余り。また、スリランカの世界遺産もパネル展示されます。

聖地アヌラーダプラ(1982/文化遺産)  古代都市ポロンナルワ(1982/文化遺産)  古代都市シギリヤ(1982/文化遺産)  シンハラジャ森林保護区(1988/自然遺産)  聖地キャンディ(1988/文化遺産) ゴール旧市街とその要塞群(1988/文化遺産) ダンブッラの黄金寺院(1981/文化遺産) わくわく!

ほとんど知らないスリランカを、ぜひ見に行きましょう。ウィッキーさんもぜひ!と言っていますし。うふ。
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ああ、“コーラスライン”!

2008-08-27 21:49:35 | 映画
ああ、“コーラスライン”!マイケル・ベネットが生み出したこのミュージカルは、1975年4月15日オフブロードウェイの名門劇場パブリック・シアターで開幕しました。新作ミュージカルのコーラス(脇役)のオーディションに集まった、若きダンサーたちの熱い物語。

作品は大ヒットし、7月25日にはブロードウェイのシューバート劇場へ移行。1990年4月28日の千秋楽まで、15年間のロングラン記録を作り、合計6137公演を重ねました。ちなみに日本での公演は、劇団四季によって1979年9月24日初演で、今も上演される人気の舞台です。

ベネットが原案・振付・演出し、マーヴィン・ハムリッシュが音楽を担当したこの作品は、リチャード・アッテンボロー監督、マイケル・ダグラス主演で1985年映画化。大いに楽しみました。

舞台の方は、2006年10月5日ショーエンフェルド劇場でリバイバル上演されました。(09年8月17日閉幕予定)そして映画もやって来ます!それが、「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」(08)です。監督は「アイム・ノット・ゼア」(07)の製作者ジェームズ・D・スターンと、アダム・デル・デオの2人。

映画は、06年の舞台のオーディションの様子をドキュメンタリー映画にしています。90年の閉幕以来15年ぶりの上演に、物語そのままに役をGETするために集まったダンサーたち!3000人の応募者、合格するのはわずか19人。

最終選考までの8ヶ月間、映画はこの過酷なオーディションを私たちに見せてくれます。そのドラマチックさに感動、感動、ひたすら涙…。

舞台を生きる主人公たちは、マイク・コスタファローネ、ダン・カー、マギー・ウィンズロウ、コニー・ウォング、グレッグ・ガードナー、シーラ・ブライアント、ボビー(ロバート・チャールズ・ジョセフ・ヘンリー・ミルズ3世)、ビビ・ベイゼンハンマー、ジュディ・ターナー、リチー・ウォルターズ

アル(アラン)&クリスティン・デルーカ、ヴァレリー・クラーク、マーク・アントニー、ポール・サンマルコ、ディアナ・モラリス、そしてキャシーの17名。(残り2名は、開幕すぐに舞台を去ります)この名前を見て、持ち歌が浮かべばそれはもう!コーラスライン・マニア。この映画は、必見です!
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バトラーさんからの手紙

2008-08-24 21:39:09 | 映画
幸せの1ページ」(08)のバトラーさんは、海洋学者のジャックと主人公の作家アレクサンドラ・ローバー(ジョディ・フォスター)が生み出した、小説のヒーロー、アレックスの二役。二役は初めてのバトラーさんですが、こんなロマンチックな役も初めてかも。

「ドラキュリア」(00)「サラマンダー」(02)「トゥームレイダー2」「タイムライン」(03)「オペラ座の怪人」「Dearフランキー」(04)「300」(07)と主な出演作を見ていくと、やはり男くさい!

最新公開作は「P.S.アイラヴユー」(07)。セシリア・アハーン著の同名原作を「マディソン郡の橋」(95)や「フリーダム・ライターズ」(07)のリチャード・ラグラヴェネーズと、「ニューヨークの恋人」(01)のスティーヴン・ロジャースが脚本を担当。

最愛の夫との幸せな人生を信じていた、妻ホリー(ヒラリー・スワンク)。しかし、脳腫瘍で夫ジェリー(バトラー)を亡くしてします。突然の死、その現実を受け入れることができないホリーは、絶望に打ちひしがれます。

そんなホリーのもとに、カセットテープに吹き込まれた亡き夫からのメッセージが届きます。それからさまざまな形の手紙が届くように…。その手紙には消印がなく、差出人は亡き夫のジェリー。果たしてその手紙は誰が書いて、送っているのでしょう?

最愛の人を失った悲しみと、最愛の人に出会えたことの喜びを思うホリーは、友人や家族の愛によって支えられ、徐々に元気を取り戻していきます。そして、友人たちとジェリーの故郷アイルランドに旅立つのでした。

母パトリシアをキャシー・ベイツ、妹キアラをネりー・マッカイ、親友のデニースをリサ・クドロー、そしてシャロンをジーナ・ガーションが演じています。他にダニエル役にハリー・コニック・Jr、ウィリアム役にジェフリー・ディーン・モーガン。個性的なキャストが集まりました。

「ボーイズ・ドント・クライ」(99)でノミネート、「ミリオンダラー・ベイビー」(04)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したヒラリー・スワンク。個人的な好みはともかく、この映画は見ます!
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『合奏』が見たい!

2008-08-23 14:48:49 | 映画
東京都美術館で開催中の「フェルメール展」、これから行く予定です。この何日か、東京も涼しく感じる日が続き、展覧会にはぴったり!楽しみ。もうすぐ9月ですものね。

ところで、フェルメールは画家として活躍した画歴が22年しかないといわれています。さらに寡作な画家としても知られ、現存する作品はわずかに36点。(諸説あるようですが)他に記録にのみある作品が、10点あるとかないとか…。

主な作品は、『真珠の耳飾りの少女』『牛乳を注ぐ女』『手紙を書く女』『レースを編む女』『窓辺で手紙を読む若い女』『絵画芸術の寓意』『小路』『デルフト眺望』など、ファンの方にはおなじみの名前が並びます。

そんなフェルメール人気の中、すごく面白そうな映画がアメリカからやってきます。「消えたフェルメールを探して」(05)、実在の絵画探偵ハロルド・スミスの活躍を描いたドキュメンタリー映画です。

1990年3月18日深夜、ボストンのイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館に警察官を名乗る2人組が侵入。アメリカ美術品盗難史上最高額の5億ドル相当(当時)の美術品13点を強奪、逃走しました。

盗難品の中には、フェルメールの『合奏』、レンブラントの『ガラリヤの海の嵐』他、ドガ、マネの作品なども含まれていました。少女の頃『合奏』に出会い、感動したレベッカ・ドレイファス監督はハロルド・スミスに連絡し、彼の合意の下、撮影が始まったのです。

結論から言うと、13点の盗難品は現在も発見されていません。ガードナー美術館が、500万ドルの懸賞金をかけているにも関わらず…。調べてみると、フェルメールの作品はこの他にも盗難に遭っています。

1971年『恋文』、1974年2月『ギターを弾く女』、同4月『手紙を書く女と召使』の3点。いずれも無事(『恋文』は額縁の内側をナイフで切れていました)に回収されましたが、『合奏』だけは誰も見ることができないのです。

絵画探偵ハロルド・スミスの生涯をかけた犯人捜索をぜひ、見ましょう。
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宗教画は、お好き?

2008-08-21 21:51:40 | 展覧会
絵画がお好きな方、一番好きな画家は?ジャンルは?きっと、ひとつになんて決められないでしょうねぇ~。私もです。好きなジャンルのひとつに、宗教画があります。たぶん、あまり一般受けしないかも。

宗教画といっても、画家も色々。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ・ヴォナローティ、ラファエロ・サンツィオ、サンドロ・ボッティチェリ、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ、ティントレット、ヒエロニムス・ボス、ピーテル・ブリューゲル

コレッジョ、パルミジャニーノ、エル・グレコ、カラヴァッジョ、ルカ・ジョルダーノ、ディエゴ・ベラスケス、バルトロメ・ムリーリョ、ピーテル・パウル・ルーベンス、レンブラント・ファン・レイン、ヤーコブ・ヨルダーンス…、ああ~限がない。

ルネッサンス芸術、マニエリスム、バロック美術とたどっただけで、これだけの画家がいるんですもの。これ以上はちょっと勘弁していただくとして、“西洋絵画の父”と呼ばれた偉大なる画家、ジョット・ディ・ボンドーネ(1267年頃~1337年)をご存知でしょうか?

ジョットは、ゴシック美術後期のイタリアの画家、彫刻家、建築家。それまでの平面的で装飾を施した“ビザンチン絵画”の手法から、人物の感情表現、立体的な肉体を持つ人物像を描いた先駆者でもあります。また、3次元的な物語空間をも表現しました。

後のミケランジェロが手本とし、ダ・ヴィンチやゴッホ、マチスなどにも影響を及ぼしたとされています。アッシジのサン・フランチェスコ大聖堂とパドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂の壁画が代表作。特にサン・フランチェスコ大聖堂は、世界遺産に指定されているのです。

こんなジョットの展覧会が、開催されます。損保ジャパン東郷青児美術館での「西洋絵画の父 ジョットとその遺産展」です。日本ではまず見ることのないジョットの作品4点と、代表的な聖堂壁画の写真がパネル展示されます。

ジョットをご存知の方もそうでない方も、今から8世紀も前にこんな偉大な画家がいたことをぜひ知っていただきたいです。見に行きましょう。
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コロッサス!

2008-08-20 23:02:35 | DVD
最近のDVDは劇場公開されてすぐに発売されるので、お気に入りの映画を自分のものにできて、すごくうれしい。かつて見た映画も続々DVD化されて、ますますうれしい。

今月初め、大好きだった大昔の映画が“初DVD化”。うれしい!その映画は、「地球爆破作戦」(70)。“ユニバーサル・リクエストMOVIE 第1弾”の1本。ちなみの他に「1941」(79)「レーサー」(69)も。懐かしいです。

「地球爆破作戦」の監督は、ジョセフ・サージェント。「白熱」(73)「サブウェイ・パニック」(74)などの劇場映画の他、多くのTVMがあります。TVシリーズ「インベーダー」(67~68)や、オーソン・ウェルズの名前を知らしめた実際の出来事を描いた「アメリカを震撼させた夜」(75)が有名。

この作品は1938年、H・G・ウェルズの『宇宙戦争』をニュースラジオ・スタイルで放送し、本物と信じた市民がパニックを起こしたという“事件”を描いたもの。この作品もDVD化して欲しい!!

舞台は、米ソ冷戦時代。アメリカの科学者フォービン(エリック・ブレーデン)の開発した、学習能力を備えた巨大コンピュータ“コロッサス”。冷戦時代の国防を担う“コロッサス”は、やがて自我を持つように…。

そして自ら、ソ連の同型コンピュータ“ガーディアン”の存在を発見。お互いに交信、対話を始めます。世界平和のために人間の行動を抑制しようと、“ガーディアン”とのリンクを要求します。果たして、“コロッサス”と“ガーディアン”はどうなるのか?そして人類は?

今では当たり前のように、多くの人が活用しているコンピュータ。この映画の公開時には、コンピュータは大型で高価で軍などでしか存在していませんでした。後のSF映画に強い影響力を持ったこの作品は、今見ても絶対、名作!(注文しようっと!)

TV「原子力潜水艦シービュー号 (64~68)や「タイムトンネル」(66~67)にわくわくした私は、この映画が大好きでした。オリジナルが見れるなんて!ちなみに、ロン・ハワード監督でリメイクされます。こちらも楽しみ!
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加藤さん vs 畠中さん

2008-08-19 20:32:43 | 演劇
秋の加藤健一事務所公演は、音楽劇「詩人の恋」です。この作品は、03年06年と再演を繰り返している人気の舞台です。前作「レンド・ミー・ア・テナー」も、オペラをテーマにしていましたね。演じることが大好きな加藤さん、実は歌も大好き!?

何事にも全力で挑む加藤さんですから、常に進化しています。「レンド・ミー・ア・テナー」のオペラ曲も確かにうまくなって、迫力がありました♪それに気持ち良さそうに歌っているのがよくわかります。安心して聞いていられるのは、セリフと同じ。

「詩人の恋」はジョン・マランス作、小田島恒志訳。訳詩は岩谷時子、演出は久世龍之介という見応えのある作品。受賞歴も素晴らしい!
平成15年度芸術選奨 演劇部門 文部科学大臣賞…加藤健一
第3回 朝日舞台芸術賞…加藤健一事務所   などなど多数。

ウィーンの声楽家マシュカン教授(加藤健一)の元に、かつて神童と呼ばれた若きピアニスト、スティーブン(畠中洋)がやって来ます。ピアニストとして、壁にぶつかってしまった彼は、ピアノが弾けなくなってしまったのです。

彼はクラシック伴奏者に転向しようと、そのためのレッスンを受けにやって来たのですが…。お互いの性格に反発し合いながら、やがて2人の心が通い合うようになっていく物語。そのテーマとなるのが、シューマンの連作歌曲“詩人の恋”。

果たしてこの選曲の意味は?たった2人のセリフのやり取り、ドイツ語で歌う“詩人の恋”。すでにご覧になった方も、未見の方もじっくり見れるチャンス。お勧め!

ところで、畠中さんの出演作品で私のお気に入りは、1996年12月アートスフィアで上演された「太陽が死んだ日」。ピーター・シェファー作、テリー・ハンズ演出のこの作品は、スペイン人によるペルー侵略の物語。

根津甚八演じるフランシスコ・ピサロと、畠山洋演じるインカ帝国の王アタウアルパの演技が素晴らしかった~!特に畠中さんの黄金の衣装に包まれた、独自のカリスマ性にクラクラしましたっけ。(また見たい!)そう、畠中さんはすごいんです。加藤さんの相手に不足はない(!?)んです。
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Newマカヴォイさん

2008-08-17 19:37:22 | 映画
ダークナイト」(08)のヒースに思わず、涙しました。素晴らしい演技を残したヒースを、批評の中には『死を予感したかのような…』とか『燃え尽きたような…』とかこれは結果論で、ヒースは決して死ぬつもりではなかったはず。

「ダークナイト」の成功は、確かにヒース演じるジョーカーの演技と確信します。主役のクリスチャン・ベールもゲイリー・オールドマンも、アーロン・エッカートもみんな最高でした。監督もファンも大満足。エンドクレジットの“ヒースに捧ぐ”の文字がつらかったです。

ところで“ダークナイトの呪い”って?ヒースと並んで名前のあった人は、クルーだそうです。さらに今月3日夜、ルーシャス・フォックス役のモーガン・フリーマンがミシシッピ州チャールストンの自宅近くの高速道路で、車が数度回転する事故に遭いました。

一時重体説も流れましたが、左腕と左手の神経をつなげる手術に約4時間半かかったものの順調に回復し、今頃は退院しているかも。呪いなんて!そのフリーマンが出演した「WANTED」(08)が、公開。監督は、「ナイト・ウォッチ」(04)「デイ・ウォッチ」(06)のティムール・ベクマンベトフ。

人生の何もかもがうまくいかないと感じている、ウェスリー(ジェームズ・マカヴォイ)。単調な仕事、理不尽な上司に怒鳴られる毎日、ガールフレンドは親友と浮気…。何かが足りない。そんなある時、謎の美女フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)と出会います。

彼女は、ウェスリーが“フラタニティ”の王位継承者だと伝えます。“フラタニティ”、それはギリシャ神話の時代から、神に代わって“運命の意思”を実践して来た秘密の暗殺組織。実は、ウェスリーの父も組織のメンバーで最近殺されたばかりだったのです。

その時から、最低なウェスリーの生活は一変。“組織”での暗殺者になるための訓練が開始!マーク・ミラー原作のグラフィックノベルの映画化。他の出演はテレンス・スタンプ、トーマス・クレッチマン、デヴィッド・オハラ。

ロシアの映像作家ベクマンベトフのまったく新しい映像世界。めくるめく最先端ビジュアルワールドが、私たちを待っています。新しいマカヴォイさんにも会える!
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