だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

乗客を守る機長と謎の犯罪者

2023-09-29 15:29:40 | 映画
俳優であり、歌手やバンドのメンバーという人は意外と多く、レバノン出身でカナダのトロント育ちのキアヌ・リーヴスは、カナダのロックバンド…

“ドッグスター”のベーシスト。来日公演もあり。ジョニー・デップもアリス・クーパーやジョー・ペリーとロックバンド“ハリウッド・ヴァンパイアーズ”を結成。

そうなんだ。ところがアンドリュー・ロイド=ウェバーのミュージカルの映画化、ジョエル・シューマカー監督「オペラ座の怪人」(04)で…

ファントムを演じ、素晴らしい歌声を披露したジェラルド・バトラーは学生時代にロックバンドのヴォーカルだったそうですが…

正式なレッスン経験はなし。法律を学び、弁護士事務所に就職したバトラーさんは、今ではアクション映画に多く出演し、ハードな役柄がお似合い。

「ジオストーム」(17)、「エンド・オブ・ステイツ」(19)、「グリーンランド 地球最後の2日間」(20)、「炎のデス・ポリス」(21)、

「カンダハル 突破せよ」(22)に続く最新作もアクションです。ジャン=フランソワ・リシェ監督「ロスト・フライト」(23)が、それ。

落雷でコントロールを失った航空機ブレイザー119便は、フィリピンのホロ島に不時着。奇跡的に助かった機長のブロディ・トランス(ジェラルド・バトラー)と…

乗客、乗務員たち17名。しかし、そこは反政府ゲリラが支配する無法地帯で、乗客たちは人質に取られてしまいます。ゲリラたちが迫る中…

機長は、移送中の犯罪者ルイス・ガスパール(マイク・コルター)と手を組むことに。果たして?トニー・ゴールドウィン共演。楽しみ。
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都会と田舎。住みたいのはどっち?

2023-09-28 17:07:54 | 映画
ドゥニ・メノーシェのことを調べていたら、ウィキペディアで『仏の日刊紙リベラシオンは、彼のことをリノ・ヴァンチュラのような体格と…

ジャン・ギャバンのような存在感』と評していると書いてありました。なるほど。「冒険者たち」(67)や「バラキ」(72)など、イタリア出身の…

リノ・ヴァンチュラ。「地下室のメロディー」(63)や「暗黒街のふたり」(73)などのフランス人俳優ジャン・ギャバン。ご存知?

1976年9月18日フランス出身のメノーシェは、いつの間にか気になる俳優に。結構見てます。「イングロリアス・バスターズ」(09)、

「危険なプロット」(12)、「疑惑のチャンピオン」(15)、「アサシン クリード」(16)、「ジュリアン」(17)、「エンテベ空港の7日間」(18)、

「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」(19)、「悪なき殺人」(19)、「苦い涙」(22)など。最新作も見ます。「おもかげ」(19)の…

ロドリゴ・ソロゴイェン監督「理想郷」(22)です。フランス人夫婦アントワーヌ(ドゥニ・メノーシェ)とオルガ(マリナ・フォイス)は…

都会からスペインの山岳地帯ガリシア地方の小さな村に移住します。ところが、予想に反し村人たちは慢性的な貧困問題を抱えていました。

隣人の兄弟は新参者の夫婦を嫌い、彼らへの嫌がらせをエスカレートさせます。そんな中、村に利益をもたらす風力発電のプロジェクトを巡り…

夫婦と村人の意見が対立します。果たして?スペインで実際に起きた事件を基にした本作は、昨年の東京国際映画祭グランプリ、監督賞、男優賞受賞作。
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暗殺事件から60年の新証言

2023-09-26 20:50:59 | 映画
ニューヨーク出身のオリヴァー・ストーン監督は、社会派監督として多くの問題に挑み、映画やドキュメンタリー映画を発表しています。

アカデミー賞でも「ミッドナイト・エクスプレス」(78)で脚本賞、「プラトーン」(86)と「7月4日に生まれて」(89)で…

監督賞を受賞しています。「サルバドル/遥かなる日々」(86)と「プラトーン」、「7月4日に生まれて」、「ニクソン」(95)でも…

脚本賞にノミネート。残念なのは「JFK」(91)では、監督賞と脚本賞にノミネートされましたが惜しくも受賞は逃しました。

1963年11月22日、テキサス州ダラスでのジョン・F・ケネディ大統領暗殺の謎を追います。ニューオリンズの地方検事ジム・ギャリンソン著…

『JFK/ケネディ暗殺犯を追え!』などが原作。ギャリソン役はケヴィン・コスナーで、事件の経緯や背景をより深く知ることができます。

もちろん、それらは監督の解釈も…。暗殺事件に関する機密資料は2039年まで非公開。映画公開の翌92年には、新たな法案が可決して…

膨大な文書が機密解除されます。しかし、真相はわからないまま年月は流れ…。そんな中「JFK/新証言 知られざる陰謀」(21)が公開されます。

新たに解禁された数百万ページの文書の中から、重要な発見を再検証。事件の目撃者や関係者へのインタビューから新証言を掘り下げます。果たして?

ナレーションは、ウーピー・ゴールドバーグとドナルド・サザーランド。彼は「JFK」でX大佐役で出演。あれからもう32年。知りたい。
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パリ同時多発テロ事件の後で…

2023-09-25 21:02:40 | 映画
2015年11月13日、フランスのパリ市街と郊外のサン=ドニ地区の商業施設で、同時多発テロが発生しました。パリ同時多発テロ事件です。

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件は、2977人が死亡、2万5千人以上が負傷し世界中に大きな衝撃を与えましたが…

その後もテロ事件は世界中で起きていました。パリのテロ事件では、ISILのグループ犯のよる銃撃及び爆発によって、130人が死亡。

負傷者は300人以上だったそうです。キリアン・リートホーフ脚本、監督「ぼくは君たちを憎まないことにした」(22)は…

実体験を原作にした世界的ベストセラーを映画化。2015年11月13日の朝。ジャーナリストのアントワーヌ・レリス(ピエール・ドゥラドンシャン)は…

幼い息子メルヴィル(ゾーエ・イオリオ)と、仕事へ急ぐ妻のエレーヌ(カメリア・ジョルダーナ)を送り出します。しかしその夜のこと。

パリで同時多発テロが発生、エレーヌもテロに巻き込まれ、亡くなってしまいます。誰とも悲しみを共有できない苦しみ、生後17ヶ月の息子の…

育児への不安。アントワーヌはテロリストへ向けてメッセージを書き始めるのでした。果たして?そう言えば、9.11で父親を亡くした少年の…

喪失と再生を描いた「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(11)という映画もありました。スティーヴン・ダルドリー監督、

トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン主演。また見たくなりました。2作とも原作があり、タイトルの長さが注目です。
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静物画の中のゴッホ

2023-09-23 21:39:33 | 展覧会
SOMPO美術館の秋の展覧会は、「ゴッホと静物画 伝統から革新へ」です。損保ジャパン本社ビルの隣接地に2020年、新しくオープンし…

名前もシンプルにカッコよくなりました。それまでの“東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館”は、長かった。美術館には300点以上の…

収蔵品があり、中でもゴッホ作『ひまわり』(1888年)は有名。他にもゴーギャン作『アリスカンの並木路、アルル』(1888年)、

セザンヌ作『りんごとナプキン』(1879~80年)、ルノワール作『帽子の娘』(1910年)なども見ることができます。

本展のみどころは、3つ。国内外25か所から出展される全69点の作品のうち、25点がゴッホの油彩画です。そしてゴッホと言えば…

『ひまわり』や『アイリス』(1890年)のような静物画。さらにクラウス、ドラクロワ、マネ、モネ、ピサロ、ルノワール、ゴーギャン、

セザンヌ、ヴラマンク、シャガールなどの画家たちの静物画も展示されます。まずはゴッホ。『靴』(1886年)、『髑髏』(1887年)、

『青い花瓶にいけた花』(1887年)、『皿とタマネギのある静物』(1889年)。ゴーギャン作『ばらと彫刻のある静物』(1889年)、

モーリス・ド・ヴラマンク作『花瓶の花』(1905~06年)、エドゥアール・マネ作『白いシャクヤクとその他の花のある静物』(1880年頃)、

エドゥアール・ヴュイヤール作『アネモネ』(1906年)など。ゴッホも静物画も花も大好き!ゴッホの『アイリス』は特に。ぜひ。
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内部告発者の闘い

2023-09-22 17:27:15 | 映画
内部告発を描いた映画は多数ありますが、実際の話。告発者は告発された企業や人物などからの報復が怖いだろうなと、いつも感じています。

今は告発者を守る法律などがあるので、だいぶ違うのかも。アメリカの証人保護プログラムは、数多くの映画やTVドラマで描かれてます。

キャロリーヌ・ミシェル=アギーレ原作、ジャン=ポール・サロメ監督「私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?」(22)も…

内部告発を描いたフランス映画で、実話を基にした社会派サスペンス。主演のイザベル・ユペールは「ゴッドマザー」(19未)で監督と組んでいます。

世界最大の原子力企業アレバ社のフランス民主労働組合代表を務めるモーリーン・カーニー(イザベル・ユペール)。彼女は、技術移転を巡る…

中国との交渉を知り、会社や従業員5万人の雇用を守るため、内部告発に踏み切ります。すると自宅で何者かに襲われるのでした。

さらに権力側から、事件が自作自演だと自白するように強要されます。理不尽な圧力に苦しみながら、屈することなく立ち向かうモーリーン。

政府の閣僚や企業のトップを相手に、無罪を勝ち取るまでを描きます。果たして?共演は「デリシュ!」(20)のグレゴリー・ガドゥボワ、

「コリーニ事件」(19)のアレクサンドラ・マリア・ララ、「エッフェル塔 創造者の愛」(21)のピエール・ドゥラドンシャン、

「ふたりのマエストロ」(22)のイヴァン・アタル。イザベル・ユペールは70歳の現在も美しく、この後も主演作が続きます。楽しみ。
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暗殺者のルール

2023-09-20 20:49:07 | 映画
Netflixでは、動画配信の前に劇場公開する場合があります。映画館の大きなスクリーンで見たい映画ファンにはうれしいですね。

ウォルター・ヒル監督、シルヴェスター・スタローン主演「バレット」(12)の原作者マッツの小説を映画化した「ザ・キラー」(23)です。

「バレット」のスタローンは元海兵隊員で殺し屋。成り行きで彼と組むことになる刑事役は「ワイルド・スピード」シリーズのハン役で…

お馴染みのサン・カン。ジェイソン・モモア共演。マッツこと、アレックス・ノラン&リュック・ジャカモンによるフランスのグラフィックノベル…

『The Killer』が原作で、監督は「セブン」(95)、「ファイト・クラブ」(99)、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(08)、

「ソーシャル・ネットワーク」(10)、「ドラゴン・タトゥーの女」(11)、「ゴーン・ガール」(14)などのデヴィッド・フィンチャー。

これまで数々の殺しを請け負って来たある暗殺者(マイケル・ファスベンダー)。どんな時も冷静沈着で計画通りに淡々とスマートに仕事を遂行。

しかし、彼はひょんなことから岐路に立たされます。そして依頼主や自分のルールに抗いながら、世界を舞台に追跡劇を繰り広げることに…。

果たして?そのルールをつぶやきながら、物語は進行します。計画に従え。誰も信じるな。感情は忘れろ。予期しろ。思いつきで動くな。

勝てる勝負だけ戦え。感情は弱さだ。弱さは脆さだ。共演はアーリス・ハワード、チャールズ・パーネル、ティルダ・スウィントン。
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病的な自己顕示欲の果て

2023-09-19 21:15:30 | 映画
ノルウェーのホラー映画には、時に心底怖い作品があります。別に恐ろしい怪物や殺人鬼が出ていなくても、ゾッとする恐ろしさを描いています。

デンマークのラース・フォン・トリアー監督の遠縁で、ノルウェーで活動するヨアキム・トリアー監督「テルマ」(17)もそんな作品。

信心深い両親に育てられたテルマは、大学生となり田舎町を出てオスロで1人暮らしを始めます。ある日、原因不明の発作に襲われ…

それを機に周囲で不可解な出来事が続発。テレパシー、サイコキネシス、パイロキネシス。いったい何が?つい最近公開されたのが…

「テルマ」で共同脚本を務めたエスキル・フォクト監督「イノセンツ」(21)。ノルウェー発サイキック・スリラー。9歳の少女を中心に…

4人の子供たちの不思議な能力と残虐性を描いています。今度の主人公はスマホ時代を象徴する若い女性。クリストファー・ボルグリ脚本、監督…

シック・オブ・マイセルフ」(22)。ノルウェーの首都オスロ。人生に行き詰まっているシグネ(クリスティン・クヤトゥ・ソープ)は…

長年、競争関係にあった恋人トマス(エイリック・セザー)が、アーティストとして脚光を浴び、激しい嫉妬心と焦燥感に苛まれます。

シグネは注目される“自分らしさ”を手に入れるため、ある違法薬物に手を出してしまいます。薬の副作用で入院し、恋人からの関心は得るのですが…。

シグネの欲望はエスカレートして、恐ろしい姿に。果たして?クリストファー・ボルグリ監督の次回作はアリ・アスター製作、ニック主演ですって!
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キャプテン・マーベルと新米ヒーローたち

2023-09-18 21:34:42 | 映画
“マーベル・シネマティック・ユニバース”をご存じでしょうか?略して“MCU”と言います。マーベル・コミックを原作とした…

スーパーヒーローたちが活躍する映画作品、さらに互いにヒーローたち、物語がクロスオーバーする映画作品を言います。すでにたくさんの…

映画が制作、公開されています。もう、ヒーローがいっぱい!「アベンジャーズ」(12)を例に挙げれば、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、

ハルク、ソー、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ロキが出演。スパイダーマン、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、アントマン、

ドクター・ストレンジ、ブラックパンサーなど、誰がどこに出てたかちょっと…。見てる時は楽しいけど。アンナ・ボーデン&ライアン・フレック監督…

「キャプテン・マーベル」(19)は、アベンジャーズ誕生前の1990年代。過去の記憶を失い、代わりに強大なパワーを手にした女性が…

S.H.I.E.L.D.のニック・フューリーと出会い、自らの記憶の謎に立ち向かうというお話。その続編が、ニア・ダコスタ監督…

マーベルズ」(23)です。ヒーロー不在の惑星を守るため、宇宙で活動するキャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)。

そんな彼女を“破壊者”と呼ぶ謎の敵が出現。若いミズ・マーベル(イマン・ヴェラ―ニ)とモニカ・ランボー(テヨナ・パリス)と3人で…

トリオを結成。協力して新たな脅威に立ち向かうのでした。果たして?ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)も出ます。はい。
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『宇宙探索』編集部の熱い想い

2023-09-16 21:29:42 | 映画
中国とUFO雑誌?なんだか似合わない?そんなことありません。だってUFOは世界中を飛んでいるわけだし、宇宙人を信じる人も…

世界中にいます。さらにUFO雑誌だって、世界中にあるはず。なので中国にもありました。1990年代に人気を誇った実在のUFO雑誌…

『飛碟探索』は、1951年に設立した甘粛人民出版社(かんしゅくじんみん)が出版していた雑誌だそう。この『飛碟探索』をモデルにした…

映画の登場です。コン・ダーシャン脚本、監督「宇宙探索編集部」(21)。監督は日本初お目見え。映画大学卒業制作作品なんだそうです。

本作はアジア各地の映画祭で話題を集め、日本では劇場公開です。30年前の宇宙ブームも去り、かつてメディアにもてはやされ…

世間の注目を集めていた科学雑誌『宇宙探索』は、廃刊の危機に頻していました。そんなある日、編集長のタン(ヤン・ハオユー)は…

中国西部の村で、宇宙人の仕業と思われる不思議な現象が起きたという情報をつかみます。タンは雑誌の起死回生を図るべく…

一癖も二癖もある編集部員や外部の仲間たちを連れて、現地へ調査に向かうことに。そこで彼らを待ち受けていたのは?

予想と人智を遥かに超えた出来事だったのです。人に何を言われようと、バカにされようと、夢を信じて進む宇宙探索編集部!

果たして?感動と爆笑の胸アツ奇想天外ロードムービー!このフレーズを見て、UFOなどスーパーナチュラルな世界のファンはぜひ!
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